吉田美保子の some ori ノート

なずさま物語3

2022.07.20

なずさまのONLY ONLY 物語の3話目です。

前回は、5月の連休中に、なずさまが我が家にお越しくださって、色を決めたところまででした。

その後、デザインを整理して図面を作り直し、本数を割り出し、メインとなる色をごく一部だけ染めました。全部染めてしまう前の段階で、なずさまにお見せし、お互いに合意の上、次に進みたかったからです。

なずさま、2度目の来訪。満を持してのお出迎え。7月初旬のことでした。
私は、苔のこともにわか勉強。なずさまが求める苔色とは、若草色とどう違うか分かりたくて。多分、湿度や重さが違うのだろうな。

2ヶ月ぶりのなずさま、そよ風のように登場。暑い頃だったけど、その日はそれほどでもなく、お迎えする方としては安堵でした。

世間話もそこそこに、なずさまによって、準備していた糸は、どんどん選別され決定されていきました。

やっぱ、実物を目の前にすると進みますね。概念論や抽象論でなく、これから織られ、着物となる、実物の糸が目の前にあるので進みます。

この時のこと、動画でしゃべってます。4分30秒です。よかったら見てね。

 

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