吉田美保子の some ori ノート

そもそも

2013.07.12

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森先生のお弟子さんのお着物をお作りするお話のそもそもは、10周年のご挨拶状でした。
私はこの5月、設立10周年を迎えました。織りを始めてからは、20年です。そのご挨拶のお手紙をお付き合いいただいている方々へお送りしました。その手紙に応えて、ありがたい、あたたかいメッセージを送ってくださった方のお一人が、森先生だったのです!
こっそり引用しちゃいます。森先生、佐藤さん、勝手にごめんなさい。感動のお便りだったので、皆様と分かち合いたく、、、お願いします。
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吉田さん 10周年おめでとうございます。
そうですか、もう20年と10年ですか、モノ作りもなかなか大変で、それでいてこれほど楽しいことはなくて、つくづく幸せを感じる時もあるのです。
10年のご挨拶をいただき嬉しく思っています。
そこでお願いですが、着尺を1本織っていただけないでしょうか。
着る人は弟子の「佐藤未知」です。
希望の色があるのです。
「黄色」のベースに「白」と「綺麗な緑」で配色して欲しいのです。
この場合 好みの色を色見本としてそちらに送りたいのですが・・・・
こんな注文の仕方でもいいですか。
よろしくお願いいたします。
織りの道に入って20年、開業10周年、おめでとうございます。
これからも精力的にご活躍ください。
アトリエ 森 繍
森 康次
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このメールを開けたときの、私のビックリ、口あんぐりを想像してみてください。わあ、森先生だ!メール下さっただけでも、感謝感激なのに、なんとご注文。え?え?えええっーーー!って感じです。
ちょっと落ち着いて、森先生のホームページをじっくり拝見しました。
例えば、この「質問や疑問に答えて」のページ。森先生のお人柄、創作に対する真摯な思い、次につなげよう、育てようと実践なさってること、すごく響きました。
ああ、森先生、刺繍やご自分のお弟子さんのみならず、着物世界全般や、溺れそうになりながらアップアップでやっている私などまで、お心を掛けてくださって、なんとありがたいことだろう。私、しっかりがんばれよと、心に誓いました。

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