吉田美保子の some ori ノート

森繍さま、進む

2013.08.01

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アトリエ森繍さまからの、ご注文、ジリッジリッと進んでいます。
上の写真は、綜絖通しをしているところ。さすが、きれいな糸だなあ。色もニュートラルな白。よかったと思う。
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緯糸にする糸もやってきました。こちらも、国産蚕の生繭座繰り糸です。少々太目。緯を目立たさせるためと、しっかり打ち込むために頼りがいのある糸を選びました。
この糸と、経糸と同じ、ぐんま200の生繭座繰り糸(少々縒りが甘め)(こちらは細いです)をまぜて使いたいと計画してます。場合によっては、真綿紬の細目に生糸が絡んだ糸も少々まぜるか?
きれいな布を織りたいのだけど、風合いの良さ、気持ちよさ、丈夫さ、、、、
試し織りまでいかないと決定できません。
森康次先生から、着るものは「美しく力強いもの」でなくてはと、お言葉いただいてます。
着る人を守る鎧であること。御意です。肝に銘じます。
佐藤さんを、外側からも、内側からも守る着物。そうありたいなあ。
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緯糸の染めの試しです。まず絹の布でやってみます。いきなり糸だと怖いです。
とは言っても、布と糸も違うし、見本の色を染めるのでなく、織り上がり、お召しになった時にその色になるようにってのがミソなので、考えつつ悩みつつ、進めます。
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こちらは緑の方。うーむ、悩みは深いわ。

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