吉田美保子の some ori ノート

コマラさんと、ロニーさん

2013.09.16

写真.JPG
先日のことだけど、ビンハウス展の初日に、沼袋のシルクラブさんに行ってきた。この日だけ、インドネシアから、ジョセフィーヌ・ビン・コマラさんが来日されるとご連絡いただいたから。
今回の展示会、コマラさんのご主人の、ロニー・シスワンディさんの追悼と言うことで、コマラさんにひとことお悔やみ伝えたかった。
10年以上ぶりのコマラさん、深いまなざしは変わらないね。I am so sorry. って伝えられてよかった。
ロニーのこと、いろいろ思い出した。
私は勤めていた会社の関係で、けっこうご縁があったんだ。ここにちょっと書いてる。ロニーが来日したとき、染料が欲しいと言うから、藍熊染料さんにお連れしたな。私がちょっと値切ったら感心された。
シルクラブさんには、いろんな方が見えてて、私のもとのボスの今井さんご一家とも久しぶりにお会いできた。
今井夫人の紅子さんと話した。
「ロニーがゆうどに来た時、紅子さん、着物でいらしたでしょう。ロニーがすごくうれしそうな顔したのよく覚えてます。」
「そうそう、今着てるこれ、あのときのこと覚えてて、ロニーが着物の上に着るようにって作ってくれたの」
紅子さんは、きれいな紫の、道行きのようにも使える、軽いコートを羽織ってらした。
私は、あの時、人にウェルカムの気持ちや敬意を表すのに、丁寧に着物を着るってことを覚えた。
元の職場のゆうどに対する感謝も伝えられてよかったな。私が辞めたときは、まだ仕事も多かったから、せっかく育てた社員が抜けたのは、一年も前に申し出たにせよ、今思えば申し訳なかった。
今回のこの場も、ロニーが作ってくれたね。
コマラさんが、地下の会場に、ロニーの写真を持ってくるように言ったのと、今井さんが、ロニーとの思い出のデカンショ節をうなったのもよかった。
ビンハウス展は、シルクラブにて、9月20日(金)まで。
写真は、うちの近所。夜の散歩より。

カテゴリー