吉田美保子の some ori ノート

色の提案

2013.10.04

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めとさま、今回のお着物のテクスチャーに関しては、ほっこり系をお望みとのこと。うん、それがお似合いになりそう。やっぱ、自分のことをよく分かった方だ。
ほっこり加減は考える余地ありだが、それは糸の太細で決まるので、大きくは決定と言っていいだろう。さあそれでは、色をおさえたい。
先日お会いしたときは、私の過去作品の写真を元に話すことが多かった。写真やモニター越しでは、つかみきれないことや、思い込みですれ違ってしまうこともある。私も舌足らずで説明べたなので、実物を提示して話を進めたいタイプだ。
それで、手持ちの絹糸からめとさまに合いそうなものをピックアップして、台紙に巻いて、郵送して現物を見ていただくことにした。(上の写真)
全部で23種類。可視化は大事やなあ。具体化しやすい。と自分でも思った。
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23種類のうちから、めとさまのお着物に合いそうなものをピックアップして、3案に絞った。
上は第一案。もみじのような赤を基調に大きな格子はどうだろう?
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これが第二案。これは山桜の印象。めとさまは、きれいなふんわりした色も似合われる。
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これが第三案。紅紫のこっくりとしたお着物。
これらを封筒にいれ、切手をはり、さあ、あんたたち、全権大使よ。いってらっしゃい!行って、めとさまと対話してきて。
と、投函したのでした。
(お送りした糸をそのまま今回のお着物に使うってことではありません。これらはあくまで見本で、本番では最適な糸に染め直します)

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