吉田美保子の some ori ノート

フォトショップの講座

2013.11.09

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この秋は、フォトショップのクラスを受講しています。講座名は「羽織の裏地ーデジタルの布地作り」。
デジタルで布を作るというのにひかれました。いつも、「これでもかっ!」ってくらいの手作業で布作りをしていますので。
デジタルでものを作ること、手で作ること、いったい何が違うのか?
で、発見したことは、手で作った方が(「体動かした方が」とも言い換えられますが、)すっきりします。ある種、諦観もあります。「やるだけやった、やり切った」と言える。
デジタルだと、際限なく、いくらでもやれるんだなあ〜。やっぱ、やればやるだけ面白くもなるし。フラストレーションはたまりますな。もっともっとを望んでるのに、スキルがついて行かない。「よっしゃ!来たぜ」って感覚はあります。これは、手でやってても一緒ですね。
手で布を作ることを仕事としていますが、何より大事は、手を使うってことじゃなくて、いいものを作ること。その方法が自分の手なんだよね、今のとこ。まあ、たぶん、これからも。ただ、固定化せず、外界から取り入れられるもの、どんどん入れて、ボーダーレスな手仕事を目指したいのだよなあ。
写真は、作業中の私の羽裏。講座内の時間ではとても間に合わないので、おうちでせっせと進めてます。まだまだー!
イメージソースに使わせてもらったのは、アーティストのルイーズ・ブルジョアのタブローです。ルイーズ・ブルジョアって、彫刻家とカテゴライズされるし、有名なのは、六本木ヒルズの巨大な蜘蛛のオブジェだと思うけど、平面もいいのだ。大尊敬。

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