吉田美保子の some ori ノート

朋百香さまと、善林さんのメール

2017.10.06

朋百香さま、私のメールにすぐにご返信くださいまして、もう一歩進んでご希望を伝えてくださいました。

要約すると、

・鞄の持ち手は、もっと柔らかい革がいい。革の色はヌメ革の色がいい。
・持ち手は布より革の方が断然カッコイイと思う。
・大きい方の鞄のサイズをもう少し、小さくすることは可能? 
・鞄の生地は八寸帯地がいい。
・一番の希望は重くないこと。布バッグで裏地がシッカリし過ぎていて重くて失敗した経験がある。

いただいたメールを元に、善林さんに相談メールをする私。

善林さんも、まず、公開してからすぐに反応いただけたことに、驚きと感謝の念を隠せず、、。そうなのだよなあ、、一生懸命やったことに、すぐ反応いただけるというのは、何ものにも代えがたい喜びがあるよね。生きてる手応えというか、、。

お返事としては、

・大きさの変更、革持ち手の素材変更、もちろんオッケー。ヌメ革だと薄くしても硬いので、色つきの革になる可能性高い(黒や茶)。
・織布を見て革素材を決めるので、組み合わせは任せていただきたい。
・薄い革を二枚あわせで袋縫いにして、ふかっと作ってもまた面白いかも。
・鞄自体の重さは、多分市販の布トートよりはかなり軽いと思う。

重さについては、善林さん、「荷物を運ぶ為に鞄があるのに、何故市販の鞄は鞄自体が重いのだ?」と疑問に思ってきたそう。善林さんが作られる鞄は持ってみての軽さに、驚かれることが多いのですって。
ちなみに善林さんは、もともと高級婦人帽子の作家さんで、帽子って1gでも軽くが身上なのだそうで、軽さの追求は元から突き詰めてらっしゃるのですね。
「鞄は力学構造上、芯使用を皆無という訳にもいかないので、最低限は入れ、成り立つギリギリを探る感じ。」とも書かれてました。

うーん、同じだわ。きものや帯も「軽く」ってのが求められます。布を織る時も、「軽くて、丈夫で、布が裂けない、ギリギリ成り立つ、かつ、風あいがいい」、糸選び、糸使い、打ち込みが必要です。ものづくりで求められること、共通点ある。

*画像は善林さんのインスタからお借りしました。持ち手の革、いろいろあるなあ。

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