吉田美保子の some ori ノート

大木道代さんの染織展に行きました

2017.10.15

染織家の大木道代さんの、展覧会に出かけました。

そぼ降る雨の中、電車を石川町で降りて、いかにも古き良き横浜って感じの山手の急勾配の坂をぽくぽく登りながら、この道の先で本当にいいのかなと思った頃、そのギャラリーはありました。

あ!大木さん、お久しぶり!

自作の着物と帯をお召しの大木さん。着物姿を拝見するのは初めてでしたけど、とても自然で彼女らしかったです。

お作品は、絹糸を草木染めで染めて、織っていらっしゃるのだけど、きちんとした仕事を淡々と積み上げた、気持ちの良いものでした。こういうのが一番いいのよねって思った。普通そうだから着やすいし、よく見ると決して普通じゃないのです。縞の入れ方や絣にちょっとした工夫がしてあって、心にくいのです。

大木さんは、昨今、近しくしていただいている織り仲間です。織り続けるには、横のつながりもとても大事で、それ深め合ってます。って、私は教えていただいてばっかりで、恐縮しきり。大木さんの実力、たいしたもんです。

*会場は小さいながらも、モダンなギャラリーでした。写真は1階から2階を見上げて。

*大木道代染織展は、石川町のアートギャラリーATHLE での開催ですが、今日が最終日でした。

 

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