吉田美保子の some ori ノート

思い出のショール

2014.09.25

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すてきなことがありました。我が家を訪ねてくださった方が、私のショールを巻いてくださってました。それが、すっごくお似合いで、ビックリ、ドキドキしました。
このショールをお求めいただいた時のことはよく覚えています。けっこうビビッドな色使いと柄のこの一枚を選んでくださったことに、ちょっと意外な感じも受けました。というのは、このお方、とても清楚で、フェミニンな方なのです。身につけるものも、おとなしいタイプのものがお好きなのかなと思っていたものですから、、、
これ、私としても、チャレンジの一品なのでした。糸はものすごくいいのを使ってます。入手困難な太目の赤城の節糸なんだよ。染めは、ブラッシングカラーズなのですが、実はブラシ(刷毛)ではなくて、ドロッピングで染めてます。経糸を張って、調合した染料を、ぶんぶん振り回して、夢中でドロッピングしています。ジャクソン・ポロック、憑依してる???
そうやって作った作品で、実はこれ、一枚きり。連作ではないのです。
どうしてるかなって気にしてましたら、目の前に現れて、ものすっごくカッコよく使いこなしてくださっているものですから、舞い上がってしまいました。大事に愛用いただいているのが、ヒシヒシ伝わって来ました。ありがとうございます!
ガーン。しししまった、、、、巻いてくださってる所、写真撮らせていただけばよかった。ヨシダ、一生の不覚、、、
この写真は、カメラマン武藤奈緒美さん撮影です。

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