吉田美保子の some ori ノート

織りあがった

2014.12.25

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もまさまの帯、織り上がりました。ほう。ほっとした。
早速、蒸しと水元。そして張ります。写真が、張ってるところ。部屋の端から端までを使って、伸子(しんし)でピン!
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このあと、湯のしです。湯のしで、反物に蒸気をあてると、絹にツヤが出て、繊維が整うのです。
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もまさまの ONLY ONLY。いつもと違う、ひとつのこと。
通常は、湯のしから帰ってきた状態でお納めします。つまり、仕立ててない、反物の状態でってことです。お仕立てはお客様にお任せしてました。不親切だなと思いながらも、どうしていいか分からず、、、、仕立屋さんの紹介まではしてましたが、、、、。
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今回は、もまさまのご依頼で、もまさま懇意の仕立屋さんに私からお送りして、そこから仕立て上がりを、もまさまにお送りすることになったのです。つまり、もまさまは、反物の状態をご覧にならない。それでいいとおっしゃるのでしたら、私に異論はありません。仕立屋さんにはご挨拶に電話させていただきましたが、他はメールです。そんな時代ね。
もまさまのお住まいは、ここから850km。仕立屋さんは、ちょうど半分ほどの距離のところです。
帯が日本列島縦断の旅をする。途中、ちょっと寄り道して、きれいに仕立ててもらって、最終目的地のもまさまのお手元に到着する。その姿を想像して、ほっこりしました。
もうすぐ旅立ち〜。

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