吉田美保子の some ori ノート

きおさま、2回目のミーティング

2015.04.16

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糸も揃った。自分としては納得の経糸だ。さあ、きおさまの帯に取りかかろう。そう思えたのが、今年の3月初旬。さっそく、きおさまにメールしました。お返事に「メールの受信箱にヨシダさんのお名前を見つけた時、いよいよかなとうれしくなりました。」と書いていただいて、ああ、お待たせしてしまったな、最善を尽くそうって思いました。
第2回のミーティングまでに、ご提案できるものを用意しなくては。まず第1回ミーティングで話したことの整理。それから二人で「こんな感じ?」「こういう風は?」ってスケッチした図を元にもう一回スケッチ。そして、とにかく染めて織ってみます。手を動かしながら、きおさまに何をどう提案し確認するか、考えます。私の頭の中も、まだちっともクリアじゃありません。とにかく、第1回ミーティングを形にしないと、進めません。
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第2回ミーティングの日のもまたきおさまは、ご自身で車を運転してやってきて下さいました。お久しぶりです!1年3ヶ月ぶりでしょうか?きおさま、お元気そう。
さっそく、試し織りやスケッチをみていただく。いろいろお話して、ぼんやりながらも、少しずつ見えてくる。
「あざやかにする、強弱をつける、金糸はやめて細い銀糸を単調にいれる、あやふやな感じが好き、有機的なのが好き、青い色は洋服だったら着れないような派手な色で」
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まだ落とし込めてはいないのだけど、とにかくお聞きするだけはお聞きした。これを元にもう一度練り直しだ。
*上の写真はスケッチブック、中のは緯糸を染めているところ。曜変天目の色を狙った。下のは1回目の試し織り。

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