吉田美保子の some ori ノート

きおさまからのメール

2015.04.26

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きおさまの八寸帯、順調に進んでいます。ここまできたら、今まで準備してきたことを、素直に、真面目に、誠実に、仕事して行くのみです。
きおさまからメールをいただきました。それを拝読し、私はたいへん励まされました。うれしいメールでした。
きおさまとキャッチボールを続けて、一緒に手探りで作っていくことは何よりの喜びです。許可いただきましたので、一部ご紹介させていただきます。
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ヨシダさんへ
こんばんは。
ブログずっと見ています。
今日は色を決めたというのを見てニンマリ!
私がお願いした色がちゃんと並んでいるではないですか!
緯糸のムラ染めこれもあじわいが出るだろうなあと思いました。
今回、only only をヨシダさんにお願いして、たった一つの私のオリジナルが出来る事をすごく楽しみにしています。
そして、何よりも、私がヨシダさんの所に伺って、話し合って、だんだん形になっていく過程が、とても楽しいと思いました。これは病みつきになってしまうかもと思ったくらいです。
一緒に考えて行くうちに、いろいろなアイディアが出て、それが形になっていく、こんなに楽しい事はありません。
私は染めや織りに関しては素人なので、勝手な事をヨシダさんに要求します。
その要求がとても無謀なことだと、何回か打ち合わせをしているうちに気が付きます。
でも、私の希望を少しでも実現してくれようとするヨシダさんの努力に、私は喜びを感じ、楽しさを感じます。
(後略)
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きおさま、うれしいメールを本当にどうもありがとうございます。
着物を着ることや作ることの、楽しみや喜びを、すぐそこに感じます。それが、もし、私の努力で体現できるものなのであれば、いくらでもがんばります。もうひとがんばりすれば、それだけ、きおさまのご希望に近づけるかもしれない。出来ることはすべてする、それが染織吉田の基本姿勢です。
*写真は、仕事場。きおさまの染料と設計図が手前に写っています。

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