「民藝のある暮らし」の見本誌が送られてきました。宝島社から出るムック本です。発売日は明日。
私、特集ページの「丁寧な暮らしに寄り添う 10 PEOPLE」のしんがりをつとめております。
取材受けたのは、7月の暑い日でした。発売の頃は秋だなあって思ってたけど、まだまだ夏ですね。笑
大掃除したり、当日は朝から袷(あわせ)の着物きたり、バタバタでした。(この大掃除がその後断捨離に発展!)
民藝のある暮らしがテーマで、私を取材するって妥当なのかなあ???と思ったりしましたが、結局はよかったなあとありがたく思っています。
いくつか、ちょー個人的見どころをご紹介します。
上の写真の左上、赤い布が目立ちますが、これ森島千冴子先生の縞帳です。森島先生は、昭和中期(私が生まれた頃!)、長野県松本市で織りをされてて後進もたくさん育てた方です。私の師匠の師匠なのですが、その方の縞帳、私が受け継いで持っていること、誰も知らないと思うのです。多分、今まで印刷物に出たこともないと思うし。だからうちに実物があるよって言うこと、お知らせできてよかったと思います。
上の写真の右側は、これも知る人ぞ知る、私にとっては心の支えの青田五良著「上賀茂織之概念」について載せってもらってます。私が着てるきものは、青田が織った布を私が復元したものです。
上の写真の下は、益子の日下田正さんの展覧会を見に行ったときに求めたもの。日下田さんを藍染工房にお訪ねし、ありがたいことに親しくお話しさせていただきました。このときも、森島先生の話題が出たのですよ。日下田さんが若いころ、柳悦孝先生の工房で修行中に、森島さんが松本から訪ねてきて、リンゴを二つお土産に下さったお話をこのとき聞きました。
上の写真で、小銭入れを取り出しているバッグは、善林英恵さん作です。布は、私が織った布の上にシルクスクリーンしたもの。これ、善林さんとのコラボの試作です。完成品で載りたかったけど、試作品も十分すてきです。
巻頭特集は、長野県の松本を桐島かれんさんが旅して、民藝を見て回ってるんだけど、あこがれの本郷織物研究所が載ってました。写真が小さいのが残念!もっとよく見たーい!
表紙はこんな感じ。明日には書店に並ぶそうですから、手にとってみてくださいね。
タイトル 大人のおしゃれ手帖特別編集「民藝のある暮らし」
版型 A4変形 カラー95ページ
本体価格 1200円
出版社 宝島社