吉田美保子の some ori ノート

けむさまと2回目の打ち合わせ

2018.09.02

さて、けむさまと2回目の打ち合わせが決まりました。

図面を郵送したあと、メールでやり取りし、話し合った末、色は「薄い黄色」「白」「薄いブルーまたはターコイズ」に決まりました。ささ、それでは、その色味で図面を作り直しましょ。のしめと、その他の可能性も探るため、4パターンご用意。

試し織りの第一弾も織ってお見せしよう。ブルーかターコイズのどちらがお似合いになるか、会えるチャンスがある時に見極めたい。染めて、機仕度して、織ります。話せば長いですので、詳細は省略します。

その2点をそろえて、第2回目の打ち合わせにのぞみました。時は、7月の下旬。ありがたいことに、その日は暑さのちょっとやわらいだ日でした。場所は日本橋の三越の特別食堂。ランチミーティングです。

約3ヶ月ぶりのけむさま、夏着物がきまっていらっしゃいます。

精がつくものいただきながら、なごやかにおしゃべり。けむさまは、着物のことについて、また人生についても、大先輩ですので、お聞きしたいことばかりです。

図面をお見せするとすぐに、のしめを指さされました。可能性を探ったけど、やはり、はじめに欲しいっておっしゃったものに戻りますね。

お色味については、試し織りをふっと肩にかけていただきましたら、わあ!ターコイズが近くにきた時、パッとお顔の色が輝かれました。薄いブルーだとちょっと物足りないような、、、、

けむさま、上品な奥様でありながら、個性的なもの、大胆なものがお似合いになるタイプですね。ここは思い切って行きたいです。

試し織りを直に見ていただけて、その場に私もいられたことは、大変ありがたいことでした。

けむさまは、着付けの先生でいらっしゃるので、着付けのコツや仕立てるときの工夫などもお話しくださり、興味津々。なるほど、かっこいい人は全てが半端じゃないね。さすが。すてきなものには理由があるし、かげの努力もある。とても勉強になりました。

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