吉田美保子の some ori ノート

祖母のこと

2015.11.16

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先週、母方の祖母がなくなった。大正4年生まれ。100年のあっぱれな人生であった。
サバサバ、あっさりした人で、自然にみんなに好かれる人だった。99歳まで元気でいて、一年くらい施設にお世話になって、なくなった。
私は小さい頃からずっと、人付き合いが下手なのだが、この祖母とははじめから仲良しだった。
私が幼稚園の頃、双子の妹が生まれ、いろいろ大変だったので、祖母が東京から熊本に、手伝いに来てくれていた。二ヶ月くらいいてくれたのではないか。遊んでもらったなあ。バドミントンをした記憶もあるよ。約40年前。祖母60歳か。
祖母を熊本空港に送っていったとき、泣いたの覚えてる。
小さい頃、熊本では売ってなかった、、というか、存在をしらなかった駄菓子(ラムネやガムなど)を送ってもらってた。宅急便なんてなかったころ。小包で。
お葬式で、お坊さんの読経のとき、私はただただ座って、目をつぶっていた。親族席からご会葬の方々に黙礼しなければならなかったんだけど、末席の目立たない場所だったので。お坊さんの読経とお焼香の匂いに癒された。ああ、私、疲れているなあ。おばあちゃんが、みほちゃん、ちょっと休んで行きなさいよって言ってくれてるみたいだった。
*写真は去年。白寿のお祝いで、ひ孫に囲まれる祖母。

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