吉田美保子の some ori ノート

合わせる革について

2018.11.26

完全注文制作ONLY ONLY、みおさまの着物にも合う春から初夏向きの鞄、みおさまと、善林さんと、私とで、CC:メールのやりとりがすすみます。

大きさと並行して、革についてのお話になってきました。

みおさまは、もともと、手垢が目立たないように、こげ茶の持ち手をお望みでした。

私も、春夏用とはいえ、持ち手のみだったら分量も少ないし、こげ茶でいいのではないかと思っていました。

しかしその後、善林さんをまじえ話が進み、まず、底を全面革張りにすることになりました。これは、補強のためと、汚れ防止のためです。布地は白ベースですし、九寸帯地でいくので布自体の強度はさほどないので。

その後、鞄を自立させたいというみおさまのご希望が出たので、側面も底に張った革がそのまま立ち上がる「通しマチ」にすることになりました。

とすると、革の分量がぐっと増します。季節のこともですし、白っぽい布とのバランス考えると、こげ茶でない方がいいのではと話がすすみ、、、、

みおさまも、おしゃれのことを考えると、汚れがめだたないなど考えない方がいいだろうという気になられたようです。この辺、ジレンマですね。

着物に合うバッグ 普段着物 カジュアル

早速、善林さんが、手元にある数種類の革に、私が送っている布を仮りで載せて写真を撮り、投げかけてくれました。

*載せてる写真は、このとき送られてきたものをトリミングしたものです。

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