吉田美保子の some ori ノート

26通目のメルマガ【あおによし号】

2018.11.10

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こんにちは。 寒くなったり、暖かくなったり、晴れたり、降ったり、安定しないこの頃ですか、いかがお過ごしですか?
私は、先日少々遠出したのですが、幸運なことに、お天気がいい日にあたりました。 青空に、ちょっとだけ紅葉。いい感じでした。 今日はその小旅行のことを書いています。 よかったら、お付き合いください。

《 目次 》

1.    叔母の喜寿

2.    40年前と同じ場所へ

3.    違いは、、

 

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1.    叔母の喜寿

秋の初めのこと、岐阜で一人暮らしをしている叔母に電話しました。次の誕生日で喜寿を迎えるなと思いついたものですから。

お祝いするよー、どうしたい? あら、まあ!

話ははずみ、いろいろ案は出たのですが、じゃあ、ふたりで奈良に正倉院展みにいこうかと話がまとまりまして、先日、一泊二日で出かけてきました。

私が新横浜から乗った新幹線に、叔母が名古屋から乗って、車中で落ち合う段取りです。 会えるまではヒヤヒヤでしたが、無事に合流。楽しい時間を過ごすことができました。

以下、行ったところと食べたものの時系列の列記です。

平宗で柿の葉寿司、興福寺(北円堂、三重塔、東金堂、国宝館)、奈良ホテルのティーラウンジでコーヒー、正倉院展、奈良ホテルの三笠ダイニングで喜寿祝いのディナー、一泊して、新薬師寺、志賀直哉旧居、ささやきの小径、春日大社、ならまち、玄でお蕎麦。

2.    40年前と同じ場所へ

私が叔母と、奈良に行きたかったのには訳がありました。

叔母と私、40年前にふたりで奈良を旅行しているのです。私10歳、叔母37歳。 なんでふたりだったのか、、。
私には二つ上に姉がいるので、子どもの時分は、母の実家や親戚のうちなどに行く時、いつも一緒でした。それがこの時は私一人。それに叔母とはどこでどうやって落ち合ったのか思い出せません。 まあ、母と叔母で段取ってくれたのでしょう。

この奈良旅行で、私の人生の指針というか、核が固まったように思うのです。
古く、美しく、迫力がある寺院や仏像に魅入られました。このトキメキはいったいなんだ?それを使い続けること。伝えていくこと。人がこれを生み出したというのに感激しました。こういうものを作る人間になりたいと思いました。
10歳児の魂、50まで。そしてこれからも。 ブログにちょこっと書いてます。よかったら。

 

  3.    違いは、、

40年ぶりの叔母とふたりの奈良旅行でしたが、決定的な違いがあります。 それは、ホテル。

40年前は、奈良ホテルに泊まったんです。衝撃でした。こんなに美しい世界があるのか。幼心に深く染み入りました。一流のものがさりげなく大切に使いこまれていく。私はこれが好きだと決定打でした。

が、時は流れ、、、、 今回の旅は、JR奈良駅前のビジネスホテルに泊まりました。シングル一泊7,500円、朝食付き。 これがやっと。

美しいものを作る方の努力は重ねてきましたが、利用する方になる努力はおろそかでした、、、、 叔母には、米寿の時にまた来ようと話しました。次は奈良ホテルに泊まるぞ!

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染織吉田 吉田美保子

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