吉田美保子の some ori ノート

緯糸

2016.06.30

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緯糸も準備すすんでいます。小管に巻きまくりです。特にタイのヘンプは、太さも長さも手触りも、何もかもがバラバラなので、とにかく全部巻いて、様子をみます。(下の写真がタイヘンプね。)
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巻いた小管は、作務衣の上着用、ズボン用、ベルト用、紐にする布用と、選り分けます。
上着用には、手績みの面白さ、出したい。野武士みたいな感じはここに一番出そう。
ズボンはとにかく目を詰ませてしっかり織らねばなので、あまりに暴れん坊の糸とか太い糸はやめとく。
ベルトと紐は、締めやすく、結びやすいのが目標。紡績の大麻のみで織ろう。実用向けだ。
糸の状態だけでなく、染まった色でも分けます。
藍染めの分は、さすがすべての糸が安定し、ほぼ同一の濃い色に染まってる。染師さんが真摯に一生懸命染めてくれたのが伝わってくる。植物繊維である大麻と藍が相性いいのもあるけどね。
一方、赤茶色に染めた分は、染まりがいいのと、ちょっと悪いのがある。タイヘンプは特に。それで、染まりがイマイチなのは、遠慮組に入れて、ビンビンに染まっているのを優先で使うことにする。こうさま、濃い色をお望みだからね。

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