吉田美保子の some ori ノート

44通目のメルマガ【天高く号】

2019.09.26

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こんにちは。

お元気でいらっしゃいますか?

私の住む関東平野の南西端では、やっと秋のよい季節になってきました。

昨日、宅急便を受け取りに玄関先まで出て、

大きな荷物だったので、ドアを大きく開けておさえ、

黒猫のお兄さんの作業するのを待ってたときにあおぎみた、澄んだ青空。

つい、「気持ちいい天気ですね」と話しかけると

「最高っすよ」と。

気候が最高って、いつ以来かな?三、四ヶ月ぶり?

忘れてた感覚。あー、これこれ。待ってたよ。

あなた様のお住まいのあたりはいかがですか?

千葉の停電も、どうにか復旧したとのことで安堵しました。

自然の怖さと、素晴らしさは、交互にやってくるものですね。

メルマガ、おつきあいください。

 

《 目次 》

1.      作り手の孤独

2.      不思議

3.      小熊素子さん

4.      せまってきました

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1.      作り手の孤独

織りは孤独な作業です。

染めたり織ったり、基本的にはずっと一人です。

ああでもないこうでもないと、頭と心を使うときから、

実際に体を動かし、糸を煮たり、巻いたり、機を織ったり。

やり方にもよるでしょうが、私の場合は、基本的に一人でやってます。

しかし、完成した「きもの」や「帯」は、それ一つで完結するものではぜんぜんなく、

コーディネートして身につけていただくことで完成します。

それも、完成させるのはお客さまで、私は蚊帳の外。

このギャップが面白いんです。

ときどき、お召しいただいてお会いしたりしますが、思っていたよりずっとずっと素敵で、びっくりするやらうれしいやら。

これ、私が作ったの?まいったなあって不思議に思うくらいです。

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2.      不思議

展示会「織和」は、コーディネートでお見せすることを一つの柱にしています。

私が孤独に作ったものが、他の作家さんが孤独に作ったものに出会い、

そして、お召しいただく方に出会い、完成させていただくという。

不思議が目の前で起きるかな?

イトノサキさんが、ワンダーランドになっちゃいますね。

お立会いください。

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3.      小熊素子さん

今回、着尺を出品いただく染織家のおひとりは、小熊素子さん。

長く第一線で活躍されている方なので、ご存知の方や、もしかして、すでに作品をお持ちのかたもいらっしゃるかもしれませんね。

私はかれこれ、17、8年くらいは仲良くさせていただいてます。

作るものは、都会的で、センスがよくて、奇をてらってなく、ストレートで気持ちが良い、そんな織物です。

小熊さん、おもしろい人です。

気をゆるしてくれてるからなのでしょうが、

「もう織りすぎてあきた」とか、平気でおっしゃいます。

が、仕事場におじゃますると、新しい糸がどんとあって、話を聞くと、

「〇〇製糸さんで作ってもらって、〇〇撚糸さんに持って行って回数を相談して撚ってもらって、それを〇〇で手に入れた灰汁で精練したところなのよ」

って、まったくあきてないじゃん!!!!

展示会「織和」には二反、ご出品いただきます。一反はこのために織ってくれた、できたてホヤホヤの新作ですよ。お楽しみに。

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4.      せまってきました

展示会「織和-ORIWA-」、なんと本日、二週間前です。

あたふた。

さいごの悪あがきで、まだまだ織ってますよ。

展示会の内容は、こちらにまとまってます。

https://www.someoriyoshida.com/7158

10月10日(木)から13日(日)まで、東京、南青山のイトノサキさん。

いい天気だといいなあ。

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どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

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