*こちらは、メルマガ《 some ori 通信 》の配信記録です。
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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
44通目のメルマガ【天高く号】をお届けいたします。
こんにちは。
お元気でいらっしゃいますか?
私の住む関東平野の南西端では、やっと秋のよい季節になってきました。
昨日、宅急便を受け取りに玄関先まで出て、
大きな荷物だったので、ドアを大きく開けておさえ、
黒猫のお兄さんの作業するのを待ってたときにあおぎみた、澄んだ青空。
つい、「気持ちいい天気ですね」と話しかけると
「最高っすよ」と。
気候が最高って、いつ以来かな?三、四ヶ月ぶり?
忘れてた感覚。あー、これこれ。待ってたよ。
あなた様のお住まいのあたりはいかがですか?
千葉の停電も、どうにか復旧したとのことで安堵しました。
自然の怖さと、素晴らしさは、交互にやってくるものですね。
メルマガ、おつきあいください。
《 目次 》
1. 作り手の孤独
2. 不思議
3. 小熊素子さん
4. せまってきました
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1. 作り手の孤独
織りは孤独な作業です。
染めたり織ったり、基本的にはずっと一人です。
ああでもないこうでもないと、頭と心を使うときから、
実際に体を動かし、糸を煮たり、巻いたり、機を織ったり。
やり方にもよるでしょうが、私の場合は、基本的に一人でやってます。
しかし、完成した「きもの」や「帯」は、それ一つで完結するものではぜんぜんなく、
コーディネートして身につけていただくことで完成します。
それも、完成させるのはお客さまで、私は蚊帳の外。
このギャップが面白いんです。
ときどき、お召しいただいてお会いしたりしますが、思っていたよりずっとずっと素敵で、びっくりするやらうれしいやら。
これ、私が作ったの?まいったなあって不思議に思うくらいです。
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2. 不思議
展示会「織和」は、コーディネートでお見せすることを一つの柱にしています。
私が孤独に作ったものが、他の作家さんが孤独に作ったものに出会い、
そして、お召しいただく方に出会い、完成させていただくという。
不思議が目の前で起きるかな?
イトノサキさんが、ワンダーランドになっちゃいますね。
お立会いください。
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3. 小熊素子さん
今回、着尺を出品いただく染織家のおひとりは、小熊素子さん。
長く第一線で活躍されている方なので、ご存知の方や、もしかして、すでに作品をお持ちのかたもいらっしゃるかもしれませんね。
私はかれこれ、17、8年くらいは仲良くさせていただいてます。
作るものは、都会的で、センスがよくて、奇をてらってなく、ストレートで気持ちが良い、そんな織物です。
小熊さん、おもしろい人です。
気をゆるしてくれてるからなのでしょうが、
「もう織りすぎてあきた」とか、平気でおっしゃいます。
が、仕事場におじゃますると、新しい糸がどんとあって、話を聞くと、
「〇〇製糸さんで作ってもらって、〇〇撚糸さんに持って行って回数を相談して撚ってもらって、それを〇〇で手に入れた灰汁で精練したところなのよ」
って、まったくあきてないじゃん!!!!
展示会「織和」には二反、ご出品いただきます。一反はこのために織ってくれた、できたてホヤホヤの新作ですよ。お楽しみに。
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4. せまってきました
展示会「織和-ORIWA-」、なんと本日、二週間前です。
あたふた。
さいごの悪あがきで、まだまだ織ってますよ。
展示会の内容は、こちらにまとまってます。
https://www.someoriyoshida.com/7158
10月10日(木)から13日(日)まで、東京、南青山のイトノサキさん。
いい天気だといいなあ。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com