吉田美保子の some ori ノート

50通目のメルマガ【抽象と存在感号】

2020.01.02

        

 

*こちらは、メルマガ《 some ori 通信 》の配信記録です。

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(写真は、文中で紹介している展示会のご紹介写真です。帯は吉田美保子作、着尺は上の3点が大木道代さん作、下の2点が影山秀雄さん作です。)

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
50通目のメルマガ【抽象と存在感号】をお届けいたします。

あけましておめでとうございます。

令和二年、私的には織和二年の幕があけました。

今年が、あなたさまとあなたの周りのみんなにとって、健康で平和ないい一年でありますように。

いかがお正月をお過ごしですか?こちらは関東らしく青空がきれいな穏やかなお正月です。

そして私は織り三昧の年末年始です。1月の染織こうげい浜松店さんを皮切りに展示会が続きますので、その出品作を織りまくっております。

今日のメルマガはその展示会のことや、今年の抱負など書きます。

おっ、メルマガ、50通目のキリですね。二年間で50通。続けられているのも、読んでくださるあなたさまのおかげです。ご愛読、ありがとうございます。これからも、どうかよろしくお願いします。

 

 《 目次 》

  1.      抽象と存在感

  2.     浜松と神戸

  3.     年賀状

  4.  ONLY ONLY 

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1.      抽象と存在感

染織こうげいさんでの展示会のタイトルは、ー吉田美保子展「抽象と存在感」ーです。

自分をぐっと掘り下げた展示会となります。抽象画が好きなこと、存在感ある織物を織ることは、私の人生の根幹だと思うのです。

以下は展示会に寄せての拙文です。

「抽象と存在感」

思えばわたしは、小さいときから絵を描くことが大好きで、美術大学では、抽象画と立体造形に夢中でした。

織りはじめて27年。
八寸帯を作るようになり、織り方を平織から綾織に変えたり、絹糸の種類を変えたり、染めの技法を変えたりと、まだまだ試行錯誤と探求の日々です。

好きだった自由な抽象を表現したアートを、今、織りとして、この手で生み出す興奮を味わっています。
平面でおとなしかった織り布が、立体感をもち、迫力ある存在感をはなっています。

この帯たちが、あなたの存在感を輝かせる一品になればと願います。

あなたと、帯と、きもの 。あなただけのハーモニーを響かせてください。

今回は、わたしの尊敬する織作家の着尺とコーディネートしてご紹介します。

着尺出品 / 佐橘登喜蔵さん、大木道代さん、影山秀雄さん。

 

2.     浜松と神戸

今年の展示会のは、1月の浜松、2月の神戸から始まります。

1月は、23日木曜日から27日月曜日まで。浜松の染織こうげい浜松店さんにて。私は、23~25日におじゃまいたします。

2月は、13日木曜日から17日月曜日まで。神戸の染織こうげい神戸店さんにて。私は13、14日におじゃまいたします。

浜松、神戸とも、お初におじゃまいたします。ちょっとドキドキ。

関東におりますと、どうしても東京を中心に考えてしまいがちですが、決してそんなことありませんものね。関東以外の日本、また日本以外の地で着物を楽しんでくださる方々にも、しっかりお届けしていきたいです。

染織こうげいさんのサイトです。場所などご確認の上、どうかお出かけください。

http://someorikougei.com

 

 

3.      年賀状

私、お年賀状、年末29日に投函しました。

毎年お出ししている方々にいつものようにお出ししましたが、きっと、今日の時点では届いてないと思います。

元旦に届くように出すなんて至難のわざすぎますよね!笑。

などと思いながら、昨日、いただいたお年賀状を尊敬をもって拝読しました。

年末は忙しく、ベランダの掃除も、帳簿つけも、制作記録つくりも、喪中のお葉書にお返事もできないでおりました。

ちょっとだけゆっくりの今日と明日でやってしまおうと思います。

寒中お見舞いのお葉書は書いてしまって、松が取れたらお出しするとしましょうか。

 

 

4、ONLY ONLY

染織吉田の得意技は、「完全注文制作 ONLY ONLY」 です。

あなたの希望をすべてお聞きして、相談しながら一緒に作るのがONLY ONLY。着物好きの方にとって、何よりの醍醐味ではないでしょうか?

今年はこのONLY ONLY に力を入れます。

今年、3月20~22日に「白からはじめる染しごと」という展示会を、東京の自由が丘で、染めの仕事師さんたちと一緒にやります。この展示会でもおあつらえの相談、うけたまわりますよ。

もちろん私だけでなく、染めの作家たちみなさんです。

ときどき、他の作家さんの制作現場を見せてもらうことありますが、みなさん、本当に丁寧で、愛をもって作ってます。これ、もっと、着てくださる方々にも届かせたいなー。

自分のことはもちろんですが、他の愛ある作家さんのことも、紹介できるようになりたいです。

今年、他の作家さんと一緒に、またお召しくださる着物好きな方々と一緒に、小さなうねりをどんどん増幅させて、この世界を、楽しくビビッドなものにしていきたいです。

今年もどうかよろしくお願いします。

 

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》50通目のメルマガ【抽象と存在感号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

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