吉田美保子の some ori ノート

ブレインストーミング

2021.05.07

試し染めを、織って、蒸して、仕上げて、着物の上に乗せてみます。緯糸は、途中で使い方を少々、変えてます。銀糸も織り込んだりして。何が最適かを探るのです。

ふむ。瑠璃色が効いている。ターコイズもきれい。

もゆさま、宝石のような帯、似合いそう。エメラルドもいいな。妄想が広がります。

図面にも落とし込み、もゆさまにメールでお見せします。

しばらくして、もゆさまからのお返事。

「帯のイメージなのですが、瑠璃色の透明感や澄んだ感じが出ると嬉しいです。
あと、これを言ってしまうと上のお願いと矛盾するかもしれませんが、春から初夏の陽光の様な帯が欲しいなあと思います。
合わせる着物は薄いグレー、桜色あたり、水色な感じで。
明確な返事になっていなくて申し訳ないのですが、そのイメージで考えていただけますように。」

 

よっしゃ!その方向で参りましょう!矛盾とか考えなくていいですよ。「瑠璃色の透明感や澄んだ感じ」「春から初夏の陽の光」、両方、感じる帯にしましょう。

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