もゆさまのONLY ONLY、さあ、織り上がりました。
仕上げの蒸し、水元、湯のしは外注に出します。
蒸すと発色がよくなって、渾身の瑠璃色が冴えます。湯のしをすると絹がもっとツヤツヤになります。戻りましたら、最終の検反。
緯糸にこっそり入れた銀糸もチラリ。よしよし。いい感じ。
それからお仕立てへ。
仕立て上がりを届けてくれた仕立て師さんに「いい帯ですね」って褒められました。普段、余計なこと言わない業者さんに褒められると、心の中で「やった!」と思います。
さてさて、箱に収めてもゆさまの元へ。
「瑠璃のギザギザ」と命名しよう。パキッとした瑠璃色に想いを寄せて。
行ってらっしゃい。可愛がってもらうんだよ。
まもなく、もゆさまからメールが届きました。うれしい、うれしいメールでした。ひと仕事が無事に終わった、喜んでいただけたという満足感。ふぅ。
もゆさま、本当にどうもありがとうございました。おかげでいい仕事ができました。下に、もゆさまからのメール、感謝をこめてご紹介させていただきます。
帯が手元に届きました。
送っていただいた写真以上に素敵で、爽やかな瑠璃色は思い描いていた色の通りでした。
銀糸が上品に輝きを添えていて、これから初夏に向かう陽光にきらめくさまが頭に浮かびました。
この帯を締めて出かけるのが楽しみです。素敵な帯をありがとうございました!