吉田美保子の some ori ノート

ブレインストーミング

2021.05.07

試し染めを、織って、蒸して、仕上げて、着物の上に乗せてみます。緯糸は、途中で使い方を少々、変えてます。銀糸も織り込んだりして。何が最適かを探るのです。

ふむ。瑠璃色が効いている。ターコイズもきれい。

もゆさま、宝石のような帯、似合いそう。エメラルドもいいな。妄想が広がります。

図面にも落とし込み、もゆさまにメールでお見せします。

しばらくして、もゆさまからのお返事。

「帯のイメージなのですが、瑠璃色の透明感や澄んだ感じが出ると嬉しいです。
あと、これを言ってしまうと上のお願いと矛盾するかもしれませんが、春から初夏の陽光の様な帯が欲しいなあと思います。
合わせる着物は薄いグレー、桜色あたり、水色な感じで。
明確な返事になっていなくて申し訳ないのですが、そのイメージで考えていただけますように。」

 

よっしゃ!その方向で参りましょう!矛盾とか考えなくていいですよ。「瑠璃色の透明感や澄んだ感じ」「春から初夏の陽の光」、両方、感じる帯にしましょう。

頭の柔軟体操

2021.05.05

  

もゆさまストーリーのつづきです。

もゆさまとお会いできた興奮も冷めやらないうちに展示会も無事終わり、少し落ち着いたころから、私はじょじょに制作へシフトし始めました。

もゆさま、華やかなイメージですので、絹らしい艶めきが欲しいね。すごいいい糸、買っちゃおう。

あと、デザインは前回のをだいたい踏襲するけど、色はいろいろ試したいね。試しに染料を作って、試し織りをしよう。

もゆさまにご提案するにも、その材料がいるのです。雲をつかむような話でなく、目の前に実物をお見せして、もゆさまと私、二人で旅し、好きな世界を模索する感じ。ナビゲーターを務めます。

まずは、柔軟に。なんでもやってみよう。前回のコピーにならないように。新しく切り拓くために。もゆさまに一番似合う一本を作るために。

 

もゆさま、登場!

2021.05.04

昨年の10月31日から11月3日、私は、神楽坂で「あわせ」という二人展をやりました。今思えば、感染症がちょっと収まってて、外出もそんなに臆することもなくという、ありがたい時期でした。

3日目の昼過ぎ、 会場に、急にきらきらした光の粒がふってきて、ふわっと心地よい風が吹いたような気がしたら、、、、小柄でおしゃれな方が、現れました。

それが、初めて会う、もゆさまでした。

まあ、なんと。はじめまして。もゆさま、東京でのお仕事の合間にお越しくださったのでした。

ゆっくり会場で作品を見ていただいて、、、、

もゆさま、この展示会のメイン作品「バンブーフェンス」を気に入ってくださったのですが、そこに使われていた一色に、とても惹かれると。これがメインならもっとよかったと。

まあそれでしたら、この「瑠璃色」をメインにONLY ONLYでお作りしますよ、と相成りました。

ONLY ONLY、もゆさまです!

2021.05.03

新しいONLYONLYのストーリーをはじめましょう。今回のヒロインは「もゆさま」です。

お出会いのきっかけは、昨年2020年の2月に、私のサイトのお問い合わせからいただいたメッセージでした。

メッセージの内容は、オリジナルで、着物や帯を作りたいとのこと。華やかなパーティーやお集まりでお着物をお召しになることが多いとのことで、そこで、ご自分の個性を生かしてくれる着物や帯をまといたいと。

なるほど、それ、ぜひ作らせていただきたいです。詳しくお話を伺いましょう。できれば会いたい。無理ならメールで詳しく。

もゆさまのお住まいは、関東からは遠く離れていますが、出張が多いそうで、東京にもしょっちゅうお越しとのこと。お会いするのはそう難しくないように思われたのですが、、、、、、

みなさまご存知の通り、この後、世界中が大騒ぎになって、お会いする計画は一時頓挫しました。

しかし、もゆさま、この間に、お着物をお召しの写真をたくさん送ってくださって、イメージを膨らますのにたいへん役に立ちました。いただいたメールに「今までの好みや古典的な合わせに引きずられ、、、」と書かれてましたが、なるほど、このままですごくきれいだけど、それを越えて新しいご自分を発見したいのかなと思いました。

*上の画像は、その後、私はもゆさまのイメージを膨らますのに使った画像検索のスクショ。

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