すてきなお写真いただきました!かっこいいねー!こちら、ほんと、かっこいいお方なのだよ。
お締め下さっているのは、昨秋の個展「三角・吉田」でお求めいただいた、八寸帯「Yellow triangles (イエロー・トライアングルズ)」です。いい感じで締めこなしていただいて、本当にうれしいです。
このお方には、独立した当初から、いろんな場面で応援いただいてます。ありがたい限り。八寸帯を織ったらいいよってアドバイスも、ずっと前にいただきました。それがやっと結実したのが、上の写真。感無量。
個展にも、遠くから、オープンニングにも、お食事会にもお越しいただき、最高にうれしかったです。本当にどうもありがとうございました。
個展「三角・吉田」のプレオープンにレセプションをしました。10月28日の14時から17時のことです。そのとき、カメラマンの武藤奈緒美さんにお願いし、お客様の写真を撮っていただきました。そのごく一部を、時系列にそってご紹介します。
まず、いの一番に起こしいただいたのは、にこさまです!「Rhythmical Niko (リズミカル ニコ)」を締めてくださってます。
次にご登場くださったのは、遠く京都からの特別なお客様。私が駆け出しの頃から、変らず、ずーっと心の支えとなっていただいている方です。拙作、たくさん持ってくださってるのですが、この日は帯を締めてくださってます。
この方にずっと織りの八寸帯をつくってとアドバイスいただいてました。織り好きは八寸を好むと、、、、それがなかなかハードル高く、難しく、実現できなかったのです。モンモンと悩みながら七転八倒幾年月。今回ようやく、八寸帯での個展です。乾杯!
お次ぎは、カッコイイお二人。さすがの着物姿が決まってるね。ライターの西端真矢さまと、イラストレーターの岡田知子さま。
「みかん」お召しくださってます。こちらのページの上から2番目に載ってます。
この「みかん」も、織らせていただいてよかったなあーって、今もしみじみ思う一枚。このあと、お食事会にも参加くださり、心から楽しんでおられた様子にも、個展のプレオープン、企画してよかったなあってしみじみ思いました。
こちらは、小学校、中学校、高校の後輩のコバキヨくんです。今は長野にお住まいで駆けつけてくれました。スーツ姿はじめて見た。私、先輩なので、少々上から目線(?)。
美しい方ですねーー。帯が、拙作「白のシトラス」です。締めこなしてくださっていてうれしい。タイコはこちらのページの上から3つ目に載ってます。このお方、先日発売の「大人の着物 コーディネートブック」にもご登場です。探してみて!
わー!お久しぶり!以前、大判のショールをお求めいただきましたね。その時はだんなさんと共用でとかお話してた記憶がありますが、どうなったかなあ。
こちらは、九寸帯「Louise(ルイーズ)」締めて駆けつけてくださいました。このお方の雰囲気にピッタリなのだ。とてもうれしいです。このページの上から2番目におタイコも載ってます。
さあ、めとさまです!大阪から駆けつけてくれました。今は、手漉き和紙作家さんとして、歩み出されたところです。新しいタイプの作家さんになられることでしょう。楽しみです。
ナマズの帯が印象的なこのお方とは、約5年ぶりのうれしい再会。きっかけはフェイスブックです。面白いなあ、sns。お互い変らないと思います。どうでしょう?
このお方も久しぶり。ちょーお似合いの着物姿は、「三角・吉田」に対抗して、四角でコーディネート!
楽しい!
イェーイ! イタリアのレザーでお草履を発表するなど、新しい風を吹かせている片岡由美子さんです。カッコいいねー!
レセプションはここまでで、このあと、お申し込みいただいていた12名の方と、お食事会になだれ込みました。
こちら番外編。レセプションの日ではなく、会期2日目です。この日の朝イチに、取材が入りました。で、取材のカメラマンさんが、な、な、なんと、またまた武藤奈緒美さんだったのです。ビックリ。
で、オープン直後、私が取材を受けている間に、高校の同級生のKッ川くんが来てくれて、展示を見ながら、取材を受ける私も見るという形になった訳です。そして、プロカメラマン武藤奈緒美の手により、このKッ川くんも、このように、ナイスミドルに撮っていただいたと言う訳です。展示会で、最もラッキーマンだと言えるでしょう。
さあ最後は、イトノサキ店主のあびるさんと私です。あびるさんには本当に感謝にたえません。あびるさんと組めたから、この展示会を開催できたのです。展示会の企画段階から、自由に何でもさせてもらって、弱い所はガッチリ支えてもらいました。本当にどうもありがとうございました。
会期中は、たくさんのお客様においでいただき、うれしい悲鳴で、あびるさん、お昼も食べられず、水も飲めず、、、。お体、大丈夫だったかなあ。
写真の掲載は以上です。今回、「掲載していいですか?」ってお聞きするのに、皆様にメールしましたが、あたたかいメッセージとともにご返信くださいました。大感謝です。この日、楽しかったよとか、作品よかったよとか、いい機会をつくってくれてありがとうとか。「ゴメン、写真NG」って方もいいメッセージ添えてくれてるんだなあ〜♡
会期中、本当に多くの方に、お越しくださいました。私の織ったものをお召しでお越しくださった方もたくさんおいでで、スペシャル感謝です。ありがとうございました。写メさせていただきましたが、ちょっと武藤さんの写真と並べて載せられないですわ。私がこっそり楽しませていただいてます。機会があればまたいずれ。
お待たせしました!個展「三角・吉田」の写真です。
10月28日のオープン直前に、カメラマンの武藤奈緒美さんに撮っていただきました。明るくていい雰囲気だったのよ。
三角たちが、ぞくぞく並んでおります。
正面の黒いの、八寸帯「ブラック・トライアングル」、最後まで粘って粘ってやってたヤツです。
こっち面もいいでしょ。
左のは八寸帯「小さくてハッピーな三角たち・ロングバーバージョン」、右のは八寸帯「おもちゃのチャチャチャ・プリンセス」。
角帯です。
こちらは、三角以外も。タブローたちも並んでおります。
*カメラマンの武藤さんには、このあとレセプションとお食事会の写真も撮っていただいてます。写ってる方に掲載許可いただければ、一部載せられるかもしれません。
個展が終わってこの一週間を、備忘的に(忘れて困ることは何もないが、)書いておこう。個展中の方のことを書くべきだが、そっちはまだ頭の整理が出来ていない。いずれまた。今は書きやすい方を書くのだ。
11月2日月曜日 午前11時、大雨の中、近所にマッザージに行く。全身コース。ここ、午前中は半額なのだ。ボロボロに疲れることは目に見えていたので、事前予約しておいた。帰りは雨が上がってた。帰ってまた布団に潜り込んでこんこんと寝る。
11月3日火曜日 個展2日目に取材を受けた「月刊アレコレ」さんへ、インタビューの続きに、人形町へ出向く。2時間ほど話し続ける。雑多な話しになってしまったが、面白かった。校正が出てくるのが楽しみ。
その後、銀座に出て、伊東屋に注文していたファイルをピックアップ。(ずっと行けてなく気になってた)
有楽町の無印良品が改装して、本をたっぷり置いているというので、視察(という名のショッピング。一冊ゲット)。ものすごく久しぶりにシャバに出てふらふら。いい気分転換だった。
11月4日水曜日 やっと着物を片付ける。肌襦袢などを洗う。洗濯機は3回まわした。家中すさんでるのだが、掃除は着物をたたむ部屋のみで力つきる。
11月5日木曜日 朝、個展に出品していた商品たちが宅配便で戻ってくる。さあ、検品して、チョイスして、伝票作り直して、パッキンして出荷。一衣舎さんの奈良展に出品要請いただいてたのだ。11月12日(木)〜17日(火)、奈良市水門町の五風車さんにて。一衣舎さん好みの、白地の八寸帯、数点送ってます。ぜひ。
その後、急に決まった藤沢へ。今回の個展をバックアップしてくださってた方からのお声掛けで、三人で小さな打ち上げすることに。今回このお二方にはスペシャルにお世話になりました。制作のヘルプや、精神的な支えでもありました。
待ち合わせ場所は、本鵠沼から徒歩10分、清野工房展開催中の「工芸サロン梓」。
実は私、梓さん、勤め人時代にお世話になりました。ビンハウスのバティックの販売をしに伺ったこともあります。会社をやめて、織りで独立した直後、梓さんで扱っていただけないかとお願いして、作品送って観てもらったことあります。結果、全部、送り返されて来ました。いまでこそ、図太くなりましたが、この時はショックだったなあ〜。
ものすっごく久しぶりに、オーナーの田中さんにご挨拶しました。田中さん、私のこと覚えてくださっていて、再会をよろこんでくださいました。着物や帯にシフトして織りを続けていていること、報告できてよかった。
梓さんは、相変わらず、とっても素敵なギャラリーです。芯が通っててきりっと、かつ居心地のよさに溶けてしまいそうになりました。置いてあるものも、あたたかく、優しく、厳しいものばかり。清野工房のウールも、常設の陶器もよかったなあ。こういう空間に拙作まぎれこませたらどうだろう。12年前は振られたけど今なら?自作帯を締めてくればよかったな。
その後、湘南Tサイトでランチ打ち上げです。生ビール、うまい!!!サラダもパスタもおいしい!食生活もボロボロのままなので、生き返りました。湘南Tサイトは、おしゃれでイマドキで、現代人に物を作って売ることを糧としている私としてはチェックポイントなのですが、工芸サロン梓のあとでは、力なく、薄っぺらく見えてしまいました。
11月6日金曜日 まだふぬけ状態が続いています。何も出来ない。数日たって疲れがどっと出るのは年のせいか?ようやくノートに、個展の記録と反省を書き付ける。本を読む。
11月7日土曜日 やっと家中の掃除をする。いらない物を捨てる。衣替えして、秋冬物を出す。(今まで、半袖Tシャツの上にパーカーを着てしのいでた。寝間着も薄っぺらのペラペラで寒かった。羽毛布団にカバーをかけるのもやっと。)そろそろ復活せねばと、外を走ろうとするが、走れず。(夏まではヨチヨチとジョギングしてた。秋になり、ムリになっていた)
11月8日日曜日 ものすごく久しぶりに、玄米を炊き、出汁を取ってみそ汁を作り、干物を焼いて朝ご飯。納豆と漬け物も。昼には、コーヒーも豆をひいて淹れた。←今ここ。やれやれ。やっと戻って来たよ。
*写真は我が家のベランダから。雨の柿の木。たった今。
個展「三角・吉田」、どうにか、無事に終えることができました。本当にどうもありがとうございました。多くの方に支えていただき、準備と会期を乗り越えることが出来ました。大感謝であります!
ものすごくたくさんのお客様にお出でいただきました。時間帯によっては、ヨシダがパニクっていて、充分お話できなかったと思います。そんな、内心申し訳なかったなーって思ってる方々から、「楽しかったよー」「よかったよー」と言っていただき、感激しております。
会期終わってそろそろ一週間で、やっとのブログ更新です。実は疲れ果ててました。精魂尽き果ててると、言葉、出ないもんですなあ。生活全般、かなぐり捨てて、個展準備をしておりました。日常の復活はもう一歩です。
個展開催を通じていただいたたくさんの新たな気付きや出会いなどを、さあ、どう昇華させましょう。がんばりどころです。
これからの、染織吉田にどうかご期待ください。
*写真は、カメラマン武藤奈緒美さんによるものです。武藤さんには、たくさん撮ってくださってますので、今後ご紹介できると思います。
個展用、三角帯、最後の2本、織り上がったよ!あぁぁ、よかった。ギリギリセーフ。
早速仕上げしております。
蒸しと水元は、織り作家にとっては、とっても怖いんです。想定外のこと、起きるかもだから。緊張と集中。ドキドキ。
今回もおかげさまで無キズで上がりそう。まだ気は抜けんけど。まあ、今のところは出来はよし。
個展まで秒読みです。せっぱ詰って頂点越えると、いろいろ自省の念、湧いてくるね。深いねー。鑑みるねー。それは、どんな仕事してても一緒かも。
これから、もう一本、懸念の帯の仕上げに取りかかります。そしたら、ノルマ完遂よ。あああ、よく仕事した。それだけは言える。今はたんたんとして、明日あさってでもう一度ガーーーっと盛り上がって作って、28日のレセプションになだれ込む予定。ぜひ観に来てね。どうか見逃さないでいただきたい。
いつの間に10月の中旬になったのでしょう?まったく自覚がありません。日々、「今日のノルマ」をこなしているだけの毎日です。唯一の救いは、そのノルマが、どうにかこうにかギリギリですが、こなせていることです。ありがたや。
ラストスパートを掛けている今日この頃ですが、今となってはジタバタしても、やれることは知れてます。もうできることは見えてますので。(それも、全て順調に精一杯やること前提での)
佳境にいながら、この数ヶ月を振り返る、、、、。なんか、遠い目。ある種、人生のよう。ふぅ。
もっとやれたのでは?と思いながらも、よくよく思い返してみると、あの状況ではこれが精一杯だったよ。
もっとムリできたのでは?と思いがらも、いえいえ、いっぱいいっぱいだったじゃん。
ちょっとサボった日もあったよね。いやいや、その日があったから、ひどい落ちこみはなかったじゃん。
あと正味10日、とっくの昔にスケジューリングした、日々のノルマをこなしながら、私は、フツフツと燃えてます。私は、これから、最高傑作つくるよ。吉田美保子の最高傑作(暫定)は、決戦の火蓋を切られました。ひぃー、がんばるよ。
*写真は、先日。仕上げ中の様子。今はこの次のに掛かったとこ。
*「三角・吉田」のプレオープンイベント、「お食事会」に参加ご希望の方、お急ぎお申し込みくださいませ〜。「満員御礼間近 & 申し込み期限間近」でございます。
昨日、イトノサキさんから、すでにお申し込みいただいている方々のお名前いただきました。とっても素敵な会になること必須なメンバーで、クラクラ〜。遠方からもありがとうございます。あと数名だけ、ご一緒できます。もしよかったら!→☆
個展「三角・吉田」では、会期前日の10月28日水曜日、プレイベントで、ふたつのことします。
レセプションと、お食事会。
レセプションは、14:00〜17:00。お食事会は、17:30〜20:00。
レセプションは、どなた様もカモーンなのですが、お食事会は、申し込み制とさせていただいております。
ここでは、お食事会のご紹介させてね。まずはそもそもの話しから。
今回の個展の話しが決まった当初から、お客様と一緒に「何かしたい」とは思っていました。着物をまとう高揚をシェアしたいというか、、、、
イトノサキさんに伺ったおりご相談しますと、店主のあびるさんも大賛成してくれました。
レセプションもお食事会もって欲張りかなって思ったけど、そこは貪欲に。しかし、食事会なんて、やったことありません。それも南青山なんて敷居が高すぎて、、、。
あびるさんは、「最近行ったこのレストラン、すごくよかったよ」と、ショップカードを取り出して私の前に置きました。L’AS というお店。お食事も雰囲気もサービスもすばらしかったと。ワインもとても美味しかったと。ゴクリと私の喉が鳴りました。が、飲み物込みの予算が、1万円だそうで、ちょっとお高いかな。もうちょっとお安めの所を探したいと思いました。
お安めの店を探すと言っても、私ができる訳ではありません。あびるさん頼りです。すっごく探して下さいました。しばらくして、候補のお店をいくつかメールで送ってくれました。そのうち一店、よそさう。しかし、安くはないね。食事と飲み物で8,000円は越えますね。ちょっと特別感のあるお食事会としてギリギリか、、、他はもっとお高いしね。
そこにお願いしたい旨伝えると、早速動いてくださったのですが、、、、なんと、こちら28日は貸し切りとのこと。振られた。ガーン。
これ、9月初旬から半ばの話しです。このころ、私、作る方も苦しんでた。もがくのだけど、空回り。あっちもこっちも壁にぶつかる私に、あびるさんが、光をかざして下さいました。「だったら、L’AS は?」
そっか。会費にこだわりすぎずとも、よろこんでいただける会にすればいいんじゃ。
じゃあ、そうしましょう。予約をお願いします。
その後、別の方にお聞きしたのですが、L’AS って、とってもおいしくて人気なんだって!女性誌の行ってみたいレストランにも常に上位ランキング。予約が取りにくくて有名なんだって!へーへーへー(←ミーハー!)。ここだよ→☆
で、すっかり心を L’AS に奪われてしまいました。予約は一ヶ月前から受付とのことで、ピッタリ一ヶ月前の予約開始時刻に、あびるさん、予約いれて下さって、無事ゲット!!!やったー。
という訳で、わたくし、28日にみなさまと L’AS でお食事できることだけを心の支えに、ラスト2週間を乗り切る所存であります。どうかご参加くださいね。
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特典あるよ!
*ご参加の方に、記念にしていただきたく、ヨシダ作のカードさし上げます。(って今から作るんだけど。額に入れたらお高いのよ、笑。額はそれぞれお誂えくだされ〜)
*カメラマンの武藤奈緒美さん、同席して下さいます。思いっきり美人に写真撮っていただきましょう!きっとよい記念になると思います。
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お申し込みは、イトノサキさんまで、電話 03-6721-1358、メール info@itonosaki.tokyo、サイトのお問い合わせ にお願いします。定員になりましたら締め切りですので、お早めにね。
会費は、呑んべいさんは10,000円。呑まない方は7,500円。
できれば、着物をお召しで参加していただけるとうれしいなって思ってますが、そこはそれぞれのご事情があるでしょうから、洋服でもウェルカム。お仕事を半休とってとか、リハビリ中とか、すごく遠くからとか、これから着はじめたいとか、いろいろあるもんね。
着物の格も何でもいいってことにしましょう!着付けが下手とか気にしない!(私が一番へた。もし上手に着てたら、それは着せてもらったか、直してもらった)
ぜひぜひご参加を!
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上の写真は出品作。八寸帯「おもちゃのチャチャチャ、ちょっと渋め」
案内状に載せたこの帯、締めているのは不肖、ワタクシです。顔は見苦しいのでトリミングしましたが、ニッコリ笑ってます。自作を締める晴れがましさに満ちているように見えます、、、、が、しかし、、この帯については、長ーい、辛ーい、苦ーい話しがあるのです。
このストーリー、聞いてくださいますか?
この帯に取り組んでいたのは、この3月です。このころ私は、八寸帯での、ブラッシングカラーの方法を、ああでもない、こうでもないと、試行錯誤を重ねてました。
この時は、ブラッシングで染めたあとの巻き取り方法を変えました。勝負を掛けたウルトラ新技法のつもりでした。技法を文字で説明するの難しすぎますので、放棄しますが、気分としては意気揚々。よしよし、私すごいじゃん、してやったりという気分で巻いてました。
もうちょっとで巻き取れるって時に、ガッと音がしたと思ったら、続けてものすごい音がしました。ガッガッガッ、ガッシャーン!
一瞬何が起きたか分からなかった。一秒くらい、時間が止まった。へ?って感じ。
なんと、糸にテンションを掛けるために置いていた、ブロックが4コが、経糸の上に落下したのです。糸は無惨にもズタズタに切れました。筬も壊れ、織機の歯車も衝撃で欠けた。
茫然自失とはこのことか。目の前、真っ白。頭の中も真っ白白。
その日は、何もできずただただ唖然として過ごしました。新技法が大失敗だったこともショックだし、金銭的にも大損失です。投資した分と、今後払わなければならない分と、入ってくるはずだった幻の「¥」が頭の中で飛び交います。2ヶ月分以上の稼ぎがパアです。染織吉田、存続の危機。深く深く落ち込みました。どうリカバーする?
技法の失敗は解決できてないのだけど、目の前の分の救いは、綾が無事だってこと。じゃあ織ることはできるね。商品にはならないけど。でもとにかく布にしよう。そして再起しよう。
そんなこんなで、織った布がこの帯です。
後日、仕立屋さんに助けてもらい、見えない所ではいでもらって、いっぱしの帯にしていただいたのですよ。よかった。日の目を見れたよ。商品にはならないってことは自分のものだってことだしね。こんなことでもない限り、新作が自分のものになることはありません。
それに私、失敗には慣れてるんです。失敗の数では負けてませんのでね。しかしどうやって切り抜ける?
その後、個展の話しもまとまりました。今回の個展出品作は、その後のはい上がりのストーリーです。私、この帯、連日締めるつもり。ぜひ、観に来てね。
個展「三角・吉田」のご案内状、先日発送しました。そろそろ、お手元に届くころかな?届いてますかー?
こんな感じで、ドーンと発送したのですが、もしも、手違いで発送しそびれていたり、ご住所把握していなかったり、そもそも面識がないなどで届いていない方、送ります!ぜひ、お申し出ください。こちらのお問い合わせ欄からどうぞ→☆
遠くて観に来れないけど案内状欲しい方も大歓迎!海外の方ももちろんウェルカム!お手元に置いてやってください。ヨシダ、忙しそうだから悪いかなーとか、思わなくていいよ〜。むしろ、ありがたい。投函しに行くのが唯一の外出になりそうな日々ですので、、、、
また、友人に勧めたいから、封筒に入れて送れ〜っていうのも、ぜひ!ぜひ!ぜひ!!!どうかご一報くださいませ。よろこんで送らせていただきます。よろしくお願いします。
ご案内状の写真、カメラマンの武藤奈緒美さんの撮影です。プロに撮っていただくなんて、一世一代の贅沢してしまった。7月終わりの暑い日だったなあ。コスモスはね、この日の朝、チョー早起きして摘みに行ったのだ。ずっと前から、そこに咲いてるって、リサーチしてたんだ。えへへ。
*念のため。ご案内状がお手元になくても、個展に来て下さるのは、もちろん大ウェルカムです。案内状に書いてある情報は、すでにこちらに載せているのと同じです。どなたさまも、ぜひお運びください。
もう10月なんですかっ!早過ぎます!!
個展「三角・吉田」の開催まで、あと27日!カウントダウンですなあ〜。
早すぎると言いながらも、もっとあとだったら、体力気力持たなかったなあ、、、。
ちょうどいいのだ。万事おぼしめしの通りなのだ。一番苦しい時期は抜けた気がする。あとは集中切らさず、4作+αつくるぞ。ただただ、がんばるべ。
今日は、すでに出来上がっている作品たちの発送準備をしました。写真撮影やコメント考えたりなどの余力なし。だからブログに載せるの、ないのだわ。上の写真は、2ヶ月前にプレスリリースのために撮ってもらったもの。
八寸帯、「わんぱくな三角」です。よろしくね。
さー、もうひとがんばり〜
ーーーーー
染織吉田 吉田美保子展
「三角・吉田」
会期、2015年10月29日(木)〜11月1日(日)
11:00am-7:00pm 会期中無休 入場無料
会場、イトノサキ(南青山)
個展「三角・吉田」のオープンまで、あと一ヶ月と2日です。ここまで来ると、緊張の糸を切らさないことが大事だなあ〜。
つか、もう切れる寸前よ。蜘蛛の糸以下の極細の、ところどころモモけてる糸にどうにかすがって、日々、クラクラになりながたら、気持ちを奮い立たせて、せっせと作っております。
この個展、もともとは、10月1日スタートの予定でした。季節もいいし、着物をご紹介するのにちょうどいいと思い、選んだ日取りでした。が、その後、本の取材を受け、発売が10月半ばで、展示会情報も載せてもらえ、イトノサキさんも快く同意してくださいましたので、展示会のスタートを、後ろ倒ししました。
それは、とってもありがたいお話なのですが、、、。延びた分、気力と体力をキープしておくのが大変です。大丈夫なのか、私?事後にガタッとくるのは覚悟してますが、あと1ヶ月と2日と、会期4日間、どうにか持ってくれ〜〜。
ちなみに本は、「大人の着物 コーディネートブック」というタイトルで、10月19日に発売とのこと。主婦と生活社さんから。お楽しみに〜。
個展準備が本格化したのは、7月後半からです。準備期間は無収入なので、それより前からは無理なのです。
この夏は辛かったなあ〜。ただただ熱中症にならず作り続けることに必死だった。秋の長雨は唖然とする画像にハラハラしながら作り続け、国内政治や難民問題もこれは、、、、と思いながらもとにかく織り続けてきました。それもあと一ヶ月、、、
アウトプットばかりで、呼吸困難になってるので、明日はスピニングパーティーに行ってきます。電車の乗り方覚えてるかってくらい久しぶりの外出。
今日は先ほど、近くのスーパーに買い物に行ってきました。自転車置き場の先の方で、倒れた自転車を起こそうと大儀している母子がいました。ヒジャブをかぶっていたので、ムスリムの方かな。そしたら、その手前にいた二人連れ(初老の紳士と、多分お母様であろう要介護のお婆さん)が、初老紳士がお婆さまに、ちょっと待ってて、と目で告げて、ムスリム母子の自転車をささっと起こしてあげました。いい光景でした。地球の未来は明るいぞ!
写真は、上が、昨日仕上げた新作三角帯。下の写真は、一週間くらい前。ブラッシングカラー後、巻き取っているところ。
連日いい天気で、ここんとこ洗濯機の稼働率100%の我が家です。
個展前でせっぱ詰っているので、どこにも出かけず、モンモンと仕事しています。まあ、想定通りです。
駅前のロータリーのところに、フリーペーパーが置いてあります。買い物ついでにふらりと寄り、特集の「家飲み」にひかれて、ひょいとR25をピックアップ。パラパラ読みました。
若者向けの家飲みは、おしゃれ過ぎてついて行けませんでしたが、巻末連載の高橋秀実氏の文章に目が行きました。
「どうすれば面白い文章が書けるか?」という問いに対する答えから、話しが進みます。
高橋氏曰く、
「方法もないし、才能もない。文章を書くにあたっては、まずそれを認め、あきらめることが大切ではないだろうか。」
「そもそも文章を書くとは、恥をかくことである。」
「ちなみに私は面白い文章を書こうなどとは思っていない。むしろ書いてはいけないと常々戒めている。」
「文章を読んでいて『面白い』と感じるのは、文章自体ではなく、読む人のセンスである。もし面白い文章があったとするなら、それは文章ではなく、読む人にユーモアがあるのだ」
うーーん、、おっしゃる通りだ。染織、まったく同じだぜ。
「そこに余白があるからあれこれ言いたくなるわけで、人を言いたくさせるのが、あえていうなら面白い文章。批判も悪口も大歓迎。」
高橋氏はそう結ぶ。
よし、余白だとばかりに、面白い余白を作ろうとする、、、、
違うじゃん。そうじゃないでしょ。ったく、、、私、まだまだ。
個展「三角・吉田」、制作の後半戦に入りました。体力気力の勝負ですな。実は両方ヘロヘロです。ヘロヘロではありますが、ここは踏んばりどころです。
後半分の糸を染めねば、、、と、棚の奥から、大きなビニール袋をいろいろと引っ張り出しました。
絹の下処理や糸染めは、織りの作業の中でいっとう体力気力が必要です。火と水を使うから、重いし、危険だし、、、、ヘロヘロ状態では、辛いものがあるのです。
引っ張り出した糸をずらりと並べて、今後の制作計画に添うものをピックアップ。すでに織ったのと、ニュアンス変えたい。だったら、これと、これと、これ。
糸に付けてるメモを見て、ほっとする。糸の種類、日付と、購入先、価格の下に、「精練済み ◯%減」「湯練り済み」
あー、下処理してる。助かった。それもすごく丁寧にしてる。えらいぞ、過去の私。これが済んでいれば、あとは、一回水を吸わせるだけで、染められる。ありがとう、過去の私。今の私もがんばるよ。
先日のこと、近所を歩いていたら、前から、お年を召された女性が一人で、ひょっこひょっこと歩いてきた。何だか楽しそう。近所のスーパーの袋と、そのスーパーで買ったと思われる花束を持って。
そのスーパーの花は、安い割には、見映えも盛りもよく、私もたまに買う。いいんだよね。チョイスもあるし。300円も出せば、それなりに立派なのが買える。
その方が持っていたのは、白い百合と、何かの小さな花の花束。
もしかしたら、仏様にお供えするお花なのかな?もしかしたら、お連れ合いに先立たれたのかしら?今日は久しぶりにお供えして、しばし、向こう側を思われるのかしら?ちょっと話しかけたりして。
それが、こんなに楽しそうなら、いいものかもしれないなあ。。。
なんて思った、久しぶりに晴れた日の午後。
個展「三角・吉田」の開催まで、二ヶ月をきり、あたふたが盛り上がって参りました。日々、焦りまくって、制作に励んでおります。
ここにきて思い知らされるのは、自分の実力のほどである。時間もエネルギーも個展だけのために使っているのだから、言い訳は効かない。遅いぞ、私。
ダッシュが効かない。いろいろ低下したもんな。なら、何を使う?
「DMできたら、多めに送って。お友達にすすめるから」とすでに何人かの方にお申し出いただいてます。ありがたいなあ。ご案内状はただいま制作中。しばしお待ちを。
ああ、あたふたは続く、、、、
個展用の帯2本、仕上げをしました。暑さの中でクラクラしながら作った帯です。異常な暑さビームにやられないよう、ほふく前進で、じりっじりっと作っておりました。
暑くても、寒くても、何があっても、毎日、よく働き、ものを作ること。それが私の生きる道だな。それしかできないしね。心身健康なら、言うことなしだ。
青い三角。
赤い三角。
まだまだ作るよ!
お知らせさせてください。
この秋、個展を開催いたします!なんと5年ぶり。独立12年目の染織吉田の新たなチャレンジを、どうか見にきて下さい。
テーマは「三角・吉田」。
タテとヨコの四角な織りの世界に「三角」が参戦です。八寸帯のタイコや前柄で、三角のとんがりが、力強く、自由に突き刺さります。
さあ、さあ、おたちあい〜
会期、2015年10月29日(木)〜11月1日(日)
11:00am-7:00pm 会期中無休 入場無料
会場、イトノサキ(南青山)
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プレオープンイベント、やります!
*レセプション 10月28日(水) 2:00pm-5:00pm (申し込み不要、無料)
お披露目会です。お飲物など用意して、皆様のお越しをお待ちいたします。お買い物もしていただけます。
*お食事会 10月28日(水) 5:30pm-8:00pm (要申し込み、会費未定)
南青山のレストランにて、着物談義でもしながら、楽しくお食事しませんか?お申し込みはイトノサキまで。
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メディアの方へ
染織吉田は、独自の切り口から、現代の着物のおしゃれに新提案をしています。今回の個展は、その現段階での集大成です。貴メディアに「三角・吉田」をご紹介いただけませんか?プレスリリースを作りましたので、ぜひご一読ください。平身低頭、お願い申し上げます。→☆