
8月後半のある日、めとさま、5回目の打ち合わせに、我が家にお越しくださいました。今年は関東地方、いつもよりは涼しい夏でしたが、それでも夏のさなかに、おそれいったことでした。
その日までに、私は、1240本のタテ糸を綜絖に通し、筬に通し、織り付けをして、試し織りをしました。
筬はこの時は、鯨寸間58羽を選びました。ちょっときつめだけど、めとさまが、丈夫な布を望まれたので、これくらいで行ってみようと。
めとさま、きもの生活を実践中で、なんと、洋服を気に入ってる数枚を残し、処分されてしまったのですって。毎日お召しとあらば、そりゃあ、丈夫さが特に大事です。
そういえば、1回目の ONLY ONLY の時も、着物を着て、近所のスーパーに買い物に行く生活が夢だとおっしゃっていたなあ。めとさまの、1回目の ONLY ONLY はこちらにまとまってますので、よかったらどうぞ。(長いよ!)
それで、暑い中お越しくださっためとさまに、早速試し織りをご覧に入れました。
ゆっくり丁寧に、ご覧になるめとさま。じっくり考えられて、いくつかの希望をおっしゃいます。それは、私には気づけなかった点でもあり、小さいけど大事な点でもあり、舌を巻きます。
曰く、ヨコに入れている緑をやめて、緑味を持っているベージュに変える。
アクセント的に入る、今のところ座繰り糸の赤茶色を、太めの真綿糸に変えて、表情を出す。
きれいな橙色もつるっとした生糸から、真綿糸に変える。
なるほど、確かにおっしゃる通り。その方が、よりめとさまが目指される「枯風」ですね。了解しました。
試し織り、布目が詰まりすぎと思いましたので、筬目を入れ替えることにも同意いただきまして、いろいろGOサインです。

サイトのリニューアルで、ブログの方がストップしておりましたが、仕事はコツコツ進めてますよ。
めとさまのお着物、ブログでは、6月11日まででしたね。それからずいぶん進みました。タテ糸を290本の管が巻き終わったら、整経です。タテ糸の順番と長さを整える作業です。 
これは、整経が終わって、巻き返しているところ。12色の色の束が入ってますよ。
ほら、こんな感じのタテ縞。これにヨコ縞が入りますので、出来上がりの印象はずいぶん違ってきます。

本日、染織吉田は、ウェブサイトをリニューアルオープンいたします!パフパフ!
なんだか、とっても感無量です。
思い起こせば、今年の春浅い、まだ寒い頃、私は、自分の今後の方向性を思い悩み、サイトをリニューアルして、ウェブショップを始めた方がいいのではないかと思い立ちました。
それから、ずいぶん悩んで、何人かの方々に相談させていただき、心からのアドバイスと励ましを胸に、決心して、突き進むことにいたしました。
それから、なんだかんだありました。今回のリニューアルも、山形のアカオニさんの素晴らしいお力ぞえあってのものなのですが、自分でする作業量もそりゃー膨大でして、パソコン、カメラ、キーボードで打った文章、もう見るのもやだってくらいです。
しかし、私は思います。
サイトを作る、またそれをリニューアルするっていいですよ。特にモノづくりの皆さんにおすすめしたい。どうしてかというと、否応なく、自分を突き詰めるのです。自分のことや、自分が作っているもの、どうしてそれを作っているのか、なんのために作っているのか、自分はどうなりたいのか、また作ったものをどう羽ばたかせたいのか、、、さらにそれをどう繋げるの?生きると作ると伝えるが、ガチンコなんですね。
ああ、やれやれ。サイトリニューアルして、疲れている暇はないけど、ああ、機織りしたいなってのが正直なとこ。この10日ほどは、パソコン漬けだったから。ぼちぼちやります。
どうか今後ともよろしくお願いします。

人気の着物誌「七緒」の最新号(2017 /秋号)が発売されました!うふふ、ちょっとだけ載ったのですよ。「衿元ピタリ。駆け込み寺」という特集で、大久保信子先生の生徒役で参加させてもらったのです。

ほら、このページ。びっくりなことに、私、「痩せ型」の生徒役なんだよ。え、ほんと?普通体型のつもりのなのだけどなあ。

着物スタイリストの第一人者、大久保信子先生のご指導を、直接受けられるとのことで、ホイホイとうれしく参加させてもらいました。
大久保先生、さすが。おきれいで、お若くて、ハキハキ的確なご指導。みんなに愛され慕われるお人柄。すっかりファンになりました。さあ、習ったことを実践できるか、試されますなあ〜。がんばれよ〜〜。私〜〜〜。
生徒仲間の、和裁士の平山留美さん、お茶とお酒の茜夜店主の柳本あかねさんとご一緒できたのも収穫だったなあ。
平山さんのご活躍は、着物の世界にいると、自然に聞こえてきて、一方的に存じ上げていたのだけど、まあ、本当にすごい方です。やるか、やらないかの二択の人生、やる方を、バンバン選びとってる方です。じっくりお話できて、とっても励まされました。私もやる方!
柳本さんは、なんと、私が15年くらい前に、佐賀で展示したのをたまたま見てくださって、それを覚えてくださっていたのです。ビックリ!手織りってのと、私の名前と、印象的な色使いってことで、「あ、あの時の、、、」って思い出してくださって、当日言われ、驚愕、、、。ああ、やり続けていると、誰かが見ていてくれるのね。うるっときたよ。ご縁を感じてしまいました。
7月初旬の暑い日、二日にわたって、エキサイトした撮影でしたが、それがとうとう発売され、ああ、一区切りだなあって思う、しみじみの秋の夜です。
ブログのテスト投稿、こりずにもう一度。ほんと、パソコン、iPhone、難しいね。
ここで投げ出さず、一歩一歩、歩くのみ。壊したら直してくれる人のいるありがたさ。

この写真は、うちのワンとニャンとビョンです。かわいこちゃんたちです。
さっきのテスト投稿は、どうも失敗でしたね。今度はいかに⁈

きおさまのお着物、織り上がりました!織ってる日々は、関東地方、涼しい夏で、助かりました。
織りあがったら、とたんに暑くなりましたね。
慎重に糊を抜きます。暑くなったおかげで、水温が下がらず、抜けやすかったです。ありがたい。好都合でした。
しっかり洗って、伸子で張ります。

我が家フル稼働。隅から隅まで使うと、着物も張れます。

すっかり糊が落ちましたよ。
乾いたら、印をつけて、湯のしに出します。そのまま、仮絵羽屋さんに回してもらって、うちに戻ってきます。そうしたら、またブログに書きますね。お楽しみに。

ウェブのリニューアルの準備中です。やることいっぱいで、クラクラです。

しかし、サイトを作るのって、本当に自分を省みるいい機会です。今の自分と、これからなる自分を、しっかり見て、自分に問いかけたり、突き付けたり、それを否応無く、やらざるを得ません。ほんと、いい機会。
今回、4年ぶりのリニューアル。思えば4年前もきつかった。スタートする直前は、毎日、朝から晩まで、パソコンに文字を打ってた。もう2度とやらんって思ったけど、今やってます。あはは。

ウェブショップも作るの、ほんと、いいことだなと思いました。自分が作ったものを、客観的に説明するのが、いいと思う。どう書いたら伝わるかなって、ほんと、よく考えるから。

作りっぱなしでなく、自分の言葉でお伝えすること。いいところも、悪いところも余すとこなく伝えなきゃですね。それが作り手の責任でもあるね。

リニューアルオープンは、9月1日の予定です。がんばります。
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暑さの中にも、どこかに秋を感じるようになりましたね。台風の影響で風が吹いて、空気が一新したこともあるかもです。お住いの地域は、台風、猛暑、水害、大丈夫でしたでしょうか?
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私はといえば、、、きおさまざんまいの夏。もうちょっとです!もうゴールが見えました。
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ほら、上の写真に写ってる、向こう側の下の方、千切り(ちきり)と言うのですけどね、織り始めは、ここにたっぷり巻かれていた糸が、織り進んで、ほら、もうちょっと。
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この写真が分かりやすいですね。
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きおさまとは、何度かメールのやり取りをして、順調に進んでいる旨、報告しています。身頃、衿衽と織り進んで、お袖はバランスを考え、萌黄色に加え、青磁色も入れることにしました。きおさま流、「飛び青磁」ですね。
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今回のこのブログ、写真の枚数、多いかなと思いましたが、なんか涼やかでしょ。アイシーな感じして。どなたさまも、残りの暑さ、ご自愛ください。
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織れてる布はこんな感じ。もうすぐよ。
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きおさまのonly only、じわじわ、バリバリ織ってます。いやあ、夏は織りっすね!
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only onlyのいいところは、煎じ詰めれば、やっぱり、お召しいただき方のお顔を思い浮かべながら織れるってことに尽きるかも。迷ったら「きおさま、こうした方が、喜んでくれるな」っていうのが、判断基準です。
絵羽だから、今どこを織ってるのか、分かるのもonly onlyだと特にいいと思う。きおさまと何回もお会いして、いろいろお話ししたこと思い出しながら、「お顔の近くだから、思いっきり明るめの色使おう」とか、「うなじのあたりだから、こっそり大人の色っぽさ、加えましょ」「少々大胆がお好みよね」とか、いくらでも加減できます。
きおさまと私の間柄だからできると思う。その辺の遊び心が、only only ならではです。
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経糸、きれいです。節が多くて、粘って、粘って、悩まされていますけどね。[:]