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きおさまのonly only、4回目の打ち合わせ内容を体現すべく、萌黄色以外にも、極薄いレモンイエローから、濃いビリジアンとこげ茶まで、糸を染めて準備していきます。緯糸の色が勝負って感じの一枚になるから、しつこく、しつこく、納得するまでなんども染めます。もうね、次、本番のつもりで。
質感も、きおさま、つるつるした艶やかな絹らしさが欲しいとのことだったので、座繰り糸を多めに。でもエッセンス的に真綿糸のちょっと太めのも用意。印象的な一枚になるよ。
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染めたら巻きます。
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準備ちゃくちゃく。
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まずはこんな感じかな。微調整はこれから。
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さあ、緯糸を入れてみよう。
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きおさまのonly only のお着物、経糸の準備が完了しましたので、さっそく緯糸を入れてみます。まずは、経糸を安定させるために、何回か張り直します。ふむ。こんな感じ。
よし、もうちょっと薄色にしてみよう。
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少々織り進んだところで、きおさまに連絡して、お越しいただきました。6月の半ばの話です。もう暑くて申し訳ないなと思いつつも、久しぶりに我が家までお越しくださいました。4回目打ち合わせです。
きおさま、薄い色の方の試しを気に入ってくださったようです。
もっとツヤがあっていい。
明るい色を使って欲しい。
茶色はグラデーションでは?
淡い茶色から、ほわんとしたこげ茶の?
赤茶はやめましょう。
萌黄色でスッキリした感じがいい。
などなどのご意見が出ました。
よっしゃ、萌黄色を特定しましょう。色はいろいろですので、目で見て確認です。色見本を二人でくりながら、あれでもない、これでもない、、、
結局選ばれたのは、この色。(下の写真に貼り付けてある色見本。)この色が、きおさまと私にとっての萌黄色です。了解しました。緯糸はこの色をベースに、ツルツルした糸を多用して、ツヤを出しましょう。
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きおさまがお帰りになってすぐ、私は萌黄色を2色染めて、小管に巻きました。よし、次の試しは、この糸を入れてやってみよう。
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つい先日のこと、玄関のピンポンが鳴り、郵便屋さんに大きな封筒を手渡された。見たことあるぞ、この封筒。デジャヴ?
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開けたらもっとデジャヴ。デジャヴというか、おんなじじゃん。2枚目?
確かに、寄付は2回したけど、2回目は10万円以下だったので、熊本城主手形のカードだけ、来ると思っていたよ。
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2回目の寄付は、昨年の個展のあと、主に、このブログをお読みになっている方に、お買い求めいただいた分の、10%を寄付させていただいたものです。そのおりは、本当にどうもありがとうございました。おかげさまで、熊本城の復興も始まってるみたいです。ふるさとに動きがあるのがうれしいです。これからも、あたたかく見守ってください。
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全く同じと思ったけど、有効期限が違う!寄付金が多い方が、有効期限が長い!!おお。特典(熊本市立の観光施設が入場無料)も金なりってことなのね〜。
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きおさまの経糸の色が決まりましたので、さあ、整経に向けて、糸の準備を始めましょう。まずは染め。座繰り糸と真綿紬糸、全部を染めて、糊をつけます。乾いたら、綾を整えて、木枠に巻きます。今回は40枠。
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それができたら、いよいよ、整経。これは、小型ドラム整経機。
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整経したら、千切り巻きの準備。
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向こうに見えるのは、手伝いにきてくれたchiakiさん。別口の小管を巻いてくれています。千切り巻きの準備をしつつ写真を撮ってる私は手前にいるわけですよ。右手にハンドルがあります。
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千切りを機にセットして、綜絖通し。
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そして、筬通し。
経糸が一色(微妙に2色ですが)で、緯糸で勝負するというのは、私、けっこう好きです。経糸で遊ぶより、おすましな感じになります。特別なお出かけの着物にするのに、イケる思っています。
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完全注文制作 only only きおさまのお着物の制作ストーリーを進めましょう。経糸の色が決まりましたので、まず、座繰り糸を一綛と真綿紬糸を一綛、染めてみました。きおさまが選ばれた色見本の色を参考に。
こんな感じか?むむ?鮮やかすぎ?緑すぎ?
きおさまに画像をお送りすると、実物を見てみたいとのことで、早速お会いすることになりました。
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きおさま、私の最寄の中央林間駅までお越しくださいました。
「ヨシダさんのうちに行っちゃうと、楽しくてつい長居しちゃうから」というご配慮。あら、まあ、いいのに。すみません。
駅ナカのカフェに行こうかと思ったけど、ふと通りの向こうを見ると、ターリーズのテラス席が気持ちよさそう。そこがいい。今日はぜひとも自然光で見ていただきたい。爽やかないい天気だしね。で、テラスの丸テーブルに陣取り、カフェラテをいただき、糸をお見せしました。
きおさま、すぐに、この色でオッケー、とおっしゃいました。
ひょ?いいの?調整するけど。。もう少し、青磁色にしましょうか?
きおさまは、この色でいいと。前回お見せしたデッサン、気に入ってるので、この色をベースに、きれいな、くすまない、緑、黄緑、黄色、茶色で織って欲しいと。
なるほど、きれいな色ね。
きおさまは、スマートフォンに保存してある、数々の着物姿の画像を見せてくださいました。次々見せていただいて、私は思い至りました。そっか、きおさま、お着物、たくさんお持ちなのだ。もうすでに、おとなし目のや、落ち着いた色のは、たっぷりあるのだ。だから、これから新しく作る一枚は、似たようなものを作っても仕方ない。思い切り、澄んだきれいな色のを作ればいいのだ。
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今日は、画家の朋百香さんのところで「京都タロットの会」開催されるとのことで、おじゃましてきました。朋百香さんが描かれたタロットカードの原画も展示され、タロット占いもしてくださるとのこと。ちょっとオシャレしたく、今年は単衣を着てないじゃん、と引っ張り出して着始めましたが、暑いのとタイムアウトで断念。Tシャツにスニーカーで出かける。
朋百香さんは長平庵という素晴らしい場所をお持ちで、その空間と朋百香さんの絵がマッチしているのが、素晴らしかったです。あと、点数の多さと描き込みの緻密さに恐れ入りました。描くエネルギーに満ちているのです。
生まれてはじめてのタロット占いは、京都からお越しの岩倉ミケさんに占ってもらいました。不思議に痛いところつかれ、ズキっとくるんですよね。男っぽいカードばかりでました。ガシガシ働く運命みたい、、、、。それが幸せってことね、、、、。人生を全うしましょうかね。
その後、朋百香さんの墨の作品なども観せていただく。いつか帯にしたいと。元々が作品だから難しいけど、チャレンジし甲斐がありますな。やりたいです。
帰りは、イラストレーターの岡田知子さんと一緒になり、いろいろおしゃべりしながら電車に揺られたのも楽しかった。もう30年も前、高校の時、友達と一緒に帰ってる感じした。
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織り見本をお送りした睦月さま、すぐにメッセージを下さいました。
やはり、実物見ていただいて、よかった!いろいろ分かってきました。
まず、織り幅、見本は8寸ちょうど(30.3cm)でしたが、ご希望は8寸2分(31cm)とのこと。八寸帯ですから、これは大事です。
緯糸は、未精練のきびそ糸、精練済みのきびそ糸、和紙の糸でご提案しましたが、そのうち未精錬のきびそ糸が、風合いが好きでご希望とのこと。しかし、張りがあるからおタイコの形がふんわりしてしまうかしら、、、、とも。
それから、実はびっくりしたのですが、何と、裏の色合いがお好きだと。
えっ!
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それで、メッセージをやり取りし、
まず、布幅を8寸2分にすること、
緯糸には未精錬のきびそ糸を使うけど、張りが出過ぎないように、できるだけ細めの糸を選ぶなどすることで対処すること、
をお伝えする。
布の裏と表については、実はこれ、表も裏も決まりはなく、私が裏と紹介した方を表にしてくださって、全く構わないこと。実は私自身も、試しの試しをやってる時は、逆のつもりだったのですが、今表としている方が、ツヤがあるし、色も出るので、お好きかと思ってご提案したにすぎないことをお伝えする。
そうしたら、裏となってる方の、ざらっとした光沢のない方の風合いがいいとのこと。
そっかーー。ツヤがある方が好まれるに違いないって、思い込みだったなあ。固定概念、打ち破ってくださって、ありがとうございました。
では未精錬のきびそ糸で、裏表を逆にして、もう一度試し織りをやって見て、またご相談しますね。ちょっとお時間いただきます。乞うご期待!
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ちょっとブログ状では時間があいてしまいましたが、睦月さまの帯、バッチリ進行中です。
1回目の打ち合わせで、「黒と青と茶色とベージュ」の、「布の表情」があり、かつ、「きちんと感」がある帯、というご希望は承ってます。
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それで、上のようなデザイン画を作り、実際に織ってみました(一番上の写真)。うーん、どうだろうな?
この段階で、一度みていただいた方がいいだろうなと思ったけど、睦月さまの上京のタイミングと私のスケジュールがなかなかあいません。
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そうこうしているうちに、ちょっとひらめきましたので、もう一つやってみました。これは、全面にドットをしていく方法で染めています。
睦月さまに、これらの画像をお送りすると、下のいいですね、とのことでした。どう発展させるかは、観ていただいた方がいいなと思いましたし、睦月さまも、実際に厚みや硬さ、柄ゆきを見てみたいとのことでしたので、実物に説明書をつけて、お送りいたしました。
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今日は、久しぶりに染織をしない日だった。
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美容室に予約を入れていたので、表参道へ。生まれて初めて、くるくるパーマをかける。あら、結構好きだわ。年相応に大人っぽくなったような、、、。
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パーマ代を払ったらお金がなくなったので、コンビニでおにぎりを買って、歩道の柵に座って食べる。お茶は水筒を持ってる。この辺、旅行者だらけだから、きっと私も、アジア系一人旅に見えたに違いない。
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その後、観たい展示がふたつあったのだが、検索したら、なんと両方とも定休日。影山秀雄さんと坂口恭平さん。残念。月曜トラップだなあ。
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これからどうしようかな?ひらめいたのは、明治神宮の清正井(きよまさのいど)。ずっと以前に一度行ったきりだ。静謐な空気のある場所。清正公のスピリッツが流れているのかな。
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清正井めあてだったのが、花しょうぶがちょうど見頃だった。井戸から流れでた清水が、花しょうぶ田を育てているのだ。
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井戸は、以前来た時より、水量が少なく、ちょっと濁ってた。最近、雨が少ないからだそうだ。
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その後、明治神宮に参拝して、来た道を戻り、表参道をふらふら、ルイ・ヴィトンのギャラリーに寄り道。ダン・フレイヴァンというアーティストの展示をしてました。
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現代ぽいなあーと思って、ふとキャプションを見ると、1960年代の作品。50年前!私の生まれた頃の作品なのか。よく分からんと思って観てたけど、50年たって古臭くないというのは、すごいな。
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さらに、ふらふら歩いて、半蔵門線に乗って帰りました。
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きおさまとの2回目の打ち合わせは、4月の半ばに開催された、きものおたすけくらぶさんの盛装オフ会の会場においてでした。私、パーティーなどには、縁がない生活していますが、この時は、きおさまが誘ってくださり、いそいそと出かけたわけです。
場所は学士会館。会場に着いてすぐに、きおさまとお会いすることができました。きおさま、軽やかな盛装姿です。この方、本当に華がおありだわ。
私も目一杯おしゃれした着物姿ですが、手にした合財袋に、クリアファイルを円筒形にして忍ばせておりました。
クリアファイルには、イメージ画は2パターン、それぞれ、前から見たところと後ろ姿の計4枚。あと、経糸用の染見本を6色。
私としては、青磁色を軸として(なんてったって、飛青磁が目標だもんね)、そこからどのくらいどっちに振るのか、見極めたいところ。
着席前の雑談している時、きおさまに、今、見ていただけないかとお願いしたら快諾くださった。
見るなり、「こっち」と、緑に黄色が入っている方が指さされる。おお、こっちですか。飛青磁の飛びを黄色に変えてみた方です。
色見本は、「これね」と、一番鮮やかな色を選ばれた。青磁色をグッと緑に寄せ彩度をあげた感じですね。きれいな色でとは伺ってたけど、ここれは鮮やかですね。
それにつけても、きおさまの決定の早さよ。すばらしい。見習いたい。
それでは、選ばれた色見本を目標に経糸をまず一綛だけ染めますね。それで見ていただいて、オッケーとあらば、全てを染めるという段取りで行きましょう。