吉田美保子の some ori ノート

清正公の案内状

2016.10.26

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個展のご案内状、届きました?ご住所いただいている方、発送しましたよ。お手に取っていただけました?
いいでしょ、いいでしょ。おほほ。我が展示会のDMながら、いい出来なのですわ〜。ほれぼれ〜。
ただ、お届けできてない方もいらっしゃるに違いないと心配しております。私、ヌケが多いんです。ごめんなさい。お送りしますので、ご一報ください。→
それから、私と面識がない方けどちょっと興味あるって方、ぜひお送りさせてください。ご住所お知らせください。→
忙しかったり、遠かったりして来れないけど、DMだけ欲しいって方もいいですよ。お気軽に!→
一部の方には、お友達などにお配りいただくよう、複数枚送らせてもらってます。そんな方で、「まだ足りん。もっと配ってやるよ。」と言う方も、ぜひぜひご一報ください。→ ご協力、心から感謝します。
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個展が決まったときから、今回の布陣は熊本で決めたいって思ってました。
それでDMは、一も二もなく、幼稚園と高校の同級生の渡辺善文くんにお願いしました。いやー、お世話になりました。
展示会のコンセプトからよく考えてくれて、そこを理解し、目に見える形にしてくれました。さすがだね!
例えば、
ーテーマカラーってあるの?
「うん、猩々緋って色。赤なんだけどね。」
ーしょうじょうひ?
「うん、猩々ってね、中国のお猿さん。猿がお酒を飲んでね、顔が真っ赤になるの。その色なんよ。戦国武将が好んだ色と。」
「色はさ、その猩々緋と、黒ね。」
「あとさ、加藤家の家紋を入れて欲しかと。蛇の目紋。」
「ハガキの形はさ、幟旗の形にならん?縦に細長くしてさ。」
うふふ、私の希望をすべて叶えてくれ、ほんとにすてきなDMができましたよ。どうか、お手に取ってくださいね。

テーマを「清正公の陣羽織」としたわけ

2016.10.14

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個展が決まったら、次はテーマを決めねば。力強い、メッセージが必要だ。私自身を支える、制作上の羅針盤ともなる。
自問自答。まず、初心に返って。なぜ、この時期に熊本で個展をするの?
それは、地震がきっかけ。突然起こったふるさとの大地震に心底おそれおののいた。
地震ね。じゃあ、一番ショックだったのは?
熊本城がくずれかけていること。
そっか、熊本城ね。熊本城がテーマ?
うーん、織物の展示会のテーマが建造物ねえ、、、、
じゃあ、ちょっと広く考えよう。熊本城と言えば?
せいしょこさん。
今も熊本人に愛されている加藤清正公の愛称ね。領民のために治水工事とか尽力したらしいね。せいしょこさんは、織物と関係ないの?
そんなの聞いたことないけど、そりゃー、着物は着ているでしょ。それに戦国武将だから、甲冑とか、陣羽織とか。。。
お、織の字が出てきたね。せいしょこさんは、どんな陣羽織を着ていたの?
知らない。
じゃあ、作れば。清正公に着せる陣羽織。現代版で。帯とショールで表現すれば。
ーーーーー
今日で、あの地震から半年だ。あっという間だなあ。熊本の家族や友だちはどうしてるだろう。まだまだこれから、もうひとやま、ふたやま、越えなくちゃだろうなと思う。さあ今こそ、
「せいしょこさん、出番ですよ!」

個展のはなし、そもそも編

2016.10.10

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今回の私の個展は、そもそもは4月の熊本大地震がきっかけです。
ふるさとに大地震がおき、多くの方から、お見舞いのメールをいただきました。おかげで、動揺していた私は、ずいぶん落ち着くことができました。ありがたかったです。
その中に、「何かできることない?」って聞いてくださる方がありました。私は「落ち着いたら観光に来てください」とこたえました。
遠くから、わざわざ、楽しむために、人が来ることが、疲弊し落ち込んでいる熊本を、明るい日常に戻す原動力になると思ったからです。
頭に中に、ちらりと会ったのは、東日本大震災後の「さんま寄席」です。立川志の輔さんが気仙沼で落語をする。それを東京はじめ、全国から観に行くというものです。実は私、2回、参加しました。震災後の東北に行ったのは、この企画があったからです。落語も最高に面白かったし、津波の爪痕を見たのは心に深く残ったし、何より、地元の方が本当にうれしそうに遠来の客を迎えられていたのをよく覚えています。
しばらくして、同じ方とフェイスブック上のコメントのやり取りで、
「ミホコさん、熊本で個展しないの?観に行くのに。」と。
まじすか!!だったら!!!
私はまず、懇意にしている熊本在住のきものライター、安達絵里子さんに相談しました。安達さんはきものサロン「和の國」店主、通称「國さん」に相談しました。
それでトントンと、個展を開催し、全国から熊本に遊びにきていただきましょうということになりました。うっわー、、、セキニン重大、、、、
私の個展きっかけに、熊本にお越しいただいて、熊本をぞんぶんに堪能していただき、また、復興中の熊本に外からの風を入れていただきたい。熊本の方には、日々の生活に振り掛ける一滴のエッセンスになれれば。そんな思いで個展を開催することになりました。
どうか、遊びにきてくださいね。まってます。
「清正公の陣羽織 吉田美保子展」
とき  2016年11月21日(月)、22日(火)、23日(水)《20日(日)お披露目会・予約制
じかん 11:00〜19:00
ところ きものサロン 和の國 熊本市中央区城東町4−7 電気ビル1F

「清正公の陣羽織 吉田美保子展」のご案内

2016.10.04

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この秋、個展を開催いたします。ところは、熊本。わがふるさとです。書きたいことはいろいろあれど、それはボチボチいくことにして、まずは、情報的なこと、書かせていただきますね。どうか、晩秋の予定に入れて下さい。遠方の方は、宿とフライトの手配を、今すぐ、プリーズ。
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「清正公の陣羽織 吉田美保子展」
とき 2016年11月21日(月)、22日(火)、23日(水)。《20日(日)お披露目会》11:00〜19:00
ところ きものサロン 和の國 熊本市中央区城東町4−7 電気ビル1F
◎トーク会をします
会期中(11/21、22、23日)連日、14時から、個展開催の経緯や、思い、作品の解説をします。申し込み不要、無料です。30分程度の予定です。ぜひご参集ください。
大地震がふるさと熊本をおそった。遠くに住む吉田を心底震わせた。あの美しい熊本城がくずれかけている。築城した加藤清正公に思いをはせた。
「せいしょこさん、出番ですよ!」
復興の陣頭指揮をとって下さい。せいしょこさんは、どんな陣羽織を着る?吉田もpetitせいしょこさんになって、帯とショールを織ります。
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◎お披露目会をします
会期に先行して11/20(日)に、お披露目会をします。いの一番に吉田の新作をご覧になりたい方、特別にご案内いたします。予約制です。申し込みやお問い合わせはこちらから
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なんと、和の國さんのブログに、きものライターの安達絵里子さんが、この展示会について書いて下さっています。ありがとうございます。何よりの応援いただきました。制作に力が入るね。ご期待にこたえますよーー。

my first kimono

2016.10.03

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あおさまの only only、完成しました!湯のしに出して、仮絵羽もやってもらって、やっとやっと完成です。
あおさまのお顔を思い出しながら、最終チェック。撮影。糸見本を作って、お手紙を書きます。そして、お着物の名前を考えます。
うーん。
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my first kimono とご提案させていただきました。
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一枚めのきものをとご注文いただいたからのなのですが、もう一つの理由は、あおさまの初々しさを隠し持った感じからです。だから first という言葉を使いたかった。
少女が新しい世界を見つけた時の、ドキドキ、わくわく、戸惑い、どんどん入り込んでいく感じ。あおさまから、そんな印象を受けていました。
あおさま、普段は、いわゆるバリキャリといわれるビジネスウーマンでいらっしゃると思うのだけど、素がピュアな方だなと。そのギャップがまたかっこいいです。
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あおさま、お着物、受け取りにお越しくださいました。ふわっと羽織ってみられ、パッとお顔が明るくなられたのが、うれしかったです。
実は、11月の後半に、あおさまと再会できる予定があります。たぶん、このお着物、お召しでいらっしゃると思うんだよな〜。きゃーん、楽しみ。いやーん。どきどき。
ブログのあおさまストーリー、それまで中締めとさせていただきます。再会を楽しみに!

蒸し、水元、張り手

2016.10.02

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あおさまの only only、織り上がりましたよ。(ブログ上では時間を短縮しています。日々、同じように織ってきましたので、ネタがありません〜〜。安定していることはいいことですが、話題にはこと欠きますなあ。)
さあ、仕上げです。仕上げの作業は緊張の連続。絶対失敗が許されません。なぜなら、やり直しが効かないからです。
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まず、蒸します。布を不織布で巻いて、筒蒸しします。蒸すことによって、ブラッシングカラーズの染料が繊維にしっかり定着します。
それから、水元。布をぬるま湯に入れて、振り洗いします。余計な染料分や糊分を取ります。
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そして張り手で張って、伸子を打っていきます。絵羽だからね、4枚に分かれてます。せまい所に工夫して干します。
ここまで行くと、ちょっとやれやれ。どっこいしょ。
*写真はすべて、張っているところ。一番上の写真、濡れていることと、アングルのせいで、すごくビビッドに撮れています。乾くとぐっと落ちついた色味になります。

織ってます

2016.09.30

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あおさまのonly onlyのお着物、進んでいます。あおさま、お背が高くていらっしゃるので、ちょっと長めに設定してます。全長で3丈6尺。約13.6m。織っても織っても、先は長い。
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緯糸は16種類です。次の一越、どの糸を入れるかは、即興のところあります。色味と糸の種類、太さで大まかな決まりを作って、決まりの中では即興で杼を選びます。コントロール下の即興って言うか。
絵羽のお着物を織るときは、成果が分かりやすいのがいい。今日は袖分織ったぞとか、分かるのがいい。達成感がある。

織ってたら

2016.09.29

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座繰り糸を経糸にして着物を織っていると、どうしても杼が糸をすくってしまって、目が飛んでしまうことがあります。糸に節があるから糸同士がくっつきやすく、どんなに気をつけていても、飛ぶ時は飛びます。いい糸の証拠でもあると言えると思います。機械で作ったすーっとした糸だったら、めったにないことだからね。
絵羽を織っているときは、自分が今、着物のどの部分を織っているか正確に分かるので、その目飛びがどこにでるのかももちろん分かります。
目立つ所だったら、問答無用で、織った糸をほどいて織り直しますが、例えば、仕立ての段階で折り込まれて、見えない場所にくるって分かっている場合は、さあ、どうする?
あおさまのお顔がちらついて、そのまま織り進むなんて出来ないねー。戻りますよーー。
写真の待ち針のところ、目飛び2ヶ所発見。もどんべよー。

織ります

2016.09.28

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さあ、織りましょう、織りましょう。小管はこのように、全部巻いて、種類ごとに分けています。入れていく割合も決定済み。こうしておくと、安心して織れます。もちろん即興もありです。それも含め、準備万端です。
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こんな感じ。
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みなぎってます。

染料を調合

2016.09.26

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あおさまのonly only、設計図が納得いったら、ブラッシンングの染料を調合します。多めに作り、よっしゃと思ったら、それを四等分して保管します。ブラッシングするのは、下前、右の後ろ見頃、上前、左の後ろ見頃、下衽、上衽の順で、6回です。染料を一つのバケツで作っておくと、刷毛についた水で薄まり、色に違いが出るのを怖れて、分けて保管します。
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さあ、下前を染めるよ!
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行きます。

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