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ちょいと抜け出す。表参道とその界隈へ。
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表参道で、森万里子展を見た。
正直言うと、私、あまり森万里子、ピンとこないんだ。タイプでないアーティスト。そのくせ、けっこう見てるのよね。10年くらい前の、東京現代美術館でも見たし、これもずいぶん前だけど、豊島(てしま)で沼の中ににょきっとしてるのも見たよ。
で毎度、うーん、アジャストできんわぁ、と思いつつ、ガン見。
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タイプでなくても、人を吸い込むのだよ。それに、うなづかせる。目が離せなくなる。たいしたもんだと思う。
森万里子展は、表参道のエスパス・ルイ・ヴィトンにて、来年の1月5日まで。
写真は森作品です。撮影可なのよね、ここ。
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めとさまのお着物の経糸、染めは全て完了したはずでした。いい色が出揃いましたので、納得してました。
ですが、いよいよ落とし込みをしながら、ちょっとだけ、違和感。グラデーションのところ、ちょっと違わないか?もう少し、ふわっと感を出した方がよくないか?ピンク系から、シャンパン色に行くところ、本当にこのままでいいのか???
上の写真はピンクの糸が乾いたところです。糸は完全に乾かないと、色が分からないのですよね。
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それで、もう一色染めました。この写真の真ん中に写っている糸(ピンクの手前)。中間色染めて、グラデーションを優しく柔らかくしたかった。シャープなグラデーションの場合は、色数の少ないのもいいのだけど、めとさまの場合は、「colored wind」なのだから、ふんわりといい香り漂う感じ。ここではシャープさは求めてないのよ。
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さあ、これが経糸のすべて。いいでしょ、いいでしょ!
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先々日、先日と二日続けて、友達がきた。付き合いべたな気がある私としては珍しいことだ。
二人とも、ちょっと年上のすてきなお姉さん。それぞれご多忙の中を縫って、お越しくださった。
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一日目にきてくれた人は、この2年くらいのうちにとても仲良くなった方。新しい視点から、私の制作に大きなサジェスチョンをくれた。よし、動くぞ!
二日目にきてくれた人は、もう15年くらいの付き合いか?板橋区時代のご近所さん。オーストラリアの方。3年ぶりくらいだよ。変わらないなあ。アートな人だ。10周年の挨拶状を出したのに応える形でお越しくださったのだけど、それは5月の話。自分のペースで祝ってくれる。うれしかった。
写真はお二人にいただいたもの。場所を変えて撮ってみた。Thank you!
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めとさまのお着物、いよいよ最終の色調整の染めです。
まずは、紅(くれない)です。この色がやはり、めとさまのお着物を支える色ですものね。お借りした本の見返しの色と、染めながら、何度も何度も見比べる。本の色というより、めとさまが求めている色を染めたい。
こっくりとした紅にするために、隠し色の黒と黄色をしっかり吸わせて、より深い色にしました。
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これは朱。緯糸です。染め重ねてます。緯糸の最終調整は、経糸ができてからなのだけど、ほんのちょっとだけこっくり感があった方がいいかもとのことだったので、やってしまいます。できることは何でもすぐにやって、ひとつレベルを上げた状態で、最終の最終の調整に臨まなくっちゃ!
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これは新たに染めてるピンクです。ご提案時は、グレーを帯びたピンクだったのだけど、めとさまの「透明感を大切にしたい」というご希望でグレー味は、ほとんど無くなりました。
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これも新たに染めてます。めとさまにお借りしたショールの色です。シャンパン色なんです。いい色よー。上のピンクとグラデーションにします。
これで、全ての色が出そろったと思いましたが、すっかり乾いて、さあいよいよとなった時、ちょっと待てのワーニングが心の中に鳴りました。その話はまた。
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めとさまと私の間で、ひとつの箱が行き来しました。思いや計画や見本をたくさん詰めて出し、めとさまの元で、揉まれ、磨かれ、新たに息吹をたくさん吹き込んでもらって、意気揚々と帰ってきました。
私の書いた計画書に丁寧に意見を重ねてくださった。それを丹念に読む。耳を傾ける。
色に少々の修正あり。
ご希望の色の見本として、本とショールをお借りしました。
本は先日見せていただいたのだけど、染めるとき、近くに欲しかった。脳内改ざんが怖かった。ほーら、やっぱり!こっくり加減がぐっと深いよ。借りてよかった。
ショールは、シャンパン色の見本として。「色があるようで色がない、あるいは、色がないようで色がある」を目指していますので、微妙な色。風のような色。これもお借りしてよかった。私の思いより、少々黄色みが強かった。
これから、染め重ねたり、新たに染めたりに入ります。
写真は新たに染める糸。湯洗いを終えて、染まる気まんまん。
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このブログに下記のような、記事を載せておりましたところ、大変よい縁をいただきました。
ありがとうございます。
お互いの伸びしろを拡げ、やって行きたいと思っています。
私の仕事を手伝ってくださいって言いながら、もしかしたら、それは口実なのかもしれませんね。
私は、互いに刺激・応援し合えるような仲間が欲しいのかもしれません。
私の持っている知識や拙い技術は何でも教えると言いながら、私の方が、気付かされています。
染織吉田は、染織に真剣に取り組む方からのご連絡をお待ちしております。
お手伝いに通っていただくかどうかはまた別として。
会いませんか。
写真はずっと前に撮ったもの。扉、よかったらたたいて下さいね。(開いてる写真がなかったの〜〜〜)(鍵はかかってないよ、すぐ開けまーす!)
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私の制作を手伝ってくださる方を募集します。
どんな方に来ていただきたいかを下に書きますので、お読みくださり、私こそと思われる方は、こちらからお問い合わせください。
・ 仕事の内容は、染織全般の補助です。染色や糸巻きや筬通し、綜絖通しなど、いろいろです。
・ 経験は重視しませんが、未経験者は難しいと思ってます。
・ 時間は、10:00〜17:00が基本ですが、9:00〜16:00、11:00〜18:00でもいいです。
・ 頻度は、相談の上、決めさせてください。毎日でなく、週1〜2回程度がいいかと思ってます。頻度は固定でなく、都度、決めてもいいです。(今月は所用で1回しか来れないなどもオッケーです。)
・ 薄謝(日給)をお支払いします。交通費はごめんなさい。(最寄り駅は、「中央林間」です。)
・ 昼食は、こちら持ちです。一緒に作って食べましょう。
・ 現在、2名の方にお手伝いいただいております。
・ 40歳くらいまでの方にお願いしたいと思っています。
ここでひとつ、本音の話。
どういう人に来ていただきたいかの筆頭は、やはり、本気で染織に取り組んでいる人です。
そうでない方は、もし来たって詰まらないと思います。1日使って得るものは、薄謝のみですから。(申し訳ないですが、本当に薄謝です。生活の足しにはなりません。)
でももし本気で染織をやろうとする人にとったら、私の持ってるノウハウを全て盗めます。それは大歓迎です。
まだまだ途上中ではありますが、20年、試行錯誤しながら染織してます。道具も、失敗しながら買い直したりして、今のものになりました。
どういう仕事場の作りで、動線がどうで、素材をどこで買ってどう使っているかなど、本気で染織をやろうとお思いの方には、きっと参考になると思います。
どうして、私が、上記のようなことを書くかというと、私が駆け出しの頃、何より勉強になったのが、先輩作家さんのお手伝いをして、その仕事のやり方をつぶさに見させていただいたことでした。「ああ、こうやってるのか!」という気付きが、今の仕事の基礎になっています。
染織にマジな方、仕事、手伝って下さいませんか?
ここで、もうひとつ、本音の話、ネガティブ編
染織吉田の仕事を手伝ってくださり、染織のノウハウを得られたからと言って、染織家になれるとは限りません。私にはあなたを育て、世に出すだけの力はありません。そのことについては申し訳なく思っています。
プロになるには、染織の腕だけでなく、他にもクリアしなければならないことが山とあり、常識をひっくり返すくらいのタフさが必要です。
もし、それでも本気で染織家になりたい方に対しては、私は協力を惜しみません。
ここまで読んでくださって、やってみたいと思われた方は、こちらからお問い合わせください。面接と言うほどのものでは無いですが、一度お越しいただき、話をしましょう。その上で、双方の合意が出来れば、お願いします。
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フォトショップ講座、すすみました。
やるだけやったよ、もうフラフラ。パソコン仕事の疲れは独特ですね。脳みその芯のところが疲弊し切った感じです。
あーあ、私はやっぱりガテン系かな。手でつくる方が向いてるね。脳で作り上げるのではなく、手を動かし、体を動かし、全身をふりしぼって作る方が向いてる感じです。
とは言え、今回の講座はデジタルで羽裏を作ることが目的ですから、そこに向かって走りました。自家用とはいえ、実際に使えるものを作りたかった。
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最終完成形はこんな感じ。縮尺不明ですよね。幅は114cmあります。反物の幅の3倍です。長さは250cm。
インスピレーションは現代アートからなのだけど、いじっていたら、現代着物風になりました。私っぽくもなったな。あはは。
制作がすすんで行くうちに、銘仙とか、街着の着物に、カルタや花札やトランプの模様があったなあと思い出した。そんなつもりは毛頭なかったけど、四角が飛んでるとそうなるのかもね。
これって、着物の柄って出尽くしているってことか?それを今の空気に合うようにリニューアルさせているのか?織りも同じか??
物作りなんてそんなものかもなあと思った次第。
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この秋は、フォトショップのクラスを受講しています。講座名は「羽織の裏地ーデジタルの布地作り」。
デジタルで布を作るというのにひかれました。いつも、「これでもかっ!」ってくらいの手作業で布作りをしていますので。
デジタルでものを作ること、手で作ること、いったい何が違うのか?
で、発見したことは、手で作った方が(「体動かした方が」とも言い換えられますが、)すっきりします。ある種、諦観もあります。「やるだけやった、やり切った」と言える。
デジタルだと、際限なく、いくらでもやれるんだなあ〜。やっぱ、やればやるだけ面白くもなるし。フラストレーションはたまりますな。もっともっとを望んでるのに、スキルがついて行かない。「よっしゃ!来たぜ」って感覚はあります。これは、手でやってても一緒ですね。
手で布を作ることを仕事としていますが、何より大事は、手を使うってことじゃなくて、いいものを作ること。その方法が自分の手なんだよね、今のとこ。まあ、たぶん、これからも。ただ、固定化せず、外界から取り入れられるもの、どんどん入れて、ボーダーレスな手仕事を目指したいのだよなあ。
写真は、作業中の私の羽裏。講座内の時間ではとても間に合わないので、おうちでせっせと進めてます。まだまだー!
イメージソースに使わせてもらったのは、アーティストのルイーズ・ブルジョアのタブローです。ルイーズ・ブルジョアって、彫刻家とカテゴライズされるし、有名なのは、六本木ヒルズの巨大な蜘蛛のオブジェだと思うけど、平面もいいのだ。大尊敬。
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さあ、鬼皮が取れました。草木染めの世界では、果皮とも言いますな。これを煮出します。
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ぐつぐつぐつ。今回は二染目まで取りました。
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栗の染液です。いい感じに取れました。このまま、本番の糸が決まるまで、保管します。私は防腐剤を入れて、涼しい場所に置いておきます。沈殿するかなど、様子を見ながらね。
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試し染めをしておきましょう。今度、ご提案に行くのです。
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媒染は金属塩です。試し染めに使ったのは、アルミ、錫、銅、チタン、鉄の5種類。
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栗がやってきました!宅配便でドンと。わーーー!ピカピカでツヤツヤの大きな栗です。
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栗のみならず、新米と栗の和菓子も!幸せ!
いやはや、これはどう言うことかと申しますと、次の次の次くらいに織らせていただくONLY ONLY のお着物、お客様とのメールのやり取りで、栗に特別の思い入れがあると言うことで、栗染めで行こうってことになったのです。それで、その方のお住まいが栗の産地ということもあり、お送りいただくことになったのです。
しかーし、実をおおくりいただいちゃうとは、なんとも恐縮。
私がお願いしたのは、栗は強い染料だから、葉でも枝でも樹皮でもイガでも鬼皮でも何でも色は出ますので、手に入るもの送ってくださいってものでした。それが、何と実とは、、、、思ってなかったよ、サプライズだよ、、、、よよよ、感涙。
さあ、栗をむきましょう。新米で栗ごはんにしちゃおうかな。お菓子もうれしいよ。私、来客以外の時は甘いもの買わないんだ。でも好きなんだ!やったーー!
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むいたぜ。ふぅー。(ごめん!今回のメインはこっちじゃなくて、鬼皮の方!)