
去年の秋に、通販サイトを立ち上げ、その目玉として、善林英恵さんとコラボを始めました。ご存知、「おしゃれな普段着物にコーデする和装バッグ」シリーズです。
その時、売り上げの10%をつどつどプールしておいて、とてつもない自然災害がおこった時に、寄付させていただこうと話し合いました。善林さん、いい提案をしてくれた。モノを作って売る人間の社会参加の一つとして、とても自然でいいと思いました。

とは言っても、災害などないほうがいいから、えんえんとプールし続けたかったのですが、、、、1年を待たず、その時期がやって来てしまいました。
西日本の水害は、とてもじゃないけど、見てられません。これは今すべきじゃない?
善林さんと話し合い、行政や大きな団体の手の届かないところに、自前で駆けつける小さなNPOか個人の方に託したいということになり、、、、さらにモノではなくて、人に使いたいということになり。。。。。

そんな時、写真家の村山嘉昭さんが、徳島から、ロングトラックと大きな水タンクを借りて、水2トンを、今回の豪雨で、甚大な被害をもたらした愛媛県を流れる肱川沿いの個人宅へ届けまわったとフェイスブックで知りまして、この方に託し、交通費の足しにしてもらいたいねということになりました。村山さんにお聞きすると、水を配布されたのは大洲市の肱川沿いに点在する集落と、西予市野村町とのことです。
村山さん、我々の申し出に、はじめは、果たして自分でいいのか困惑していると返事くださったのですが、やりとりを重ね、「わかりました。ありがたくお預かりします。」とおっしゃってくださいました。それで、早速振り込みましたので、ご報告いたします。
村山さんの活動は、フェイスブックとツイッターをご覧ください。

今回の寄付の金額は、42,552円 となりました。寄付の元は、以下の9点のコラボ鞄を求めてくださった方々です。本当にどうもありがとうございました。
大きくてヨコながブルー&イエローをお求めくださった、KNさま
小さくてタテなが、海の青をお求めくださった、AEさま
大きくてヨコなが、ブラック&パープルをお求めくださった、NNさま
大きくてヨコなが、グリーン&イエローをお求めくださった、TYさま
小さくてタテながいろんな色をお求めくださった、KNさま
ONLY ONLY でご注文くださった朋百香さま
ONLY ONLY で「My One And Only Bag」を作らせてくださったみるさま
ONLY ONLY でご注文くださったかのさま
ONLY ONLY でご注文くださったもまさま
なお、寄付は直の販売のみとし、お店さまを通して販売しました分は、省かせていただきましたこと、ご了承ください。

善林英恵さんとのコラボ作品、上にあげてる写真のもの5点、いま通販サイトにあります。すごく素敵よ。いかがですか?。これら、7月21日土曜日に、京都でも展示販売されるのですよ。見て買いたい方は、こちらへぜひ。
それから、コラボ以外の染織吉田の作品、着物、帯、ショール、タブローなども、期間限定で、販売価格の10%を被災地支援のために寄付します。もし、いつか染織吉田のものが欲しいなってお考えくださっていた方、この機会に、ぜひ、お求めください。こちらは、一ヶ月間、8月12日までの期間限定です。
額がまとまれば、またすぐに寄付したと思っていますので、どうかよろしくお願いします。

さてさて〜、たくさま のONLY ONLY、順調に織り進んでいます。いい感じ!ねらったように織れると、心から楽しいね!
織り機の横から写真を撮るとこんな感じ。

そのまま、目線を下げるとこんな感じ。左下のロールが、織った帯の布ですよ。

今、織りたてほやほやのところはこんな感じ。

これが、地糸。自分で合わせて作った杢糸(もくいと)です。

おタイコ部分や、前帯部分には、真綿を自分で紡いだ糸も、入れます。上の写真の4種類に染め分けてから紡ぎました。奥に写っているのは、極太のキビソ糸。これで、でこぼこの表情をつけます。

さらに、これらの真綿をほんの少量ちぎって、糸に撚りつけて、ネップにしています。

ほら、自然にネップ、入っているでしょう。
たくさま 好みの、地味シブ帯になりますよ。もうすぐ完成!

5月に取り組んでおりました、きよさま の八寸帯、ブログ掲載オッケーが出ましたので、お披露目させていただきます。

じゃーん!今、全貌があきらかに!

作品名は、ズバリそのまま、「Yellow triangle(イエロートライアングル)」です。

イエローは、どストライクの黄色。しっかりした鮮やかな黄色です。よく発色しました。明るくはっきりされたきよさま に似合いそう!

上の写真は前帯部分。地色は薄いクリーム色なんですよ。

この写真だと分かりやすいかな?左側がおタイコで地色はホワイト。右側が前帯で地色はクリームです。

こっちの写真の方が分かりやすい?手前が前帯。奥がおタイコです。ちょっとした違いだけど、きっとお顔映りが違ってくると思います。きよさま のご希望を叶えられてよかったです。

タテ糸とヨコ糸のバランスもよかったみたい。しっかり打ち込みました。

耳もまあまあ揃いました。糸を変えて筋を入れたところは織り縮み率が違いますので、ビクビクなのですが、これはいい感じの表情のうちで収まったと思います。

耳はこの写真が分かりやすいかな。糸を変えるときは、余計な糸が出ないよう、端を前の段に織り込みながら、進みました。

おタイコと前帯。

おタイコと前帯と手先。
手先には黄色い三角柄は入らないけど、色糸の筋は入ります。これはまり子さんのアドバイス。端々まで仕事がしてあっていい感じになったと思います。
今回は、本当に三人で意見を出し合い、力を合わせて作りました。ご意見を取り入れることで、もうひとランク出番の多い、使いやすい帯になったと思います。ありがたいことです。

細部をのぞいてみましょう。

地の部分。タテもヨコもさすがの光沢。光るね。絹の持ち味だね。

三角のとこ。イエローの染料がしっかり繊維に食い込んでます。

銀糸のところ。細く控えめに光ります。

帯は、すでに仕立て上がって、納品を待つばかりという状況みたい。きよさま も、ワクワクして待たれていると、まり子さんから伺ってます。

こちら、夏物向けではないので、着用はもうちょっと先かな。今回は、ブログで楽しみにされてる方もおいでだろうから、載せてオッケーとなりました。ご配慮、ありがとうございます。

こちらは、きよさま にお渡しした糸見本。
きっと遠くない将来、締めていただいたお姿を拝見できることでしょう。その日を心から楽しみにしています。

ショール織りました。涼しげな模紗織りのショールです。ブルーの濃淡がきれいに出ました。
通販サイトの方に載せたので、観ていただきたいのですが、、、、、

実は、これ、わけあって、サンプル特価品です。恥ずかしながら、、、、

よかったら、ぜひ、通販サイトをご覧ください。こちら→☆
他にもショールあります。こちらはどうどうの完品(当たり前だろ!)。ショール一覧はこちら→☆
* 追記)お買い求め、いただきました。どうもありがとうございました。

たくさま のONLY ONLY、本番に使う糸が出揃いました。
早速織ってみます。3回目の試し織りということになるけど、これは、たくさま と話し合うためというより、調子を見て、自分の指針を測り直すため。
(上の写真がそれです。半分より下のおとなしい部分は違いますよ。ネップが入っているところね。あと、ネップの入り方は本番とは違います。念のため。)
ふむ。よかろう。いいんじゃないか。やるだけやった。あとは、行くのみだ!

上の写真、左上が1回目の試し織り。右上が2回目。右下が3回目。これらをもう一度、よく見て、頭にしっかりインプットして、さあ本番、行きますよ。

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
17通目のメルマガをお届けいたします。
こんにちは。
先日の大阪での大きな地震、大丈夫でしたか?
メルマガを読んでくださっている中にも、大変な目にあわれた方、いらっしゃるのではないかと心配しています。
もうおさまったようにも見えますが、人の心の奥の奥には、まだまだ怖い思いがこびりついているのではないかと思います。
どうか、くれぐれも、無理しないでくださいね。
関東では梅雨あけ。
いよいよ夏です。
体を大事に夏を楽しみましょう。
《 目次 》
1. ふすべ
2. 骨董市で
3. ブログ
___________

1. ふすべ
「ふすべ」ってご存知ですか?
私は、先日、印伝屋さんに行ったときに、初めて知りました。
ご存知のように、印伝とは、鹿皮を染めて、その上に漆で型染めしたもので、お財布などによくありますね。
軽くて使い勝手も良いようで、年配女性を中心(?)に根強い人気があるようです。(あくまで私の感覚です)
実は、先日、母に財布を買おうかと思い、南青山の印伝屋さんに行ったのです。
通常の印伝の陳列の奥に、たたずまいが特別な一角を見つけ、どうも気になる。茶色くて地味なコーナーなのだけど、目が離せない。
ガラスケースを凝視していたら、店員さんが開けて触らせてくれました。
これが、ふすべとの出会いです。
うわあ、なんと柔らかい。手に馴染みます。自然な色も大好き。いぶされた匂いが残ってる~。
いろいろ教えてもらったのですが、ふすべって、鹿の皮を染めるのではなく、いぶすことで、茶色の色がつくのですって。で、例えば、糸を三本並べて、鹿皮に巻きつけてからいぶすと、その糸のところは煙が入らないので、生成りのままの色なのです。
その三本縞のキリッと美しいこと!縞っていいですねえ~~~!どこまでも続くって感じがしますね。吸い込まれそう。
うわー、、ドキドキしてきた。素材と縞のダブルパンチ。好物ふたつ。ノックアウトじゃ。
とうとう小さな小銭入れをゲットしてしまいました。
自分のものを買いにきたのじゃないのだけどな~。

2. 骨董市で
先号のメルマガでもお声がけしましたが、大和の骨董市に行ってきました。ご同行いただいた方のおかげで、とても楽しかったです。
たくさんの店が出てて、見て回って、ワクワクしました。欲しいものもいくつかありました。
ビーズバックしかり。印伝の札入れしかり。シルバーのカトラリーもよかったなあ。
たたずまいが美しく、均整が取れてて、りんとしてきゅーって感じ。作った人、リスペクトです。
欲しいなと思ったけど、買いませんでした。
お金の余裕がないのも理由ではありますが、ふすべの小銭入れは、余裕がないのに買いました。
同じようにドキドキしたのに、一方は買って、一方は買わない。
何が違いか?
問題はサイズだと思います。骨董市で見つけた方は、現代生活に合わないって思いました。
小さすぎるビーズバッグは、おしゃれした時の精一杯持ち物を少なくした時でさえ、必需品が入りません。
大きすぎる札入れは、日々持ち歩くのに邪魔ですね。
シルバーのカトラリーも、ぎょうぎょうしい飾りが、美しいけど、大きすぎる。
シンプルで、便利で、効率的なものばかりに囲まれたいのじゃありません。無駄が楽しい。無駄こそが豊かさかなとは思うのですが、、、
その塩梅がむずかしいですね。
3. ブログ
私の買ったふすべの小銭入れ、こっそりブログにアップしますね。
よかったら見てください。
http://www.someoriyoshida.com/blog
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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》17通目のメルマガ【ふすべ号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。
ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。
配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。
これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。
どうかよろしくお願いします。
___________
きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

これ、いい縞でしょうー。私、見ほれてしまいました。

ズームアップ。なんだか分かる?どうやって作ったかも、ちょっとびっくりの技法でした。

種明かしは、これ。最近ゲットした私の小銭入れです。
これに出会った経緯など、本日配信のメルマガに載せています。よかったら今号から配信しますので、ご登録ください。
アーカイブは、ノートにあります。いつもは有料設定ですが今号は無料設定しますので、今号だけ読みたい方はこちらから。(メルマガはテキストのみだけど、ノートは写真も入っているから、実はノートが一番いいかも)
メルマガ、おかげさまで、登録100名を超えました。ぼちぼち続けて参りますので、どうかよろしくお願いします。
*6月27日にお申込みいただいた、ドコモのアドレスの、AHさま、メールが戻ってきてしまいます。申し訳ありませんが、アドレスをご確認の上、もう一度、ご登録くださいませ。

たくさま のONLY ONLY、ヨコ糸は染まりましたが、実は、試しを織っている時から、悩んでた。それは、糊付けをどうするかったことが。もうちょっとだけ硬くしたいし、その硬さをキープしたいのだ。
たくさま 、重くて、硬いのが、苦手になってきたと書いてられた。が、柔らかすぎては八寸帯にならない。いつも使っている糊は、いい具合に硬いのだが、それは落ちるものなのだ。

それで、以前から、取れない糊にチャレンジしてみたかった。今こそ、そのとき。「こんにゃく糊」だ。

上の写真は、糊を溶かしているところ。

さあ、糊ができましたが、粘りが強くて、綛のままでは、糊つけ無理だな。一本糊つけ、するしかないな。

はい、これが一本糊つけ。木枠に巻いた糸を、糊液をくぐらせて、別の木枠に巻き直すのです。

別角度から。下の動画も見てね。
*メルマガとって下さってる方へ。
先日配信の、《 some ori 通信 》16通目のメルマガ【こんにゃく号】に、私、こんにゃく粉を「5%」の糊液にしたと書きましたが、正しくは、「0.5%」の間違いでした。お詫びして訂正します。
付け加えますと、0.5%の水溶液ということで「owf」ではありませんので、そこんとこよろしく。
メルマガ、丁寧に読んで下さっている方が、いてくださって、身が引き締まります。ありがたいことです。
もし読んでみたい方は、こちらから。→☆

たくさま のONLY ONLY、本番用のヨコ糸の準備もちゃくちゃくです。色は、たくさま から送られてきた色見本を目標に染めましたよ。

ネップに入れた真綿も、こうやって、たくさま の色見本の上に、いろんな色糸を乗せてみて、色を吟味して、その決めた色を目標に染めたんですよ。

上の写真は、地にまぜる濃い色の糸。濃い色と薄い色を両方使って、杢糸を作ります。

染まったら、どんどん巻きます。

巻けました〜。
たくさま のONLY ONLY、ご注文内容は、実はとてもシンプルです。しかし、シンプルなのが一番むずかしい。これ本当です。ただシンプルに織っただけじゃ、つまらないものになる。
たくさま は、糸味とか、風合いとか、凸凹とか、そういうの大事にされる方。それは、いっとう始めから伺ってる。どう応えるか?
うーむ、では、糸を作ろうかな。ネップとして差し色で入れるために真綿を入手し、12色に染めた。そのうち、4色はごく薄い色だ。それらを紡いで、タイコと前帯部分に、地の絹糸に添わせて織り込もう。
で、早速つむぎます。よかったら、上の動画ごらんください。

ほら、こんな風になるのです。これが表情になる。

ヨシダ、全身を使って、糸を作ります。
ちなみに、染める前の真綿はこれです。→☆
12色に染めたのはこれ。→☆ 赤や青や紺などの真綿は糸でなくネップになる。