吉田美保子の some ori ノート

申告、おわった

2016.02.28

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本日、いいお天気の日曜日、ふわふわと青色申告会に行ってきました。青空のもと、足取りは軽いんだけど、必死の形相だったかも。申告会は日曜日でもそれなりに混んでいて、30分ほど待ちました。担当してくださった、おじさまの所員さんが、2円の違いを訂正してくれて、その場で電子申告の種類を作ってくださって、無事に提出できました。バンザイ!
おじさまの所員さんの、華麗な電卓さばきに見とれました。あれはすごいね。午前の部の最終だったため、私が帰る頃には、コンビニで買ってランチされてた。年に一度のかきいれ時とはいえ、お疲れまです。おじさま、おじさまと書いてますが、私と同い年くらいかもなあ。
帰って、今年の資料を一袋にまとめて、申告関係の引き出しに入れ、代わりに、7年前の資料を捨てる。保管義務があるのは7年分だから。捨てる前に、しみじみと7年前の自分を見る。売上高が、今年の半分だ。私、倍、稼げるようになったんだ。それでも、ちっとも充分ではないけど。今でも不安で不安で、しょうがないけど。それでも、倍だ。

「Sky Grey Bumpy(スカイグレイバンピイ)」

2016.02.26

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もまさまのonly only 完成しました。出来上がって、自分としてはとてもしっくりときました。もまさまが望まれていることと、私の思い、帯としての完成度、みっつのバランスがとてもよかったと思います。
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この帯を「Sky Grey Bumpy(スカイグレイバンピイ)」と名付けさせていただきました。
Bumpy バンピイっていうのは、でこぼこのことです。この帯のテクスチャーがでこぼこしてるでしょ。スカイグレイは、明るい曇りの日の空の色のようだと思って、名付けました。
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これ、もしかしたらシリーズ化するかも。バンピイシリーズに発展しそう。そしたら、もまさまの「Sky Grey Bumpy」は、記念すべき第一作となる。
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この帯は巡り合わせが大きかったなと思っています。ことの起こりは、しばらく以前に、勢いのある面白いキビソ糸と出会い、この糸を使いたいって強く思ったこと。そしてそのために、半ねりを試行錯誤でどうにかハンドルできるようになったこと。そんなおりに、もまさまがご注文くださったこと。そんなことが重なってできた帯なのだ。
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もまさまはスイッチを入れてくださる方だなあ。ありがたいことです。スカイグレイバンピイよ、もまさまに末永く可愛がられるのだよ。達者でな。

武藤奈緒美写真展「噺をせんとや生まれけむ」を見た

2016.02.25

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昨日はお出かけ。武藤奈緒美さんの写真展、「噺をせんとや生まれけむ」を拝見してきました。武藤さんは落語のお師匠さんの撮影を長く任されているカメラマンさんで、その集大成って感じの展覧会でした。
写真は、高座に上がってるオン状態の落語家さんもあり、普段のオフ状態のくつろいだおじさまって感じの写真もあり。その両方がシャッフルされて展示されてて、その両方を武藤さんの愛情あふれるキリッとした目で切り取られてて、素敵でした。
会期は3月6日まで。詳しくは武藤さんのブログでご確認を→
それはそうと、昨日は電車の乗り継ぎにまごまごしてしまって、自分にショックです。まず新宿から高円寺に行くのに、快速に乗ればいいのか、各停なのか、はたまた特快でもよかったか、とっさに思い出せません。ひー、こんなのパッと分かって当たり前なのに。とりあえず、黄色い電車に乗れば着くでしょうと、総武線でちんたら向かいました。
その後、表参道に行くのに、地下鉄を赤坂見附で、丸ノ内線から銀座線に乗り換えようと。しかーし、目の前の電車に乗ればいいのか、上の階か、一瞬分からない。ウロウロ。そっか、渋谷方向だから、上ね。
その後は、二子玉川に移動。進行方向後方に乗れば改札近いってのは分かるのだけど、どっちが進行方向か分からず、挙げ句の果てに、前方に乗ってしまいトボトボ歩く。
これは年のせい?個性ってやつ?
*写真は、サクランボの芽。山形産だそう。花瓶に挿してしばらくすると花が咲くらしいよ。表参道で買った。

できた!

2016.02.23

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もまさまの帯、織り上げました。早速、検反して、糸の処理して、湯通しして、伸子張りしてます。
ちなみに写真の向かって左に青い糸がちろっとついている所が、前帯の中心です。締めたとき、おへその上にくるところです。写真に写ってない手前側におタイコ、もっと手前にタレにあたる部分があります。写真のずっと奥が手先です。
一見、無地っぽく見えるもまさまのこの帯ですが、タイコと、お腹、タレ、手先と見える部分は特に意識して織ってます。太いキビソ糸を集中させてます。緩急のある帯です。太い糸を全体に入れてしまうと重くなるってのもあります。
どうですかね?この段階になると、もう何もできないから、かえって、心臓に悪いです。このあと湯のしに出して、完成です。

イチゴと青色

2016.02.22

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スーパーで、不揃いのイチゴが、大きなパックに山盛りで売られているのを好んで買う。どんぶりいっぱい、ガツガツ食べる。デトックス効果があるのか、気持ちがすっきりする。
青色申告の準備しています。もうふらふら。

もまさま、織ってます。

2016.02.21

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もまさまの帯、本番、織ってます。太めのキビソ糸が、いい感じに効いていると思う。
普段からめざしている世界のひとつに、うるさくなく、単調じゃない。ワイルドかつ、気品がある。そんなの、あります。もまさまがご注文くださったおかげで、その世界に一歩近づけたか???
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織ってて思うけど、これ、便利な帯になりそうね。いろんな着物に乗りそう。いろんな場所に締めて行ってもらえそう。うふふ。きっともまさま、お似合いになると思う。さあ、もうひとがんばり!

本番、行きます!

2016.02.20

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もまさまの帯、緯糸も全て染め揃いました。今回は、小管巻きをあらかじめ全てしてしまうことにしました。キビソ糸って、長さも太さも、何も明示されないまま売ってるんです。これ、大変に困ったことなのだ。国産糸なのになあ、、、そんなもんなのかな、、、、
このままでは不安で不安で織れません。だから、まず重さを量ります。巻くことで長さを計ります。緯密度と織り幅から、必要緯糸量を割り出して、足りるってことを証明します。もちろん、この段階でデニールを割り出し、次への資料とします。
この工程は、手伝いに来てくれたasakoさんに、すっかりお任せしてしまいました。私がするよりずっと正確に素早くやってくださいます。
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今回のメインになるキビソ糸、同じ種類で、同じ精練、同じ染めでも、練り減り率が違うのだよなあ。綛ごとに巻き分けて、織るときに混ぜたり、または、固い糸が欲しいところに練りが浅い糸、柔らかくしたいところによく練れている糸を使う。
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だから、糸のカテゴリーは3種類だけど、杼は五丁。さあさ、織りますわよ。

試し織り第2弾のお返事

2016.02.18

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試し織り第2弾をご覧になったもまさまから、ご返信あり。「グレーがもう少し薄い方がよいと思います」とのことだった。
慎重になってる私は、「えっと、これは、本番もだいたいこの試しのようでよく、ポストイットのついている、濃いグレーをもう少し薄いグレーに変えるということですね?濃いグレーは全く要らないってことではなく、地の薄いグレーよりは少々濃いグレーがところどころに欲しいけど、現行は濃すぎるってことですね?
上記のようでしたら、現行の濃いグレーと、地の薄いグレーの間くらいのグレーを新たに染めて、本番に取りかかります。全体の感じは現行のままでいいですね?」
と返信し、すぐに「そういうことです」とお返事いただいた。よっしゃー!やったーー!
では早速もとめるグレーを染めましょう。この「中間の色」を染めるっての、とても微妙で難しいんですけどね。地の色と差がなさ過ぎると溶け込んじゃうし、あると現行と変らんのよね。微妙なのよ。完全に乾かないと判断できんしね。しまっていこー!

もまさま、試し織り第2弾

2016.02.17

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もまさまの帯、九寸仕様で、試しの第2弾を織りました。織りはじめたとたん、「あ。これ行けるわ」って思った。大丈夫。心配したけど行ける。経と緯のバランス取れてる。よかったわー。
八寸で織ろうとしていた時より、細目の緯糸を多めにして織ったのだけど、それがよかったかな。無理なく自然に経と緯が出会ってる感じ。
試し織り第一弾の時は、緯糸の入れ方を単調にしていた。それは、耳(布の端のことね)をきれいにするためだった。八寸帯だと、耳のきれいさは必要なんだ。しかし、九寸帯だとその制約はない。耳は折り曲げて仕立てますのでね。だから、使う杼の数を増やして耳で糸がワープしてても大丈夫。それは、布の表情を作っていくのに、とても有利。織りたいよう織れる。
ちょっと濃く染めた糸も織り込んでみよう。もまさま、お好きかな?無い方がいいかな??
さあ織れた。湯通ししてアイロン掛けて、耳の部分を折り曲げて、出来上がり幅と同じにする。郵送してもまさまに見ていただきましょう。

「きもの簞笥」を読んだ

2016.02.16

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図書館で借りた本の一冊がとても心に残った。「きもの簞笥」澤地久枝著。読んでいて、澤地久枝さんの行動力、決断力、悲喜こもごもなど、小気味いい短めの文章からバシバシ伝わってきて、引き込まれた。好き嫌いも、天と地ほどハッキリしていて、胸がすく思いがする。
澤地さんも、着物の注文制作をよくなさってたようで、そのやり取りも面白く読んだ。
ある着物の注文したときは、「たのしい夢のある着物。あとはまかせる」というオーダーだったようだ。澤地氏自身もそう書かれているが、「作者にとっては自由なようで、じつは難儀な」注文だよねー。
注文を受けたのは、型染め作家の駒田佐久子さん。画像も載っているが、オーダー内容を、しっかり受け止め、しっかり打ち返した、すばらしいお着物だ。澤地さんの、その後の人生の時々を、おおいに彩ったことだろう。
澤地氏の文章の吸引力は、いいことばかり書かず、マイナスの事柄も、直球でビシバシ書かること。とある刺繍の帯の注文は、ガッカリされたらしい。自戒の念をこめて、書き写しておく。
「(前略)これは、特別に注文し、わが夢を託して作ってもらった。でも、二、三回締めたきりで、愛着をもてない。作り手たちの志の低さを感じてしまう。(中略)豊富な色も模様も、刺繍の技に魅力のない弱さばかりが目につくのだ。」

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