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もまさま、糸の準備を進めよう。
経糸は、以前たてたものより、ほんのちょっと太くした組み合わせにする。本数は同じ。ほんの少々、しっかり目の布地にしたいのだ。手仕事はどこまで行っても、微改良の繰り返しだ。
緯糸は、例のゴツゴツした国産キビソ糸と、もう少しおとなし目のやはり国産のキビソ糸の二種類にしよう。ゴツゴツ糸だけだと、ボリュームが出過ぎて厚ぼったくなるし、重さも出てしまう。
早速、精練。酵素精練も何度もやって板について来た。酵素精練の問題点は、精練終わっての水洗いで、白濁した液がいつまでも出ることだ。溶け出たセリシンが落ちきれず、精練が進んで行く。その後染めると、また落ちる。だから、そこまで計算に入れて作業する。仕事は何でも先を見る目だなあ。はあ、算数の日々は続く。
*写真は、精練中の糸たち。50℃くらいのお風呂につかって、垢を落としてます。いい湯だな〜♪
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ここに引っ越しして、6年半くらいになる。近所を徘徊散歩したり、ちょこちょこジョギングしたりするのが、唯一の趣味と言っていいくらいなので、よそモンにしては、近所に詳しいのではないかと思っている。
うちから歩いて15分ほどのところにある、相模カンツリー倶楽部の方への道すがらは、ちょっといいエリア。広々とした凝った家や、米軍住宅のなごりの家があったり、お茶室がある公園もある。程よく坂道で、気分がいいので、よく歩く。
そのエリアにこれまたいい感じのマンションがあって、玄関前に簡易作りの小さなブースができてて、お巡りさんが立っていた。朝も晩も。いつも暇そうに。目が合うと、「おはようございます」と言ってくれたりした。どなたのお宅?要人さんね。
それが、昨日通ったら、小さなブースとお巡りさんがこつ然と消えていた。ああ、やっぱりあまりさんちだったのね。
なんだかなあ、、、。悪いことは悪いけど、気の毒な気がしてならんわ。
あまりさんに投票してないけど。どちらかと言うとアンチだけど。選挙の時は、あまりさんが強すぎだから、面白くないと思ってるのだけど。それでも気の毒と思ってしまうなあ。
*写真はうちの近所。こういう街です。あ、あまりさんちは写ってないよ。ここから北に300mほどのところね。
*それはそうと、大臣さんとかの自宅前に立つ、あの警護のお巡りさんと小さなブース。あれをはじめて見た時(けっこうな大人になってた)、頭に「?」がボンボン浮かんだ。「何をやってるの?」と聞きたくなった。平和な日本、バンザイだ。彼らが活躍しなくて済みますように。
*お膝元ということもあるのか、近所にはあまりさんのポスターが、たくさん貼られてる。見る限り、落書きされたり、破られたりしているのは、一枚もないみたい。昔はガキンチョたちが、ヒゲを描いたりしたものだが。お行儀がよくなったのかな。軽犯罪の取り締まりがきびしくなったのかな。そんなダサいことしねーよってのが正解かもな。
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もまさまの帯、キーワードが、拙作「ナチュラルアース」、「浦野理一」ときて、頭の中でピンと来たものがある。
「あの糸を使いたい」
昨年ゲットした糸で、大変面白いのがあるのだ。イキイキとしたすごいヤツ。見つけた時、狂喜乱舞して、飛びついて買った。使いこなすのは簡単ではない。どう使ってやろうか、手をこまねいて、その時を待っていた。
「今だ」
その糸が、上の写真。国産のキビソ糸。この存在感、すばらしい。しかし、この荒くれ具合、どう制御してやろうか。もちろんこのままでは織れないし、この糸のみでは織れない。織ったとしてもいい帯にはならない。さあ、どうやって、もまさまの帯として昇華させるか。
*ちなみに、この写真は、洗った後です。これでも少々は落ち着いたのだ。
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もまさまからの、メールの返事は、すぐに来た。この素早さが、さすがなのだ。曰く、
「浦野理一さんの無地の帯をイメージしています。色については鈍感な方なので、、、、」
おーー、浦野理一さんか。浦野理一の帯と言えば、経節の紬。小津安二郎の世界、、、、なるほどなあ。
たしかに、「ナチュラルアース」は、浦野理一を彷彿とさせるかも。あの、何もない存在感みたいなのがいいのだな。では、その筋で考えましょう。
浦野さんの無地紬はまさに、見ても見ても見飽きない帯だと思う。我が「ナチュラルアース」もその列に並ばさせていただいていると自負しているのだけど、再チャレンジするのなら、もう一工夫したい。その上で、あの風合いは出せないだろうか。
浦野さんの特徴である経糸に大きな節のある糸を使うのは、今回見送って、別の切り口から、攻められないだろうか。なぜなら、そここそが、「ナチュラルアース」の反省点だからだ。軽さが出ないのだ。これ、大きな課題なのだ。
もまさま、色については鈍感なほうとおっしゃるが、これは自己申告だから話し半分だな。しかし、これは「ある程度任せる」ってことと理解していいだろう。白系の無地なんだけど、深さハンパないっての目指そう。
*写真は近所。散歩の途中。
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次なるonly only は、リピーターのお方。「もまさま」、ふたたび、登場です!
もまさまには、2014年の暮れに、八寸帯「Brown & Brown」を織らせていただきました。(制作工程はこちらです→☆)また、この他にも、着物店でご購入された帯も持ってくださっています。わー、3本目だ。
もまさま、お会いしたことはないのですが、キリッとカッコいい系のイメージを持っています。クールだけど、温かい、、、。メールのみのお付き合いですので、想像するしかないのですが、確信に似たものがあります。
もまさまとのやり取りは、いつも突然で、ふっと短い直球のメールがきます。今回は、
『「ナチュラルアース」(八寸帯)が欲しいのですが、織っていただけますか?』
とのことだった。(ちなみに、「ナチュラルアース」というのは、2014年に私が織った八寸帯。ここをずーっとスクロールすると出てきます。)メールの返事は、ついリキが入って、長めになってしまう。要約すると、こんな感じ。
・ぜひ織らせていただきたい。
・ナチュラルアースそのままではなく、反省点をふまえ、自分なりにバージョンアップしたものにしたい。
・色は、もまさまのお好みで如何様にもする。微妙な表現もできるが、ご希望はいかがか?
こういう風に、新たなonly only がスタートしたのです。
*写真は、とある美術館の講堂。
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ただいま、only only5本と、オリジナル制作2本、水面下で準備中。もそもそと地道な作業の日々。なかなかGoサインが出せずにいたが、やっとやっと、動き出したぞ。(啓蟄かな?早すぎるね。)
お客様に試し織りを送って見ていただいてたのも戻って来たし、我が家に打ち合わせにお越しくださった明るい笑顔の方もあって、風が吹いた。春風ね。ありがたい。
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それはそうと、先日、ずーっと長い間、悩んでいたことが解決した。パーセントの算出の仕方が分からなく困ってたのだ。1回だけなら分かるけど、2段階になると、うぅぅぅ、はずかしーーー。仕事の手伝いに来てくれているasakoさんに相談したら、あっという間に解決。すごい!ありがとう。
どんな問題かと言うと、、、
生糸6綛338gを酵素で練ったら、293gになった。この練った6綛のうち2綛の重さは102gだったが、それらを染めたら、さらに練り減りして87gになった。練り減り率は何パーセントか?
答え
16%。
さあ、復習しよ。
*写真は私の住む街。冬の夕方。
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ここんとこ、帯の緯糸の精練をしている。精練というのは、蚕が糸を吐く時に繊維と一緒に吐くタンパク質を、取り除くこと。これがついたままだと、絹と言っても、固くてバリバリしているのだ。
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実は精練、去年から再開して、いまだ試行錯誤しつつやっているのだ。
昔、着尺を織りはじめてからずいぶん長い間は、必ず自分でしていた。なんでも自分でやることが是だと信じていた。精練、難しいんです。特に灰汁でするとデータが取りづらく、安定しないから。それでも、頑固に自分でしてた。だって、そういうもんでしょう。
しかし、あるとき、お世話になってる糸屋さんに、いつもの通り、未精練の絹糸を注文しようとしたとき、
「ヨシダさん、精練、一度オレにやらせてみな。オレさ、絶対ヨシダさんよりうまいから。」
「う、、、、」と思った。灰汁ではないというし(自然派だったのだ、私)。しかし、思う所あり「お願いします」と即答した。
で、結果は上々だった。精練の具合も理想的だし、綛の乱れもなく、その後の仕事も支障なく進んだ。お支払いした精練代も納得できる金額だった。これはいい。今まで精練に費やしていた時間とエネルギーはなんだったんだ。私の仕事はいいものを作ることであって、全てを自分でやるってのは、かえって自己満足なんだなあって思った。
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で、昨年から、八寸帯を積極的に織っているのだが、これに使う緯糸は、自分で精練するしかないのだ。半練りという、セリシンを半分残すのやってるのだが、こういうのは外注できないのだ。暴れん坊で、個体差が大きく、気分屋の糸は。
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で、秤と計算機を座右に(というか、机上に)、せっせと作業中だ。
しかし、精練は絹織物の醍醐味とも言える。自分の制御によって、布味が七変化なのだ。これを自由自在に使いこなしてこそ、織りの真髄だな。がんばろう。
*一番上の写真は、大きなタンクを入れ子にして、湯煎しながら精練しているところです。今は酵素で精練しているため、湯温を55℃位にキープしなくちゃなので。精練終わると、内側のタンクはタンパク質が流れ出てグレーに白濁してますが、外側のお湯はきれいなままです。もちろん、このあと大洗濯〜。せっせと、バケツで汲み出して、洗濯機に運びます。お湯で洗うとさっぱりするねえ〜
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きものサロン和の國さんのブログに、隔月で掲載中の「熊本ゆかり便り」の1月号に、私のことを書いていただきました。(ご注意!上の写真は違いますよ!笑)
筆をふるっているのは、安達絵里子さん。「熊本ゆかりの染織作家展」実行委員です。
安達さん、きれいな涼やかな目をされてる方なんです。その目で、感じ取ったことを、優しく強い文章に書かれます。ぜひご一読を→☆
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安達さんは、熊本在住のきものライターですが、その活躍は留まる所をしらず、ただいま、銀座松屋で開催中の「池田重子コレクション 日本のおしゃれ展」でもコアメンバーをされてます。写真は同展のカタログで、このテキストも安達さん。
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実は先日の熊本への帰省中、安達さんのご自宅にお招きいただくありがたい機会がありました。なんと、ご主人さまのお手料理をいただいたのだ!粉を二次発酵させて、角煮まんじゅうとか作ってくださったのだ。お手製ケーキまで!大感激。ご夫婦で、息子さんを大事に育て、生活を慈しみ、仕事にいそしみ、、、、、これこそ、豊かと言うんだろうな〜〜。
で、安達さんとのお着物のコーディネートの話しをして、「必然性」という言葉が心に残った。背景に物語のある、唯一の取り合わせ。ぱっと見て、色が合ってるとかだけではなく、ずっと強いものがある。それを作らねばと、思い知った次第です。ヨシダ、がんばる。
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明けてからちょいと帰省しておりましたが、本日、戻って参りました。さあさ、本格始動です。今年もがんばりましょう。
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今日、熊本空港から羽田に飛んで、その足で銀座に出て、池田重子さんの「日本のおしゃれ展」と、濱野太郎さんの展示会を拝見しました。とことんやってる所が共通点だなあ。身につける物には意味があるんだ。そこまで、掘り下げなきゃダメなんだって、お二方から学びました。よかったわん。
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上の2枚の写真は、雲仙に家族旅行した時のものです。フェリーに乗るとき撮りました。天気がイマイチで残念ね。みんなで変顔で撮ったチョー笑える写真もあるんだけど、母と姉に、絶対載せちゃダメときつく言われましたので、載せられません。残念。初笑い取れたのに。(「変顔で撮った」と言うより、「変顔になってしまった」。よっぽど変だよ。)
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下の2枚は姪。かわいいでしょ。
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2016年、はじまりました。気持ちのよい青空の一日でしたね。遠くに富士山も見えました。
このブログを見ていてくださる、あなたさま、旧年中はありがとうございました。今年も健康ないい一年でありますように!
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当方は、今年もバンバン、作って作って作りまくる年にする所存です。去年を越えねば。お着物のご注文を多数いただいているので、数は出来ないですが、ボリュームのある仕事したいです。
思うことは多々あれど、考えはまとまらないし、とにかく作ろう。手を動かすぞ!おー!
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写真はうちの近所の神社なのだけど、ちょっとだけ遠出の散歩しててバッタリ見つけたのだ。近所と言っても知らない所、まだまだいっぱいあるね。獅子舞もやってて、びっくり。お獅子に頭をかんでもらったよ。