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これは、ヤマモモの樹皮をチップしたもの。草木染めの染材としてすごく状態がいいです。きれいでしょう。いい色出そう。
これね、いただいたのだ。宅急便で送ってもらった。箱を開けたとき、心底から感動した。
先頃、大変お世話になった、大好きな植木職人の親方がなくなられた。私、親方にも奥様にもとても可愛がっていただいていた。亡くなったと聞いて愕然とした。
出会いは、まだ勤め人の頃。担当した東南アジアの染織家たちをお呼びするプロジェクトに、ものすごく協力してくださって、盛り立ててくれた。会場に竹林とか橋とか作ってくれたんだよ!「一生懸命やれば誰かが助けてくれるものだなあ。それって神さま?」って実感した。
時は流れ、私は退職し、染織で独立した。その後も、交流はつづき、京都で奥様と二人展されたときなど、観に行った。
で、写真のヤマモモは、植木職人のお弟子の方が、奥様にって持ってきたののお裾分け。奥様も染織なさるのだ。ウールの手紡ぎ。
ヤマモモの樹皮をここまで丁寧にはがして、煮出しやすいようにチップにするの、ものすごく大変。これ、お弟子さんの、親方と奥様への愛だなあ。愛、あふれてるもんね。親方、そのものでもあるな。とても大事なことがここにあるように思うのだ。分けていただいて、ありがとうございます。
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昨日の続きでオリジナル制作のご紹介です。
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これは、九寸名古屋帯「Four Colors-Vivid Separation(フォーカラーズビビッドセパレーション)」と申します。4色の間に入った白線が、ビビッドでしょ。
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タイコが締め方によって表情かえられるのは、昨日と同じです。
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前帯です。
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緯糸は国産のキビソ糸。
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昨日のソフトセパレーションとの違いは、白がスキッと入るのに加え、こっちの方が、青が効きます。タレも青だし、手先も青です。青好きな方、青にあうお着物お持ちの方にはこちらかな。
青の色は、他の色と同じく、植物染料と酸性染料の併用ですが、染液が元気がいい時の藍染めの色に似ています。縹色(はなだいろ)って言いますか、日本のソウルカラーって感じです。和風を意識してませんが、和となじみがいいのでは?
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キリッとカッコよく締めていただけると思っています。
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もしよかったら、より詳しくご説明いたします。お値段などもお気軽にお問い合わせください。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。ぜひ!
お問い合わせはこちらから→☆
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オリジナル制作のご紹介です。私の手元にある分です。どうかお付き合いください。
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こちらは、九寸名古屋帯「Four Colors-Soft Separation(フォーカラーズ ソフトセパレーション)」と申します。以前つくった八寸名古屋帯「Four Colors」の発展形です。Soft Separation というのは、色と色の境目が、やんわりとしてることから命名しました。境目がちょっとナナメになってるのもかわいいなと思います。
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上の3枚の写真、おタイコを少しずつずらして締めた感じを撮りました。このように表情を変えて締めるのも面白いと思います。
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前帯はこんな感じ。前もちょっとずらして締めると面白いかも。
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おタイコのアップです。
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染めは、全面にブラッシングカラーズしています。植物染料と酸性染料を両方使ったダブルブラッシング。併用することで深みが出ると思っています。
植物染料は、蒸しによる色の変化が予想しづらく、難しい、、、。何回やっても思った通りには行きません。これは予想通りではなかったけど、いい方に転んだと思っています。
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緯糸には細目のキビソ糸を使いました。国産の絹です。
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*こちらは、おかげさまで、ご約定となりました。ありがとうございました。
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ジョルジョ・モランディ展を観に、東京ステーションギャラリーに行ってきました。観たかったんだ、モランディ。
モランディの本物、しっかり観たのはじめてでした。同じような瓶ばかり描いている朴訥なイメージがありましたが、なんの、なんの。狙いのするどいテクニシャンでビックリ。ますます好きになりました。
モチーフの瓶も、そこらにあるのを描いてた訳でなく、吟味して自分で色を付け、好みにして繰り返し描いていたのだと。アトリエはわざと掃除せず、ホコリを積ませてそれも重要なモチーフだったのだと。ほぉー。さすがだなあ。
瓶の絵はもちろん好きだったけど、最後に掛かってた花の絵も好きだったな。特にラストの3枚。花もね、モチーフは造花なんだって。で、ホコリももちろん描いている。へー。
で、モランディは、花の絵は売ろうとせず、家族や友人のために取っておいたのだって。なんだかいいな。だから、こんなにも優しい絵なのか。
上の写真は記念に買った絵はがきです。花の絵、私も大切な人に送りたくなりました。
ジョルジョ・モランディ展は、東京ステーションギャラリーにて、4月10日まで。
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実は、モランディを観たかった理由がもう一つありました。
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モランディ、2011年に日本に来ることになってたんです。私、年明け頃かに知って、とても楽しみにしていました。夏頃にくることになってたかな?よく覚えてないけど。
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で、3月にああいうことになって、しばらくして、モランディ展が中止になったと知りました。まだ何も見えない頃で、それは仕方ないことだと思えました。それどころじゃなかったよね。
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で、今年、モランディ展が開催されると知って、ああ、時間がたったんだなあって思いました。全てが解決した訳ではぜんぜんないし、根深くなった問題もあると思うけど、時間は流れたんだなあ。
3月に観たかったので、行けてよかったです。
*下の4枚の写真は、東京ステーションギャラリー内部と回廊からみた東京駅の丸の内北口改札。
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みるさまのonly only、完成いたしました。早速、みるさまにお納めしました。みるさまのお許しを得ましたので、こちらでもご紹介させていただきますね。
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この帯を、「Spirit of Green(スピリッツオブグリーン)」と名付けさせていただきました。
みるさまとのやり取りの中で、常に揺るがず、しっかりと存在したのは、みるさまのみずみずしい新芽のような明るさでした。
ちょっとしたことではめげない、生きてる感じを、みるさまからヒシヒシ感じ、それを帯の中に織り込みました。
みるさま、姿勢がきれいな方なんです。生きる姿勢も。すてきな方です。
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上の写真、黄緑の部分は「手」。濃い緑は「タイコ裏」から「タレ」。締めたときのうしろ姿、両方の色が見えるよ。
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お手紙を書いて、糸と色の見本を作って、みるさまの元へ。
きっとみるさまは、この「Spirit of Green」と今後の生活をぞんぶんに楽しまれると思うなあ。「Spirit of Green」は幸せな帯だ。ありがとうございます。
*みるさまストーリーは、これにて中締めです。お付き合いくださってありがとうございました。みるさまから、もしかしたら、締めてくださったお写真いただけるかも。どきどき。楽しみです☆
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さあ、みるさまのonly only、織り上がりましたよ。早速、蒸して、水元して、張り手で張って仕上げます。
この作業、実はとても緊張します。失敗のリスク、けっこうあります。織りの他の作業で失敗してもリカバーできるけど、ここは出来ない。ほとんど祈りながらの作業です。色がにじみませんように。しっかり定着しますように。神さま〜〜。
祈りつつ、考えられるすべての対処をしています。
写真の手前のグリーンがタイコ裏とタレ部分。向こうにちらりと見えるのがおタイコです。チラみせで失礼〜。みるさまに観ていただくまでは、他の方にはお見せしませんことよ〜。
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みるさまのonly only、織りの佳境です。写真の中央部から下方、織り終わって巻いてあるところがおタイコ、上部のまだ糸の部分が前帯です。いわゆる、魅せ場です。正念場ですわ。
どうですかねえ?織ってて、ガーーーっと集中できるから、そういう時は出来がいいことが多いから、うまく行ってると思うのだけどね。こればっかりは仕上げてみないとね。どきどきですわ。いい具合にメリハリもついたと思っているのだけど。
私はここんとこ、いつもの肩こりを100倍ひどくしたような、四十肩(と言っていいですか?アラフィフですけど)に苦しんでましたが、みるさまの織りはじめたら落ち着いてきました。やっぱ、織りはじめると、肝が据わる感ありますね。たんたんと進めるしかないところまで来てしまったからね。
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みるさまのonly only の八寸帯、織りはじめです。タイコ裏にくる返しの部分とタレ先はこんな感じ。生命が生い茂る、深いグリーンです。写真、ピンぼけですね。実物はもっとキレてますぜ。
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緯糸は、すべて国産のキビソ糸です。この糸、太さや固さやテクチャーが一定でないのです。面白いのだけど、行き当たりばったりでは織れません。それで、必要量をぜんぶ小管に巻いてしまって、どんな糸か把握して、狙いを定めて、杼を何丁も使って、同種の糸でも混ぜながら織ります。
みるさま、うちにお出でになった時、バンピーシリーズをご覧になって、糸のデコボコ、面白がっておられたし。みるさまの帯でも、そんな感じ出したいのよね。あまり大人しくしない方が、みるさまのご希望に添うと思うのよね。
小管巻きは、手伝いに来てくれたasakoさんが、重さを量って、長さを計って、デニールを出しつつ、全部巻いてくれました。助かりましたー。
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みるさまのonly only、色もデザインもテクスチャーも出そろいました。さあ本番。ブラッシングカラーズです。緊張しますが、やるだけやったのだから、自信を持っていきましょう。元気になる帯、作ってますのでね。ポジティブにね。みるさまもそんな方ですしね。
上の写真は、前帯部分。途中だよ。これからもっと色いれます。
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はい、ブラッシングカラーズ、終了しましたよ。
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さあ、みるさま、本番に向けて最終の試しです。染料の調合、慎重に慎重に。何度も何度も。オッケー出せるまで。このまま本番用にしますんで、妥協できません。
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デザインも最終調整。話し合いを受け、微調整です。
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試しのブラッシングをして、本番と同じ緯糸で試し織りしました。蒸して、水元して、様子を見ます。みるさまのご希望に添えているか?何より、グリーンの生命力を出せているか?