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昨日の続きでオリジナル制作のご紹介です。
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これは、九寸名古屋帯「Four Colors-Vivid Separation(フォーカラーズビビッドセパレーション)」と申します。4色の間に入った白線が、ビビッドでしょ。
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タイコが締め方によって表情かえられるのは、昨日と同じです。
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前帯です。
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緯糸は国産のキビソ糸。
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昨日のソフトセパレーションとの違いは、白がスキッと入るのに加え、こっちの方が、青が効きます。タレも青だし、手先も青です。青好きな方、青にあうお着物お持ちの方にはこちらかな。
青の色は、他の色と同じく、植物染料と酸性染料の併用ですが、染液が元気がいい時の藍染めの色に似ています。縹色(はなだいろ)って言いますか、日本のソウルカラーって感じです。和風を意識してませんが、和となじみがいいのでは?
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キリッとカッコよく締めていただけると思っています。
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もしよかったら、より詳しくご説明いたします。お値段などもお気軽にお問い合わせください。業界の方からのお問い合わせも、お待ちしております。ぜひ!
お問い合わせはこちらから→☆
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オリジナル制作のご紹介です。私の手元にある分です。どうかお付き合いください。
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こちらは、九寸名古屋帯「Four Colors-Soft Separation(フォーカラーズ ソフトセパレーション)」と申します。以前つくった八寸名古屋帯「Four Colors」の発展形です。Soft Separation というのは、色と色の境目が、やんわりとしてることから命名しました。境目がちょっとナナメになってるのもかわいいなと思います。
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上の3枚の写真、おタイコを少しずつずらして締めた感じを撮りました。このように表情を変えて締めるのも面白いと思います。
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前帯はこんな感じ。前もちょっとずらして締めると面白いかも。
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おタイコのアップです。
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染めは、全面にブラッシングカラーズしています。植物染料と酸性染料を両方使ったダブルブラッシング。併用することで深みが出ると思っています。
植物染料は、蒸しによる色の変化が予想しづらく、難しい、、、。何回やっても思った通りには行きません。これは予想通りではなかったけど、いい方に転んだと思っています。
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緯糸には細目のキビソ糸を使いました。国産の絹です。
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*こちらは、おかげさまで、ご約定となりました。ありがとうございました。
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ジョルジョ・モランディ展を観に、東京ステーションギャラリーに行ってきました。観たかったんだ、モランディ。
モランディの本物、しっかり観たのはじめてでした。同じような瓶ばかり描いている朴訥なイメージがありましたが、なんの、なんの。狙いのするどいテクニシャンでビックリ。ますます好きになりました。
モチーフの瓶も、そこらにあるのを描いてた訳でなく、吟味して自分で色を付け、好みにして繰り返し描いていたのだと。アトリエはわざと掃除せず、ホコリを積ませてそれも重要なモチーフだったのだと。ほぉー。さすがだなあ。
瓶の絵はもちろん好きだったけど、最後に掛かってた花の絵も好きだったな。特にラストの3枚。花もね、モチーフは造花なんだって。で、ホコリももちろん描いている。へー。
で、モランディは、花の絵は売ろうとせず、家族や友人のために取っておいたのだって。なんだかいいな。だから、こんなにも優しい絵なのか。
上の写真は記念に買った絵はがきです。花の絵、私も大切な人に送りたくなりました。
ジョルジョ・モランディ展は、東京ステーションギャラリーにて、4月10日まで。
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実は、モランディを観たかった理由がもう一つありました。
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モランディ、2011年に日本に来ることになってたんです。私、年明け頃かに知って、とても楽しみにしていました。夏頃にくることになってたかな?よく覚えてないけど。
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で、3月にああいうことになって、しばらくして、モランディ展が中止になったと知りました。まだ何も見えない頃で、それは仕方ないことだと思えました。それどころじゃなかったよね。
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で、今年、モランディ展が開催されると知って、ああ、時間がたったんだなあって思いました。全てが解決した訳ではぜんぜんないし、根深くなった問題もあると思うけど、時間は流れたんだなあ。
3月に観たかったので、行けてよかったです。
*下の4枚の写真は、東京ステーションギャラリー内部と回廊からみた東京駅の丸の内北口改札。
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みるさまのonly only、完成いたしました。早速、みるさまにお納めしました。みるさまのお許しを得ましたので、こちらでもご紹介させていただきますね。
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この帯を、「Spirit of Green(スピリッツオブグリーン)」と名付けさせていただきました。
みるさまとのやり取りの中で、常に揺るがず、しっかりと存在したのは、みるさまのみずみずしい新芽のような明るさでした。
ちょっとしたことではめげない、生きてる感じを、みるさまからヒシヒシ感じ、それを帯の中に織り込みました。
みるさま、姿勢がきれいな方なんです。生きる姿勢も。すてきな方です。
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上の写真、黄緑の部分は「手」。濃い緑は「タイコ裏」から「タレ」。締めたときのうしろ姿、両方の色が見えるよ。
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お手紙を書いて、糸と色の見本を作って、みるさまの元へ。
きっとみるさまは、この「Spirit of Green」と今後の生活をぞんぶんに楽しまれると思うなあ。「Spirit of Green」は幸せな帯だ。ありがとうございます。
*みるさまストーリーは、これにて中締めです。お付き合いくださってありがとうございました。みるさまから、もしかしたら、締めてくださったお写真いただけるかも。どきどき。楽しみです☆
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さあ、みるさまのonly only、織り上がりましたよ。早速、蒸して、水元して、張り手で張って仕上げます。
この作業、実はとても緊張します。失敗のリスク、けっこうあります。織りの他の作業で失敗してもリカバーできるけど、ここは出来ない。ほとんど祈りながらの作業です。色がにじみませんように。しっかり定着しますように。神さま〜〜。
祈りつつ、考えられるすべての対処をしています。
写真の手前のグリーンがタイコ裏とタレ部分。向こうにちらりと見えるのがおタイコです。チラみせで失礼〜。みるさまに観ていただくまでは、他の方にはお見せしませんことよ〜。
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みるさまのonly only、織りの佳境です。写真の中央部から下方、織り終わって巻いてあるところがおタイコ、上部のまだ糸の部分が前帯です。いわゆる、魅せ場です。正念場ですわ。
どうですかねえ?織ってて、ガーーーっと集中できるから、そういう時は出来がいいことが多いから、うまく行ってると思うのだけどね。こればっかりは仕上げてみないとね。どきどきですわ。いい具合にメリハリもついたと思っているのだけど。
私はここんとこ、いつもの肩こりを100倍ひどくしたような、四十肩(と言っていいですか?アラフィフですけど)に苦しんでましたが、みるさまの織りはじめたら落ち着いてきました。やっぱ、織りはじめると、肝が据わる感ありますね。たんたんと進めるしかないところまで来てしまったからね。
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みるさまのonly only の八寸帯、織りはじめです。タイコ裏にくる返しの部分とタレ先はこんな感じ。生命が生い茂る、深いグリーンです。写真、ピンぼけですね。実物はもっとキレてますぜ。
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緯糸は、すべて国産のキビソ糸です。この糸、太さや固さやテクチャーが一定でないのです。面白いのだけど、行き当たりばったりでは織れません。それで、必要量をぜんぶ小管に巻いてしまって、どんな糸か把握して、狙いを定めて、杼を何丁も使って、同種の糸でも混ぜながら織ります。
みるさま、うちにお出でになった時、バンピーシリーズをご覧になって、糸のデコボコ、面白がっておられたし。みるさまの帯でも、そんな感じ出したいのよね。あまり大人しくしない方が、みるさまのご希望に添うと思うのよね。
小管巻きは、手伝いに来てくれたasakoさんが、重さを量って、長さを計って、デニールを出しつつ、全部巻いてくれました。助かりましたー。
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みるさまのonly only、色もデザインもテクスチャーも出そろいました。さあ本番。ブラッシングカラーズです。緊張しますが、やるだけやったのだから、自信を持っていきましょう。元気になる帯、作ってますのでね。ポジティブにね。みるさまもそんな方ですしね。
上の写真は、前帯部分。途中だよ。これからもっと色いれます。
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はい、ブラッシングカラーズ、終了しましたよ。
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さあ、みるさま、本番に向けて最終の試しです。染料の調合、慎重に慎重に。何度も何度も。オッケー出せるまで。このまま本番用にしますんで、妥協できません。
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デザインも最終調整。話し合いを受け、微調整です。
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試しのブラッシングをして、本番と同じ緯糸で試し織りしました。蒸して、水元して、様子を見ます。みるさまのご希望に添えているか?何より、グリーンの生命力を出せているか?
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さあ、2枚目の試し織りが出来ましたので、みるさまに観ていただきましょう。ありがたいことに、みるさま、ふたたび我が家にお越しくださることになりました。
実は、メールのやり取りしているうち、楽しげな計画がわき上がってきました。この2ndミーティングに、みるさまのご友人で、私もとても懇意にさせていただいている、みるさまと私が出会うきっかけをくださった方がご一緒して下さることになったのです。(とても人気のブログを書いている方です。仮にここではemiさまとお呼びしましょう)
その日、午後1時半、みるさまとemiさまがいらっしゃいました。お二人ともお着物で。みるさまは、この帯を合わせる予定のお着物で。emiさまはありがたいことに、懐かしの拙作で。
三人よるとかしましい!笑。楽しい時間は、あっという間に過ぎるってもんです。要注意!心を強く、楽しいばかりに流されないようにしなくては。笑。
みるさまは、1回目のミーティングでもそうでしたが、お好みをしっかり伝えて下さいます。ありがたいのです。
試し織りのブラッシングカラーズは、各色、微妙な差で2種類を染め分けてました。どっちがお好きかお聞きできるように。みるさまが選ばれたのは、グリーン、渋くない方。ターコイズ、渋くない方。イエローは青味が入ってない方。レモン色にならないように。迷ったら鮮やかな方にしてとのご要望。了解しました!
筋に入れる青味の色は紫によらない方がいい。あくまで、プルシアンブルーで。ふむふむ。
それから、地の緯糸は、薄いグリーン、濃いグリーン、乳白色と、3種類染めてましたが、乳白色のみで織るのは、イエローのブラッシングのところのみとなりました。メインの部分はすべて薄いグリーンと乳白色を交互に入れることに。あー、お聞きしてよかった。自分の判断だと、どうしても地白になりがちなのよね。これは、私のクセかもね。気をつけなきゃ。
それから、みるさま、「この糸はもっと強い方がいいですね」とおっしゃいました。緯糸の筋にいれていたグリーンの糸のことです。キビソと生糸を入れていたのですが、両方とも却下です。
なるほど。では、このくらいの色?もっと強い?近くにあった色鉛筆をあててみたり。糸棚からごっそり糸を出してきて、合わせてみます。(写真がそれです。)合うのあるかな?新しく染めるのはぜんぜんかまわないのだけど、、、
これがいいと選ばれたのは、染料をいっぱい吸った濃く深いグリーンでした。(写真中央下側に写ってます。)ああ、ここまで濃いのだな。帯の方向性がしっかり決まった気がした。
しかし、みるさま、この糸、タイコに二筋いれるのみで、前帯には入れないでとおっしゃるのだ。ふむー、面白い。不特定多数のお客様に向けてつくるのなら入れると思う。これこそonly onlyの醍醐味だなあ。
みるさまに、生命を吹き込んでいただき、完成形が見えてきました。ここまで行けば、第三コーナーまわったようなもんです。
*この日は、天気予報は雨マークでした。みるさまとemiさまが我が家滞在中に、ザーッときて、お着物なので心配しましたが、お帰りになる時はからりと晴れて。さすがお二人とも強運でいらっしゃいます。