
かのさまのご注文は「やわらかく身体にそった美しい斜めがけのバッグ」。斜めがけは、我々のコラボ鞄では、これまでやっていません。しかし、善林さんは、守備範囲はとても広く、いろいろ出来る人です。相談すると、もちろんオッケー。
かのさまとメールでやり取りします。色味のご希望は、通販サイトにあげていた、イエローとグリーンの鞄のような、あのような明るい色目がいいと。
なるほど、それでしたら、例えば、隠し色にオレンジ色はどうでしょうね。もう一歩、優しくなりますものね。
かのさま、バッグの本体が3枚はぎにするのはできますか?と。それは、善林さんに聞いてみましょう。
折しも、このやり取りの2週間ほど後に、かのさま、善林さんとお会いになることになっていたそうで、鞄の話もできそうとのこと。もともと知り合いな上に、直接会って話せるのは、強いですね。その時に話が一挙に進みそうです。
*写真は、かのさまが、こんな色味でって希望された鞄です。通販サイトですとここにあります。販売中です。よろしく!

さあ、次なる ONLY ONLY をはじめましょう。今回のヒロインは「かのさま」です。ご注文のお品は、またしても「手織り鞄」。次々とご注文いただいています。ありがたい限りです。
ある日、サイトからメールをいただきました。
「善林さんと知り合いです。とても素敵なバッグで心が揺れております。
善林さんが出来るとおっしゃったらですが、斜めがけのバッグを作っていただけないでしょうか?
やわらかく身体にそった美しい斜めがけのバッグを探していますがなかなか見つからず、作っていただくのが一番良いと思いました。
ご検討よろしくお願いいたします。」

まあ、善林さんのお知り合いとは、話が早い。ありがたい。
それで早速、善林さんに連絡しましたところ、かのさまのことをよく知ってて、自分の着こなしとか、自分のオシャレとかがしっかりある素敵な京女よと。日本画からヒントが得られるかもというので、探したのが、上の2枚の写真です。

さあ、完成しましたよ。

めとさまの2回目のONLY ONLY 、ここに、完成しました。

めとさま、遠いのに、やりくりしてお越しくださったんですよ。
こんにちは!お久しぶりです!
相変わらず、澄み切った空気をまとった方です。そして、周りの空気を、自分の色にする力がある人。

出来上がった反物をお見せすると、「わあ!きれい!」と第一声。
体にあてて、鏡に映して、しばし。めとさまと反物、お互い、引き合っているよう。

このおきものには、まだ名前はありません。それで、二人でタイトルを考えました。
一作目のONY ONLY は、「Colored Wind 」と名付けました。その名前を意訳して、めとさま、ご自分のお仕事の屋号を「枯風庵」と名付けられました。今回、「Colored Wind 」を越える名前があるのか?
うーん、「Colored Wind 」「枯風」は最高だね、それを踏襲しようねということになりました。

それで、このおきものの名前を「枯風〜Colored Wind part 2」と名付けました。
第1作の「 Colored Wind」の時、制作中にめとさまは人生の一大決心をされました。今回もまた、大きな舵を切ることになりそうとのこと。きっと話の続きは、このおきものをお召しの時に、聞かせていただけることでしょう。その日がとても楽しみです。

みるさまの二つ目のONLY ONLY 、コラボの善林さんのインスタを見ていたら!進んでます!どんどん形になっていくのが、魔法のようです。
ブログにも記載がありました。こちら→☆
立体のラフを作ってから、型紙をいちいち作るんだね。なるほど。自由なモノづくりには、きっちりした型紙が不可欠。どの分野も同じような気がします。

これから、持ち手をつけるのが、最大の難関らしい。「柔らかい持ち手」というみるさまのご希望にどう応えるか。作り手は、いつも悩みます。
*写真は2枚とも、善林さんのインスタより拝借。

めとさまのONLY ONLY 、織り終わりまして、仕上げをしています。まず検反。タテ糸をつないだとき織り裏に落とした糸などは、よくよく確認して整えます。
浴槽にお湯をいっぱいに張って、反物を泳がせ、糊などをしっかり落とし、部屋中に張ります。伸子で張っていって、布目を整えます。この時、やっと素の状態になるのだよな、これが。

ほーら、お出ましになりました。やっと出会えたね。まさに、めとさまって感じです。

ゆうど開業20周年の展示会に、行ってきました。久しぶりの目白、久しぶりのゆうどです。私は、この店に勤めるために、21年前に、2度目の上京をしたのです。それから、6年、働かせてもらいました。
20年前のオープンの日、雪が降ってたよね。福娘っていう樽酒を叩いて開けたのだったよね。
それからいろいろあったなあ。ここは私にとって、とても大きな存在です。

しんみりしつつも、ここが存在してくれてて、うれしかったです。存続するの、大変よね。お店も仕事も、、、
私が貼った壁紙もそのままだったし、私がいる頃からゆうどを縄張りにしていたトラも出てきてくれました。変わらんねえ。。。。
ゆうど20周年記念展は、今日、12月16日までです。写真は、宙吹きガラス作家の荒川尚也さんの作品、ガラスの船。すごくよかったです。

ONLY ONLY めとさまの2枚目のおきもの、もう少しです。織っても織っても終わらなかったものが、終わり間近です。
きものを織るときは、たんたんと、同じことの繰り返しをするのが、いいのです。同じようになるように、何か起きたら、なかったように対処するのがキモです。糸が切れたら、切れなかったことにして、うまくつなぎ、布が吊れたら、吊れなかったことにするのに、ちょっと戻る。
何にも起こらなかったことにするのに、何かを起こすわけです。

ほら、もうすぐ終わりますよ。このように、タテ糸が割れてきたら、ゴール間近のサインです。
写真の横にどーんと見えるのは、「機草(はたくさ)」と呼ばれる厚紙です。この紙、タテ糸を巻くときに、ずーーっと糸と一緒に巻き込んで行きます。で、織り進むと、この紙が一枚づつ落ちるのです。毎日、3枚、落とすのが目標。上の写真が、最後の一枚。やったぜ。

横浜のそごう美術館で開催中の「池田重子 横浜スタイル展」に行ってきました。招待券をたくさんいただいたので、メルマガで「おふくわけ」企画をして、お申し込みいただいた方のうち、今日都合がつく方々とご一緒しました。
池田重子さんのコレクションは、増えているわけではないと思うので、膨大なコレクションの中から、どう選び、どうコーディネートし、どう魅せるかが見所だとは思うのですが、なぜだかとても新鮮さを感じ、さすがだなあって思いました。
入ってすぐの、横浜スタイルのコーディネートのブースは、特に面白かったなあ。船やヨットの帯とか。魚の帯留とか。明るくてのびのび。「私はこれなのよ」って感じがして気持ちよかった。横浜ってつくづく海の町なんだね。私、神奈川県在住で、横浜までも小一時間なのでたまに行くけど、生まれ育ってないせいか、年代のせいか、海を感じたことない。でもここは港町なんだ。池田さんが、生まれ育った時代は、特に色濃かったんだろうなあ。
あと、着物を着ているボディが小さくて、昔の人のサイズはこのくらいだったのだなあ、などなど思いながら、眼福、眼福で、会場をぐるり。
5人でランチもいたしました。(5人の内一人は男性で、御年はなんと4ヶ月!)
なんか、みなさん、布好きで、それぞれにきものライフを楽しんでいる方々で、リラックスして、いろいろ話せて、楽しかったです。上の写真は私だけですけどね。みなさん集合写真を撮ろうってタイプの方々ではないと思ったので。
メルマガでは、またこういうお誘い企画したいなって思っていますので、よかったら、お気軽にご登録ください。
「池田重子 横浜スタイル展」は、そごう美術館で、1月8日まで、会期中無休だそうですよ。ぜひ!

めとさまのおきもの、進んでいます。この秋、織り機に少々手を入れてからは、初めての着尺を織っていますので、あちこち、調整しつつ、進んでいます。
メルマガには書いたのですが、踏み木の支点の位置を変えたのです。それ以外にも、腰掛の板に角度をつけ、少々、斜めに座るようにしました。板の上には、本邦初(?)ヨガマットを切って、幅を揃えて敷くことにしました。これ、3つ折りか、4つ折りかによって、安定感が全然違うのですね。
どこかを、ほんのちょっと触ると、例えば綜絖の高さを少し変えたりなど、連動して変更する点が出てきます。織りにくいなあって思っていたのを、ちょっと止まって、どこかをいじると抜群に織りやすくなる。その繰り返し。
それ、かえって、集中できていいような気がします。ちょっとだけ感触が変わるのを、身体は味わうけど、布には常に一定であるように意識しているからかな。

踏み木の支点を変えたからか、太腿が筋肉痛です。こんなの初めて。力の入り具合が違うのかな。肩こりは今までより楽。

さあ、ONLY ONLY ストーリー、めとさまに参りましょう。ブログでは、「本番直前」まででしたね。バリバリ本番、行ってますよ。記載はしていませんでしたが、ずーっと、じりっじりっと織り続けています。着尺は長いですのでね。日々たんたんと精進です。

杼は15丁杼。どんどん持ち替えながら織ってます。小格子になりますよ。