吉田美保子の some ori ノート

かのさまと善林さんがミーティング

2017.12.23

12月のある日、かのさまと善林さんが、直接お会いして、打ち合わせをすることができました。

ご注文は斜めがけの鞄。手持ちよりももっとバランスが難しそう。善林さん、参考鞄を持っていって、それを掛けてもらって、大きさを考えたとのこと。ご希望はA4がギリギリ入ればいいとのことで、案外、小さいのになりそうだと。

布は、私がすでに送付している中から、イメージにあうものをチョイスしていったそう。お気に召す布が結構あって、それらと新たに織る布を組み合わせて、パッチワークするのも面白いってことになったそうです。

わー!パッチワークになるの!それは楽しみ。私は、以前コラボした「竹手さげ」で、善林さんのパッチワークの腕前に完全にノックアウトされているのです。(竹手さげは、このページの一番下に写真があります。写真が小さくて残念。)

2枚の写真は、かのさまと善林さんで選んだ布たち。

白っぽいきれいな色で、少々の銀糸が入るのがお似合いになるみたい。ギンギンのうるさいような個性ではなくて、上品で、穏やかで、かつ、決めてるところはパシッと決め、自分のスタイルがあるみたいな。うわー、素敵な京女像が目に浮かぶぞー!

4通目のメルマガ【冬至号】

2017.12.22

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。

4通目のメルマガをお届けいたします。

《 目次 》

1. 竹取の媼

2. 綾竹を作る

3. 年始は熊本

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1. 竹取の媼(おうな)

先日のことですが、山あいに、綾竹にする竹を取りに連れて行ってもらいました。

綾竹ってお分かりですか?

機織の道具の一つです。タテ糸には必ず「綾」を取るのですが、それをキープしておくものです。

ようは、両端に穴を空けた、細い竹です。条件は、まっすぐであること。ツルツルであること。

ですから、とっても単純なのですが、これがこれが。

今まで私が使っていた綾竹は、雑貨屋さんで買った、のれんの棒を適当な長さに切ったものでした。

先日、「綾竹に最適な竹が取れる秘密の場所」に「最適な季節」に連れて行ってもらい、崖を滑り降りて、バサっバサっと竹取の媼(おうな)と化しました。

 

2. 綾竹を作る

まず、取って来た何本もの竹をよーく見て、太さと節の位置を比べ、綾竹に最適なものを選び出します。

そして水洗い。金だわしを使うといいです。そして、バーナーで熱を加えながら、温まったところに圧を加え、少しずつ歪みや反りを直していくのです。直ったら、水雑巾でおさえて、定着させます。

織り幅を考え、綾竹として適当な長さに切ります。節を小刀で取って行きます。これも丁寧にちょっとずつ。決して、鉛筆を削るようにではありません。その100分の1くらいのペースで。それから、紙やすり。荒いのから始めて、3段階。

穴を空けて、紐を通します。

以上が綾竹の作り方です。

道具ってこんなに丁寧に作るんだ。反省しきり。これを知ってしまえば、元には戻れません。他の道具も、いろんな点が目につきます。少しずつ、改良を加えようと思います。「昔はものを思はざりけり」という日も近いか?

 

3. 年始は熊本

あっという間にお正月が来そうで、怖いですね!

特にお正月らしいことをしない私も、慌てふためいています。

お正月は、故郷の熊本に帰りまして、染織吉田の通常業務も、1月1日から5日、お休みをいただきます。

もしも、その間、熊本でご用事がある方は、お気軽にご連絡ください。

例えば、「いつかONLY ONLY できものを作りたいのでヨシダに会ってみたい」とか「通販サイトにある商品の実物を見てみたい」などあれば、熊本市内から出かけられるところに限りますが、伺いますよ。

1月の2日、3日、4日、時間は要相談となりますが、お受けできますので、お気軽にご相談くださいませ。

ちなみに通販サイト http://www.someoriyoshida.com/store 気になるものはございませんか?

ONLY ONLY のご説明 http://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/only まずはお問い合わせを!

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》4通目のメルマガをお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

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My One And Only Bag

2017.12.22

みるさまの二つ目の ONLY ONLY 、完成しました!

「My One And Only Bag」という素敵な名前を、みるさま、つけてくれました。

これ、ジャズの名曲 “my one and only love” にちなんでとのこと。さすが、ジャズシンガーのみるさまです。(ちなみに私、今、このyoutube、聴きながらこれ書いてます。)

これから、この「My One And Only Bag」が、楽譜を入れて、あちこちのコンサートなどに連れて言っていただけるかと思うと、とっても楽しみです。

到着してすぐに、素敵なメールもいただきました。ご了解いただきましたので、下にご紹介させていただきますね。

染織吉田
吉田 美保子様

先ほど、My One And Only Bag が到着いたしました。
大きな箱なのに、驚くほど軽いのですね~、感激しました。
ふうわりと空気を含み、バッグの内側に至るまで美意識と神経の行き届いた、これぞプロ中のプロ!と言うしかない丁寧なお仕立てに惚れ惚れします。
取っ手の長さも、下げても肘にかけてもぴったりです。
早速楽譜数冊と小物を入れてみました。ジャストサイズです!!

そして、吉田さんが私のイメージ通りに出してくださった美しい彩り。
アドリア海のような深い紫紺に、大好きなターコイズブルー、履き込んだデニムのような微妙な薄縹。
裏側も、暖かいマロン色に、この時期に心にも体にも元気を注いでくれるビタミンカラーが映えて、、、。
こっくりとしているのに、地味じゃない、若々しいの。

セパレーションと持ち手のステッチのオフホワイトがごくごく小さな面積ながら響き合って、とてもおっしゃれー!です。
私が年を重ねていって、段々白髪になっていくに従って、このバッグも一緒にいてくれるかと思うと、嬉しくて嬉しくて、、、大事に大事に使いますね。
善林さんにも、どうぞよろしくお伝えください。
お二人には本当にお世話になりました。文字通り、一生もののバッグをありがとうございます。

わが家にもサンタさんが来ました。

お礼まで

みるさま、本当にありがとうございました。読ませていただいて、大感激の私です。

この鞄は、両A面と申しますか、表裏で色が違うのが特徴です。どっちを出すかで2倍楽しめます。

みるさま、「清正公の陣羽織展」のとき、みかん色の陣羽織ショールをお求めくださっています。そのみかん色とこのバッグのみかんいろが引き合って、トータルコーディネートができそうです。

お尻も可愛い。マチは10cm。モノがたっぷり入ります。ちなみに、幅は38cm。底の方は32cm。高さは26cmです。

私としましても、織った布が、このような可愛くて、実用にもバッチリの鞄となったことは、なんというか、びっくりなのです。「こんなのが欲しい」とオーダーくださったみるさまと、それに応える善林さんのおかげです。魔法のようです。解けない魔法というのが、これまたびっくり。

善林さんもご自身のブログで、記事にしています。「持ち手」の試行錯誤など、面白い。→

 

 

かのさまと、やり取り

2017.12.21

かのさまのご注文は「やわらかく身体にそった美しい斜めがけのバッグ」。斜めがけは、我々のコラボ鞄では、これまでやっていません。しかし、善林さんは、守備範囲はとても広く、いろいろ出来る人です。相談すると、もちろんオッケー。

かのさまとメールでやり取りします。色味のご希望は、通販サイトにあげていた、イエローとグリーンの鞄のような、あのような明るい色目がいいと。

なるほど、それでしたら、例えば、隠し色にオレンジ色はどうでしょうね。もう一歩、優しくなりますものね。
かのさま、バッグの本体が3枚はぎにするのはできますか?と。それは、善林さんに聞いてみましょう。

折しも、このやり取りの2週間ほど後に、かのさま、善林さんとお会いになることになっていたそうで、鞄の話もできそうとのこと。もともと知り合いな上に、直接会って話せるのは、強いですね。その時に話が一挙に進みそうです。

*写真は、かのさまが、こんな色味でって希望された鞄です。通販サイトですとここにあります。販売中です。よろしく!

 

かのさま、スタート!

2017.12.20

さあ、次なる ONLY ONLY をはじめましょう。今回のヒロインは「かのさま」です。ご注文のお品は、またしても「手織り鞄」。次々とご注文いただいています。ありがたい限りです。

ある日、サイトからメールをいただきました。

「善林さんと知り合いです。とても素敵なバッグで心が揺れております。
善林さんが出来るとおっしゃったらですが、斜めがけのバッグを作っていただけないでしょうか?
やわらかく身体にそった美しい斜めがけのバッグを探していますがなかなか見つからず、作っていただくのが一番良いと思いました。
ご検討よろしくお願いいたします。」

まあ、善林さんのお知り合いとは、話が早い。ありがたい。

それで早速、善林さんに連絡しましたところ、かのさまのことをよく知ってて、自分の着こなしとか、自分のオシャレとかがしっかりある素敵な京女よと。日本画からヒントが得られるかもというので、探したのが、上の2枚の写真です。

枯風 〜 Colored Wind – part 2

2017.12.19

さあ、完成しましたよ。

めとさまの2回目のONLY ONLY 、ここに、完成しました。

めとさま、遠いのに、やりくりしてお越しくださったんですよ。

こんにちは!お久しぶりです!

相変わらず、澄み切った空気をまとった方です。そして、周りの空気を、自分の色にする力がある人。

出来上がった反物をお見せすると、「わあ!きれい!」と第一声。

体にあてて、鏡に映して、しばし。めとさまと反物、お互い、引き合っているよう。

このおきものには、まだ名前はありません。それで、二人でタイトルを考えました。

一作目のONY ONLY は、「Colored Wind 」と名付けました。その名前を意訳して、めとさま、ご自分のお仕事の屋号を「枯風庵」と名付けられました。今回、「Colored Wind 」を越える名前があるのか?

うーん、「Colored Wind 」「枯風」は最高だね、それを踏襲しようねということになりました。

それで、このおきものの名前を「枯風〜Colored Wind part 2」と名付けました。

第1作の「 Colored Wind」の時、制作中にめとさまは人生の一大決心をされました。今回もまた、大きな舵を切ることになりそうとのこと。きっと話の続きは、このおきものをお召しの時に、聞かせていただけることでしょう。その日がとても楽しみです。

みるさま、すすんでます!

2017.12.18

みるさまの二つ目のONLY ONLY 、コラボの善林さんのインスタを見ていたら!進んでます!どんどん形になっていくのが、魔法のようです。

ブログにも記載がありました。こちら→

立体のラフを作ってから、型紙をいちいち作るんだね。なるほど。自由なモノづくりには、きっちりした型紙が不可欠。どの分野も同じような気がします。

これから、持ち手をつけるのが、最大の難関らしい。「柔らかい持ち手」というみるさまのご希望にどう応えるか。作り手は、いつも悩みます。

*写真は2枚とも、善林さんのインスタより拝借。

めとさま、仕上げ

2017.12.17

めとさまのONLY ONLY 、織り終わりまして、仕上げをしています。まず検反。タテ糸をつないだとき織り裏に落とした糸などは、よくよく確認して整えます。

浴槽にお湯をいっぱいに張って、反物を泳がせ、糊などをしっかり落とし、部屋中に張ります。伸子で張っていって、布目を整えます。この時、やっと素の状態になるのだよな、これが。

ほーら、お出ましになりました。やっと出会えたね。まさに、めとさまって感じです。

ゆうど20周年

2017.12.16

ゆうど開業20周年の展示会に、行ってきました。久しぶりの目白、久しぶりのゆうどです。私は、この店に勤めるために、21年前に、2度目の上京をしたのです。それから、6年、働かせてもらいました。

20年前のオープンの日、雪が降ってたよね。福娘っていう樽酒を叩いて開けたのだったよね。

それからいろいろあったなあ。ここは私にとって、とても大きな存在です。

しんみりしつつも、ここが存在してくれてて、うれしかったです。存続するの、大変よね。お店も仕事も、、、

私が貼った壁紙もそのままだったし、私がいる頃からゆうどを縄張りにしていたトラも出てきてくれました。変わらんねえ。。。。

ゆうど20周年記念展は、今日、12月16日までです。写真は、宙吹きガラス作家の荒川尚也さんの作品、ガラスの船。すごくよかったです。

めとさま、ゴール見えた!

2017.12.15

ONLY ONLY めとさまの2枚目のおきもの、もう少しです。織っても織っても終わらなかったものが、終わり間近です。

きものを織るときは、たんたんと、同じことの繰り返しをするのが、いいのです。同じようになるように、何か起きたら、なかったように対処するのがキモです。糸が切れたら、切れなかったことにして、うまくつなぎ、布が吊れたら、吊れなかったことにするのに、ちょっと戻る。

何にも起こらなかったことにするのに、何かを起こすわけです。

ほら、もうすぐ終わりますよ。このように、タテ糸が割れてきたら、ゴール間近のサインです。

写真の横にどーんと見えるのは、「機草(はたくさ)」と呼ばれる厚紙です。この紙、タテ糸を巻くときに、ずーーっと糸と一緒に巻き込んで行きます。で、織り進むと、この紙が一枚づつ落ちるのです。毎日、3枚、落とすのが目標。上の写真が、最後の一枚。やったぜ。

 

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