
横浜のそごう美術館で開催中の「池田重子 横浜スタイル展」に行ってきました。招待券をたくさんいただいたので、メルマガで「おふくわけ」企画をして、お申し込みいただいた方のうち、今日都合がつく方々とご一緒しました。
池田重子さんのコレクションは、増えているわけではないと思うので、膨大なコレクションの中から、どう選び、どうコーディネートし、どう魅せるかが見所だとは思うのですが、なぜだかとても新鮮さを感じ、さすがだなあって思いました。
入ってすぐの、横浜スタイルのコーディネートのブースは、特に面白かったなあ。船やヨットの帯とか。魚の帯留とか。明るくてのびのび。「私はこれなのよ」って感じがして気持ちよかった。横浜ってつくづく海の町なんだね。私、神奈川県在住で、横浜までも小一時間なのでたまに行くけど、生まれ育ってないせいか、年代のせいか、海を感じたことない。でもここは港町なんだ。池田さんが、生まれ育った時代は、特に色濃かったんだろうなあ。
あと、着物を着ているボディが小さくて、昔の人のサイズはこのくらいだったのだなあ、などなど思いながら、眼福、眼福で、会場をぐるり。
5人でランチもいたしました。(5人の内一人は男性で、御年はなんと4ヶ月!)
なんか、みなさん、布好きで、それぞれにきものライフを楽しんでいる方々で、リラックスして、いろいろ話せて、楽しかったです。上の写真は私だけですけどね。みなさん集合写真を撮ろうってタイプの方々ではないと思ったので。
メルマガでは、またこういうお誘い企画したいなって思っていますので、よかったら、お気軽にご登録ください。
「池田重子 横浜スタイル展」は、そごう美術館で、1月8日まで、会期中無休だそうですよ。ぜひ!

めとさまのおきもの、進んでいます。この秋、織り機に少々手を入れてからは、初めての着尺を織っていますので、あちこち、調整しつつ、進んでいます。
メルマガには書いたのですが、踏み木の支点の位置を変えたのです。それ以外にも、腰掛の板に角度をつけ、少々、斜めに座るようにしました。板の上には、本邦初(?)ヨガマットを切って、幅を揃えて敷くことにしました。これ、3つ折りか、4つ折りかによって、安定感が全然違うのですね。
どこかを、ほんのちょっと触ると、例えば綜絖の高さを少し変えたりなど、連動して変更する点が出てきます。織りにくいなあって思っていたのを、ちょっと止まって、どこかをいじると抜群に織りやすくなる。その繰り返し。
それ、かえって、集中できていいような気がします。ちょっとだけ感触が変わるのを、身体は味わうけど、布には常に一定であるように意識しているからかな。

踏み木の支点を変えたからか、太腿が筋肉痛です。こんなの初めて。力の入り具合が違うのかな。肩こりは今までより楽。

さあ、ONLY ONLY ストーリー、めとさまに参りましょう。ブログでは、「本番直前」まででしたね。バリバリ本番、行ってますよ。記載はしていませんでしたが、ずーっと、じりっじりっと織り続けています。着尺は長いですのでね。日々たんたんと精進です。

杼は15丁杼。どんどん持ち替えながら織ってます。小格子になりますよ。

先日のじざいやさんでの展示会で、とってもうれしいサプライズがありました。フェイスブックでつながっているけれど、お会いしたことはない方が、「ちょうど研修で上京中なので、お尋ねしたい」ってメッセージ下さってました。その方、なんと青森からなんですよ。青森の方と横浜で会うなんて、不思議な感覚です。
それで、そろそろお越しになるかなあなんて、心待ちにしていました。
じざいやさんのドアが開きました。おきもの姿の一人のお客さまです。あ、あの方かな?優しそうなお顔がのぞきます。
こんにちは、ヨシダです。あの、メッセージくださった方ですよね、、、、
あれ?あれ!あれあれ??!!
なんと、私の織ったきものをお召しになっています。頭の中が、ぐるぐるです。え?え?え?うぅぅわっーーー!びっくりしたーーー!!!
これは、この秋に、名古屋の呉服屋さんにお求めいただいたものです。それが、なんと、目の前に!!青森からいらした、初めてお会いするけど初めての気がしない方が、にっこりと笑顔でお召しになっている。とても素敵に。すっかりなじんで。
腰が抜けるほど驚きました。神奈川で織った反物が、名古屋経由で、青森へ。それを、「ヨシダさんに着姿を見せたい」って、上京時にお持ちになって、研修中でお忙しいのに、時間を作ってお召しになって、東京から横浜にお越し下さって、、、、、(東京から横浜ってそんなに近くありませんよ。)なんというジャーニーでしょう。それになんとお優しいのでしょう。私は完全にノックアウトされました。
今思い出しても、しみじみうれしい出来事でした。本当にどうもありがとうございました。次回は、もうちょっとゆっくりお話ししましょうね。

みるさまの鞄の ONLY ONLY、善林さんサイドでも、着々と進んでいます。ラフの第一案がでできたと上の画像送ってくれました。しかし、「全体的に気に入らないので、プラン練り直します」と添え書きあり。

しばらくして、「再考した結果」と送られて来たのが、上の画像。型のことはちっともわからない私にすれば、大差はないように見えますが、きっと善林さん的に、納得いく所まで持って来たってことだと思います。
それと、キーチェーンが必要ならお付けするが、、とのことだったので、上の画像を添付してみるさまにメールしました。
みるさま、早速のご返信くださり、本体は問題なしだが、持ち手の間隔を、腕がひじまですっと通るくらいまで、開けて欲しいとのご要望が。キーチェーンは不要とのこと。

善林さんに伝えると、すぐに上のようなラフの修正版が出ました。「これ以上、持ち手を長くするとブラブラして持ちにくくなる」との添え書きあり。
みるさまにご連絡すると、下のような返信が。
「今回オーダーをお願いして思うことですが、下げて持っても、ひじに通してもよい、この大きさのバッグ、市販のものではなかなかありません。サイズ、持ち手についても、オーダーならではの絶妙のバランスです。これで進めてくださいませ。よろしくお願いいたします。」
なんか、お望みにじわっじわっと近づけている感がある。こういう時、我々のやってることは間違ってないぞって思います。

じゃーん!こちら、きいさまです。輝いてらっしゃいます!
今年の春に、ONLY ONLY で作らせていただいた「八寸帯 Let’s go to Opera」を締めてくださってます。お召しになっているのは、笠原博司さん作のお着物。そもそもONLY ONLY のお話いただいたのは、この着物に合わせる帯を作りたいってことが大きな要因でしたので、こちら、完成系です。

強さがあって、曖昧模糊としていて、工芸系で、白場が少しだけある。そんな帯、ご希望でした。
白場の利かせ方は、特に話し合いを重ねて、ご要望をしっかりくみ取って、のぞみました。一筋の金糸もよかったよね。入れる場所とか、二人でよくよく考えた。図面、何回も描き直した。

これは、きいさまと二人だったからできた帯です。一人では決して作れなかった。そんな帯を織れたことは、なによりありがたいです。本当にどうもありがとうございました。

ONLY ONLY はつくづく二人三脚だなあ。織ったのは一人だけど、作ったのは二人。締めるのは一人。見て楽しむ人はたくさん。面白いね。

ONLY ONLY みるさまの手織り鞄、進みましたよ。
何日もかかっているのですが、話が長くなると何ですから、はしょりますと、上の写真は、糸の準備をして、染めて、巻いて、織って、蒸して、水元して、張り手で張ったところです。まだ、濡れてますね。乾くと、色は変わります。
色は、染めているとき、織っているとき、蒸した後、水に入れたとき、乾いたとき、どんどん変わって行きます。
最終的に落ち着く色が、みるさまのご希望に、ぴたっと合いますように。できるだけのことは、精一杯しますが、あとはひたすら祈るのみです。
布は、この後、善林さんのところへ発送です。

善林英恵さんとのコラボで作っている手織り鞄ですが、染織吉田の通販サイト [ some ori crossing ] で現在売っている5点のうち、3点の持ち手を改造しましたので、ご報告いたします。
持ち手のヌメ革を二つ折りにしてステッチを入れ、手に当たる感触をやわらかくしました。個別の紹介ページをぜひご覧ください。
「大きくてヨコなが、グリーン&イエロー」(上の写真)→☆
「小さくてタテなが、あざやかイエロー」(中の写真)→☆
「小さくてタテなが、ミドリ唐草」(下の写真)→☆

今回の改造のきっかけは、「小さくてタテなが、海の青」をお求めくださったお客様のご希望で、持ち手にステッチを入れたことです。その結果がとてもよかったものですから、在庫分のうち、ステッチを掛けた方が、持ちやすいだろうと思われる3点を改造しました。

その、「小さくてタテなが、海の青」の持ち手を加工後、善林さんがお客様にお出したメール(私もCCでいただいた)が、とても伝わってくるので、ここに紹介させていただきます。
_________
〇〇〇〇〇さま
丁寧なご連絡、本当に有難うございます!
持ち手加工、丁度良かったようでホッとしました。
作りに関してはいつも悩ましいところで、出来るだけ要素をはぶいていってギリギリのところを探りたいと思っています。
機能性と見た目の折り合いがつくところは、結局のところお客様によって判断が変わるところでもあるので、改変が必要であれば出来るだけ対応したいとも思っています。
いろいろ感想いただけて、こちらとしても学べるところが沢山ありました。
何でも簡単・便利が一番に強調される今、このように手間を惜しまずやりとりをしていただけることそのものに感謝しています。
又、先々使ってみてのご意見などありましたら遠慮なくお寄せ下さい。
ポプリも喜んでいただけて、嬉しいです!
有難うございました。
善林

みるさまの2回目のONLY ONLY、善吉コラボ鞄、みるさまご希望の色は、カラーチップでいただいております。こっくりした青系と茶系です。鞄の両方の面を、青い方と茶色い方にして、使い分けるという算段です。
さあ、それでは作っていきましょう。染料を測って、混ぜて、試して、、、の繰り返し。上の写真は青系です。

こちらは、茶色系の染料を配合したところ。茶系の方は、ほぼ一発で右横のカラーチップと同じになりました。やったぜ!

本日で、じざいやさんでの展示会を終わりました。お越し下さった皆さま、本当にどうもありがとうございました。昨日も今日も、とっても充実していました。上の写真は、今日のベストショット。帯にご注目。うふふ、きいさまですよ。「Let’s go to Opera」締めてくださってます。
今日はなんと、青森県からのお客様もいらっしゃったんですよ。それも私の織った着物を着て。びっくりしたなあ。お求めくださってたの知らなかったから、心底驚きました。とても似合ってらして、輝いてらして、うれしかったです。
じざいやさんにいらっしゃるお客様がたは、みなさん、本当にきものが好きで、楽しんでらして、いいなあって思いました。じざいやさんは、そういうきもの好きな方々のたまり場なんだな。
作品たちは、引き続き、じざいやさんにてご覧いただけます。まだまだいいのありますからね、ぜひ、見に行ってくださいね。