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今日は銀座に出かけました。展示会を三つみて、自然と美について考えました。
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まずは、もとじさんへ。喜如嘉の芭蕉布展の、平美恵子さんによるギャラリートークでした。
芭蕉布は、ことあるごとに拝見しているので、目新しいことは何もなかったのですが、行ってよかったーーーー!やっぱ、いいですね!迫ってくるものがあります。昔と変らず、受け継がれ、織られている、奇跡のような布。ちょっと怠けたり、我を出したりしたら、あっという間に無くなってしまう。
平美恵子さんが、「芭蕉布は自然といわれるけれど、実は、人手を掛けて、手間ひま掛けて、選別して選別して、バランスをとって作った布だ」っておっしゃってたのが、心に残る。ただ自然にしていただけでは、出来ないのだって。そりゃそうだろうけど、その労力は想像を絶する、、、
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それから、思文閣銀座で、小川待子展を拝見しました。迫力あったーー!陶器とガラスが抱き合ったような。すごく好きでした。人の手を感じさせない。まるで、溶岩が自然に冷えて固まったよう。でも確かに人の仕事だ。
掛け花入が欲しかったなあ。そばに置きたい。買えないけど。こんな物作りしたい。
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その後、メゾンエルメスで開催中の、「線を聴く」へ伺いました。線に主眼を置いたグループ展ですが、こちらもめちゃくちゃ面白かったです。特に、ロジェ・カイヨワさんの自然石のコレクション。すべてがいいのだ。完璧な自然。お茶室に置きたいような、心がすっとする石でした。
備忘のために、ロジェ・カイヨワさんの言葉を、写し書きしておきます。
「あちこちに石がみずから書き残したしるしは、それにこだまを返す他のしるしの探索と精神を誘う。
私はこうしたしるしの前に佇み、みつめ、記述する。
そのとき、遊びがはじまる、発明であると同時に認識でもある遊びが。」
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*写真は今日じゃないよ。以前いった長坂のアフリカンアートミュージアムの庭。iPhoneに残ってた。
I’ve been to the African Art Museum at Yamanashi Prefecture. It has beautiful tiny garden. I saw a gardener who was working hard to keep the garden nice and neat.
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これは、オリジナル制作の九寸名古屋帯、「ピンク・レイン」。
カリスマ仕立て師、一衣舎さんが、ただいま兵庫県の夙川での展示会へ、この帯など、連れて行ってくださってます。5月17日の日曜日まで。詳細はこちら→☆。よかったら、ぜひお出かけください。
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ここでは、九寸帯「ピンク・レイン」の紹介をいたしますね。実物は、ぜひ、夙川「小さい芽」の一衣舎展でご覧下さい。
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すっとした感じが都会的な縞帯です。基調のピンクはコチニールで染めてます。アクセントで入る強いピンク(2ヶ所のみ。これがミソよ!)や赤や黒は酸性染料です。グレーは、墨染め。白もきいてるでしょ。白も青味の白と、アイボリーホワイトと、二種類入れてます。天然染料と酸性染料が、それぞれ上手く仕事してくれたと思ってます。
糸は、しなやかで強い、国産の絹糸です。気軽に締めていただける、インパクトある楽しい帯です。
お問い合わせは、こちらから、何なりどうぞ!
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昨夕は、国展に行って来ました。金曜は夜間も開いているので、ねらい目です。地下鉄は、六本木でなく、千代田線に乗って乃木坂で降りる。ささっと入れるので、時間短縮できます。染織しか見ないのだけどね〜。
見たかったのは、小島秀子さん、下地康子さん、川村成さん。それぞれに、すばらしかったです!技術も、センスも、ピカピカに磨かれてるなあ、、、、やりたいことをやり遂げてる感が、ゾクゾクするほどよかったです。
他にも染織部門レベル高くて、「こんなによかったの!」と感激しながら、見てました。手で作ったテキスタイルは、やっぱいいなあ。もっと身につけたり、生活に取り入れるべきだっ!と、ひとり息巻きながら見てましたが、実情は難しいのが、モンモンとするところです。流通しなければ生き残れないというのが、私的な意見ですが、その解決策はなかなかです。
午後8時の閉館ギリギリまで、見ても見ても飽きず、見てました。
*写真は、国立新美術館。乃木坂側の入り口。飛行機雲が登り龍!
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ゴールデンウィーク後半のある午後、お客様の予定があった。前日になって、「ゴゴイチうちなら、一緒にお昼にしたらいい」と思いたち、お誘いしたら、乗って下さった。
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るんるんと準備。献立は、カレーとサラダ。スーパーで、「オトナの方がお見えになるのだから、ビールでも買っとくのが礼儀」と(「酒飲みは理由が必要」とどなたかも書かれてましたね)、缶ビールをゲット。お仕事の打ち合わせだから、軽くね。
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その午後、遠くから貴重なお休みを利用してお出で下さったその方と、再会を祝し、お互いの健康と、これからの仕事の成功を祈念し、カンパーイ!
気分は一気に盛り上がり(私だけ?)、楽しくミーティングをすることが出来ました。世間がお休みだと、お昼のビールも許される空気が漂ってるよね。(思い込み?)
気分だけでもお休みモードになりたい私につき合ってくださって、ありがとうございました。ご意向をくみ、いいもの織るよう、がんばります。
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写真は伊豆半島。
もちろん、大ウソ。うちの近所。歩いて10分、走って5分のところ。小田急線沿い。このずーーっと先は江ノ島だよー!
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きおさまの帯、織り終わりましたよ。早速蒸しと水元。そして、伸子張りです。
実は私、蒸しが一番コワい。染料が動くなど想定外の事故が起こることがあるし、やり直しがきかないから。毎度、いろいろな工夫を凝らしている。悩みつつ、チャレンジしつつ、ビビリつつ。へっぴり腰ながら、度胸を決めてやってるつもり。
今回は、、、、、、クリアだ!よかったよー。うまくいった!
気持ちも軽やか。薫風さわやかですなあ〜。
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きおさまの帯は、このあと、湯のしに出して、最終の検反をすれば、完成です。でもお納めは、ちょっと間を置くことになりました。きおさま、5月中旬まで外国出張とのこと。宅配で送って納品するより、手渡しを選んだ、きおさまと私。
ですから、このブログのきおさまの連載も、これにて、一時お休みします。再開は納品の日かな!?
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あ!和の國さんのブログの、「熊本ゆかり便り」が更新されてる!なんと、5月号は、私めにフォーカスいただいてます。ぜひ、ご覧下さい。こちらです→☆
この「熊本ゆかり便り」は、熊本のすてきなきもの店「和の國」さんで開催される「熊本ゆかりの染織作家展」の実行員、安達絵里子さんが、ずっと連載されているものです。
安達さんはきものライターなのですが、ご自身も、毎日をきもので暮らしてらっしゃいます。梅雨時期も、暑い夏も、木枯らし吹いてもきものです。だからこそ書ける、説得力ある文章だなあ〜と毎回楽しみに読んでいます。
私自身は、着物を着るのは、毎日などトンでもなく、何かお誘いいただいたり、特別に出かける時のみとなってますが、それでも、そういう機会があれば、せっせと着るようになりました。
そうなってから、きものや帯のこと、今までよりは分かるようになったし、作る時も「こうしよう」とか、もっと踏み込んで「こうあるべきだ」って自分なりですが、思うようになりました。
身につけるもんですものね、着やすさとか、扱いやすさも、あと、見映えも大事だもんね。好みが一番だけど、その「好き」に応える技術と工夫、、、、いつも課題です。
地元熊本で活躍される、和の國さん、安達さんは、私の心のよりどころです。本当にどうもありがとうございます。
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きおさまの帯、進んでいます。ここまで来ると、しゅくしゅくと進めるほかありませんので、せっせと、コツコツと織っています。写っているのは、前帯部分。
織りは、織るまでの段取りが8割と思ってやってますが(帯の場合ね。着尺は6割かな?)、今回のきおさまの帯は、織るまでで、90%を使い果たしました。でもやっぱ、織るのは集大成って感じで好きです。今まで仕掛けてきたことが、ここで現れますので、すがすがしい感じ。
仕上がって、お納めした時のきおさまのお顔を思い描きながら、もうひとがんばりです。
I have been weaving Kio Sama’s obi 5 meter long now. I’m imaging Kio Sama’s bright & big smile when I delivered this obi to her. I usually spent my full-enegy 80% for its planning and 20% for weaving when I create obi. But I spent my full-power 90% for this obi planning.
Each time shuttle runs from right to left then left to right, this obi grows close to my finish image in my mind.
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今日、5月1日は、染織吉田の設立記念日です。生きてるだけでビックリ状態のまま、なんとか織り続けてきました。本当にどうもありがとうございます。12年間、ずーっと、支えていただき、教えていただき、応援をいただき、おかげさまで生きています。心から、感謝申し上げます。
12年という時間の流れのはやさにビビります。最近、年を取ったせいか、ますます加速してきました。どんどん織らないと、織り尽くせません。焦ります。
私自身は、12年前と今と、ちっとも変わってないようにも思います。自分の表現したいものを、どうにか形にしたいと七転八倒。失敗して転んだりもしましたが、その都度、助けられ、起き上がることが出来ました。ひとつひとつを思い出し、ありがたかったなあと、感謝にたえません。
今日も、普通に仕事してました。明日からもずっとです。ひとつひとつ、丁寧に。元気で仕事が一番です。
染織吉田を、どうか今後ともよろしくお願い申し上げます。
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*写真は、数日前。朝ジョグしてたら、いきなり目に飛び込んできた、満開の藤の花。近所なんだけど、藤が生えてるって認識してなかったら、突然、花のかたまりがボンッと出現して、ビックリした。
この木が生えてる場所は、アパートの横の、ジャリ敷きの駐車場の脇。盆栽をそのまま大きくしたような、カッコいい枝振りの藤には似つかわしくない。ここ、何十年か前までは、お屋敷のお庭だったのかな。相続かなんかで取り壊されて、アパートと駐車場になったけど、藤は残されたと推理します。それは幸なのか不幸なのか。
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きおさまの帯、織ってます。
きおさまの帯は、おタイコと前柄のところのみブラッシングカラーズで染めて、その他は白場として残します。そして、タレと手先、タイコとお腹のブラッシングカラーズの前後には、緯糸を変えて、差し色として線を入れます。これは、曜変天目の口縁のみたてのつもり。
緯糸は、8種類の糸を使います。そのうち、地の部分には、3種類。先日載せたタイのキビソ糸と、4/24付けブログに載せてるごく薄ーいムラ染めの糸(これは玉糸、柔らかく弾力がある)、と極細の銀糸。銀糸を地の部分全面に入れるのも、きおさまとお話して決めました。極細で、抑えた銀なので、そんなに目立たない。でも、角度を変えるとキラッと光る。
あとの5種が、差し色の横線の糸です。一種は、太目の銀。もうひとつが黒(ここで染めてる→☆)、あとの3種は3段階の濃淡のブルーです。
さあ、もうひとがんばり。
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昨日は、お茶会にお誘いいただきまして、ウキウキと出かけてきました。鎌倉まで♡ 今年のGW、唯一の、お出かけです。
実は私、お茶席、初参加。ドキドキしまくりでした。お誘いいただいときに、無作法者であることと、紬の着物と帯しか持ってないことを白状しまして、カジュアルな会だから気にしないでって言っていただいてました。その上なんと「私も当日は、ミホコさんの帯しめるつもりだから。」と!!!ビックリ、大光栄です。
一夜明けまして、なんか、いろいろ濃密過ぎて、すご過ぎて、上手く感想書けないけど、お茶っていいですね!それをしみじみ感じました。私の知らない世界を垣間みさせていただきました。
床の間の完璧さに、打たれました。ここまで、一分の隙もないほどの空間に作り上げるって、すごい。余白って美しいなあ。この空間に自分も居させていただくことの不思議さとありがたさ。
風情のあるお庭を眺めながら、お薄を一服いただきました。向こうのお山には、山藤が咲いているのが見えました。
お道具拝見、文化の凝縮だなあ〜。お仕覆は17世紀の印金だとか、、、それを実際に使ってだもんね。お茶はタイムマシンだね。
ご一緒させていただいた方々との出会いも、たいへん貴重で、引き合わせて下さったのも、ご亭主さまのお心遣い。どんだけ準備してくれたんだろうって思うと、ただただ頭が下がります。
お茶席のあとは、酒宴も用意してくださってて、これまたすばらしく、ほろほろ酔いで帰宅しました。
*写真は、お庭の梅の木。ご亭主はこの木の下でお薄を点ててくださった。帯も新緑に映え、ご亭主に寄り添い、うれしかった。