吉田美保子の some ori ノート

熊本ゆかり便り11月号に載った!

2014.11.02

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和の國さんのブログに、毎月掲載されている「熊本ゆかり便り」。11月号に、私が織った帯、「ラブ・ロスコシリーズ、ピンク&チャコール」をお締めの、Sさまが掲載されました!わー!
こちらです→。ぜひ、お読みになってくださいね。
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私、掲載を楽しみに待ってました。そうと言うのも、この取材のあと、Sさまから、メールいただきまして、それが、とってもすてきだったのです。
ちょっとだけ、ご紹介させていただきましょう。
「大好きな水彩画の、ドライブラシのような色合い風合い、絶妙なチャコール、ピンク、白の割合、ふんわりした手触りと適度な光沢、母から受け継いだ大島に合わせると我ながら、『ええわあ』と感激するほど素敵でした。
とても凝ってはいるけれど、さりげなく美しい帯を織っていただき、本当にありがとうございました。」
このメール、うれしかったなあ。「生きててよかった。」と思った。
織ったものに対してはいつも、「あれはどうなったかな?」「活躍しているだろうか?」と気になります。こうやって、およろこびの様子を垣間みられると、安堵で骨がくにゃくにゃになる。ああ、よかった。
こちらこそ、本当にどうもありがとうございました。
*お写真は、熊本ゆかり便りから、拝借しました。こっちに持ってきたら、でっかいですねー。バランス悪くて、申し訳ない、、、

作品

新作帯、一衣舎さんと金沢へ!

2014.10.30

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新作の八寸帯、できました!
名前を、「Charming Boxes(チャーミングボックス)」と申します。カラフルで軽快。楽しい帯です。
13種類の糸を使ってます。糸たちをどう組み合わせるか、すごく悩みました。糸のコンポーズこそ、織りでしか出来ないことですのでね、勝負に出たつもり。えへへ。
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詳細を見てみましょう、と思ったら、ひっくり返ってしまいました。ディテールが撮れているので、このまま載せますね。染めは、酸性染料のブラッシングカラーです。
この帯は、一衣舎さんに、金沢に連れていってもらってます。明日、デビューです。秋の金沢、きっとすてきね。可能な方、ぜひぜひ、お運びください。
「仕立て一衣舎と睦月 装いを楽しみ 着心地を味わう 紬・木綿展」、10月31日から11月3日まで、金沢の石田屋 Gallery toko さんで開催です。

作品

空とマフラー、温便座

2014.10.29

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天高く、お寒くなってまいりました。
今、帯と平行して、マフラーも織ってます。マフラー織るの、久しぶり〜。目の前でさくさく進んで行くのが新鮮です。スピード感があるの、いいと思う。新鮮さ、っていいね。忘れてた感覚を思い出す。
首もと寒くなって参りましたしね。あたたかいの織りましょう。
最近、たえられなくなって、トイレの便座をオンにしました。あたたかい〜。出来る限りの節電を旨としてますので、11月まではこらえたかったのですが、負けました。
いやー、あたたかい便座になぐさめられてます。つらいときとか、ちょっとお腹が痛いとき、トイレに座って、癒されるってのは、ちょっと情けない、、、。
写真はうちの近所。撮りたてほやほや、今朝ですよ。写ってないけど、頭を白くした富士山も見えました。

友だちの糸

2014.10.24

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久しぶりのいい天気。ここぞとばかり、先日やってきた、遠来の糸を外に出して風にあてた。友だちが送ってくれた大事な糸だ。
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その人は、2011年に病気になった。治ってまた織る日がくると信じていたが、貴重な糸を送ってきたと言うことは、、、、そういうことか。
2011年はいろんな意味で重い年だ。
健康で仕事ができること、イコール、いいこと、とは限らない。が、気の持ちようで、そうできる。つか、そう言うことにしとこうってのが、普通でしょう。
その反対は、悪いこと、不幸なこと、とも思わない。
そんなこと、分からない。
が、いまだに私は彼女に会いに行けてない。時間とお金は、ぐっと無理すりゃどうにかなるのにな。

婦人画報に載った!

2014.10.21

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先日、銀座もとじさんに伺ったおり、スタッフの方に声をかけられた。
「ヨシダさん、今出てる婦人画報に、八寸帯、使わせていただきましたよ。」
えー!ビックリ!
早速、もとじさんにある一冊をみせてもらう。わーー!真野響子さんが、締めてくださってる!
「真野響子が巡る きもの遺産」というページ。今回は、伊予絣が特集されています。私の帯、とても合ってる!うれしいー!
ちょっとズームアップしちゃう。
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この帯は、「フォーカラーズ」と申します。去年作った、ラブ・ロスコシリーズの中の一本。2013年の作品ギャラリーに載ってます。そちらでは、おタイコの形になってますので、ぜひチェックを。このページをずっと下にスクロールしていただいて、帯のところの上から2段目、左端です。
ズームアップ、もう一回。
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ただいま発売中の、婦人画報11月号、240ページです。ぜひご覧ください!
銀座もとじさん、ご提供、どうもありがとうございました。
帯についてのお問い合わせは、銀座もとじさんまでお願いします。

作品

トーク会ふたつ

2014.10.19

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昨日のこと、銀座にお出かけ。
まずは、銀座もとじさんの「久米島紬展」のトーク会におじゃましました。久米島紬の織り手の方三名と、組合長さん、工芸ライターの田中敦子さんのお話です。
久米島紬、元気あるなーーって印象でした。織り手の方が、アグレッシブ。かつ自由。久米島紬は無形文化財に指定されているから、いろいろ制約あるなずなのだけど、なんか、それ感じさせない。カツカツの縛り感がない。いいわー。
トーク会に参加のお客様方も、久米島紬をお召しの方が多くいらしたのだけど、その方々がとても満足げにしてらしたのも印象的。
そのあと、和光ホールで開催中の、「融合する工芸ー出会いがみちびく伝統のミライ」を拝見しに。こちらは、5人の作家のコラボレーションに重きをおいたグループ展と言ってしまえばそうなのだけど、その枠を大きく越えてて、とても刺激的でした。トーク会に参加できて、ラッキーでした。面白かった。
この展示会は、チームで作り上げたものだって、トーク会司会の企画監修の美術史家、前崎信也氏。企画会議の当初から、作家5人に加え、写真家、デザイナー、言葉(発信という意味かな)が加わっていたそう。
だから、どういう思いで、作り手たちがいどんでいったのか、はじめから見て、はじめから知ってる。はじめから発信する。ほぉ〜。工芸のひとつの未来だと。
トーク会の終盤で、蒔絵作家の若宮隆志氏が、「すでにモノの時代ではない。思いを伝えたい」との発言に心が響いた。そうだよなあ、それこそ、工芸の未来だ。
*銀座もとじさんでの、「久米島紬展」は、すでに終了しています。
*和光さんでの、「融合する工芸」展は、10月26日までです。
写真はセルフィー。帰りがけ。地下鉄の駅ってすることなくて、ついiPhoneいじってしまいます。

糊いろいろ

2014.10.17

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これ、我が家の冷蔵庫。パッと開けたら、中段に糊がオンパレードだったので、面白くてパチリ。扉のポケットの分も入れたら、なんと、八つも入ってた!
あ、糊だけじゃなく、薄め材などもあるけどね。涼しくなってきたから、もう冷蔵庫に入れなくてもいいけど、染料置き場も、空きがない。
占領された冷蔵庫、食料品は遠慮しながら、入ってます。あーあ、専用の冷蔵庫が欲しいなー。(冷蔵庫だけじゃないけどね。)
織りをする人にとって、糸にどう糊をつけるか、またはつけないか、これは大問題です。私は、糸にもよるけど、必要にして充分な量をしっかりつけたいタイプ。がっちりつけると、経糸のチョイスが広がるから。
最後にはとってしまう糊だけど、深いのだ〜。

夜さんぽ

2014.10.16

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このところ、コンをつめてて、軟禁状態です。もうダメだって思ったら、外に出る。
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ドキッとするような美しさを探して。
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残業中の工場。
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働く人たちを見ると、励まされる。さあ、私ももうひとがんばり。
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窓の外はこんな感じ。
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歩く道はこんな感じ。

めとさま、歩き続ける

2014.10.12

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去年のいまごろ、私は、「めとさま」のお着物に取り組んでいた。長い間、暗中模索というか、ほふく前進というか、、、手探り状態ではいまわって、作っていった。
人生をかけてっていうと、大げさに聞こえるかもしれないけど、創作はそんな感じだ。
同時期、めとさまもまた、人生をかけて、手探りの暗中模索をはじめられた。
その道程を振り返りながら、ブログに綴りはじめたとの連絡をいただいた。タイトルは「住宅街の中心で和紙をつくる」
めとさま、和紙に取り組んでいらっしゃるのだ。私との出会いややり取りも、取り上げてくださってる。ありがたいやら、恥ずかしいやらです。
めとさまの歩みをかいま見せていただきながら、生きる姿勢を正して、私も歩き続けよう。
*写真は、「colored wind」をお召しで、我が家にお越しくださったとき撮ったもの。この写真、好き。ピンぼけだから今まで掲載しなかったけど。前に!前に!一歩!一歩!
他にも、いい写真いっぱいあります。めとさまのonly only のページと、作品ギャラリー2014の上から3番目に載ってます。

やっと洗濯

2014.10.07

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台風一過の青空のもと、やっとやっと夏物のきもの周りを洗濯しました。(お風呂場でだから、青空はあまり関係ないけど。ま、気分の問題。)
これは、ソープナッツ。和名はムクロジ。石鹸成分を含む木の実です。
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この木の実を、ネットに入れて、浴槽にいれて、勢いよくお湯を出せば、ほらこの通り。
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じゃぶじゃぶ洗います。すすぎは一回。簡単です。あとは形をととのえて干すだけ。
ああ、季節は動くなあ。(もうとっくに動いてるって!)

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