吉田美保子の some ori ノート

完成しました!

2014.07.30

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こずさまのタブロー、2点、完成しました!ふたつ、一緒に記念撮影。
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こちら、小さい方。ペパーミントグリーンが、基調です。
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ズームアップしてみましょう。黄色と濃紺がミソですよ。緑の筋が効いてるね。
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織り布の下の紙は2枚重ねになっていて、上の紙はうすーい黄色の半透明。透けて見えるように書き込んだフレーズは、「緑溢るる楠若葉」。はい、我らが日吉小学校の校歌です。「心の窓を開こうよ♪」もよかったかも〜。
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はい、そしてこちらが大きい方。この額、いいでしょ。置きにもいいし、掛けることもできるのよ。
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ズームアップ!きれいな黄色と緑のグラデーションです。
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こっそり(?)こずさまのお名前と、私の名前を入れてます。
さあ、こずさまの元へ向かうわよ!

核を決める

2014.07.29

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さあ、それでは、核をきめて行きましょう。タブローにはめ込む織り布を考えます。
絵の具箱の感覚で、織り布ボックスを取り出します。そこには今まで織りためた布の数々。たくさんあるよ。絵の具のチューブはそろってます。パレットの感覚で、机の上にあれもこれも取り出す。
さあ、どの組み合わせが、こずさまに一番寄り添うか?
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私、こずさまには、正統派の織り布というか、絹そのもののよさが伝わるのがいいんじゃないかと思っているのよ。上質の絹を使った素直な繊細な感じがいいんじゃないかな。
でも、きちんとしているばかりじゃなくて、糸がゆらゆら揺れてるとか、、そんな遊びも欲しいよね。布の耳や、織り付け部分も使おうか?
こずさま、まじめな人なのだけど、そのまじめさ込みで、ほんわか面白く豊かなひとなんだなあ。カッコつけて演出しているのではなくて、芯のところが面白い人。そしてこれからも、人に愛され、豊かににっこり、生きて行かれるのではないかなあ?
布もその路線で行きましょう。納得できるのは探せるか?
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あった!これだ!これとこれ!!(写真のものではありません)2つの布が響き合う。
大きさ、バランスを考える。ここ、重要。
布の背景には紙をいれよう。明るいきちんとした紙がいい。世界堂に買いに走る。

2枚はどう!?

2014.07.28

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こずさまのタブロー、今まで見えてきたことを整理します。
・毎日見てて飽きない、こずさまに寄り添うものを作りたい。それには、ゆったり、あっさり、こじんまりしてた方がいいのではないか?大きくてゴツい作り込まれたものだと、元気なときはいいけど、疲れている時などはしんどいかもしれない。
・お部屋の壁には掛けられないので、お部屋のテレビ台などに置きで飾ってもらおう。玄関には掛けられるが、お部屋の方が、いつも一緒いられていいと思う。
・色は、穏やかな緑を基調にしよう。濃紺もお好きとのこと。我々のスクールカラーの黄色も取り入れたい。
ふーむ。問題は、小さめであっさり、こじんまり作るとなると、ちょっとインパクトがないことよね。どうしようか?
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あ!ひらめいた!!!
2枚作らせてもらうのはどうかな!!???
2枚あると、飾り方を変える度に、イメージ変わって遊べるのもいいところ。楽しいと思うよ。
こずさまからは、ご予算を伺ってました。それは、ある程度大きいものを一枚作るのに充分な額。ご予算そのままで、中くらいのと小さいの、2枚にしたら、どうだろう?
こずさまにメールしたら、とってもよろこんで下さいました。よっしゃ!決定!!!
早速、額を決めちゃいましょう。
白木のナチュラルな感じが、明るいし、自由だし、いいよね。置きのつもりだけど、壁にも掛けられる額にしておくと、将来の模様替えや引っ越しにも、対処できるね。ガラスじゃなくてアクリル板がいいかもね。ガラスだと倒れて割れる可能性はあるもんね。地震が怖いからね。
さあ、取り寄せましょう。

では、どうするか?

2014.07.26

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ほどなくして、こずさまからメールがきました。住んでるマンションの間取りが YouTube で見らるっとよと。不動産屋さんがお部屋の紹介をするのに、YouTubeを使ってるらしい。私にしても願ったり叶ったり。大変参考になります。早速拝見。
わー、かっこいー!都会かー!玄関もとてもスッキリ。白い壁に、ビルトイン家具の扉のダークブラウンが効いています。うん、この玄関の壁にタブロー掛けたらカッコいいな。キリッとしたヤツがいいかな?額縁をダークブラウンで揃えようか?
ビデオは続けてお部屋を映して、そして窓を開けて外も映します。さすが大都会。どこまでも続くビルディング。こずさまのお住まいは、都会も都会、山手線の内側です。
うーん、緑あふれる熊本が恋しくならんとかな?
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その後もこずさまと、メールのやり取り。
それでだんだん分かってきたのだけど、私、こずさま、理解できてなかったーー。私が思っていたこずさまは、明るく、アクティブ、社交的。頭が良くて、回転が速くて、何でもバンバンできる人。
いや、それは間違いではない。
それだけじゃないんだ。
こずさま、休日は用事がない限り、この部屋にいるそう。それが好きだと。引きこもってるとさえ、書いてらっしゃる。そっか、いつもキラキラに輝いて活躍してるようにイメージしてたけど、この部屋に居る時だけは、そうでないのかもしれない。ここは素になって、癒したり、メンテナンスしたり、そういう場所なんだな。
じゃあ、タブローも、そんなこずさまに寄り添うものであるべきでは?
作り込んで、完成度を上げたり、豪華で目立つ額を使ったりするのではなく、こじんまり、素直に、ゆったり、あっさりしててもいいのかも。
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その方が、こずさまに寄り添えるんじゃないかな?
写真はうちの近所。

大きさと飾り方

2014.07.24

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こずさまのタブロー、さあ、それでは、大きさと飾り方を決めて行きましょう。これを押えとかないとね。
飾り方と言うのは、壁に掛けるか、もしくは置きにするかということです。大きさも、比較的広いお部屋に飾るか、または玄関などの限られた空間に飾るかよって、ちがってきます。もし、壁に掛けるのを希望しても、物理的に掛けられないということも考えられます。(コンクリートの壁などだと、フックが刺さらない)
それで早速こずさまにメール。そしたら、にっこりマークの返信が。今夜はお客様のところでアルコールを入れてしまったから、お返事、またにしますって。うれしかったな。大事に思ってくれてる。
続けて、「はっきり言ってノープランでお任せだったけど、尋ねられるとあれこれ、想いがめぐるね。早くも幸せ気分を味わっています。」と。あ、これこそ、ONLY ONLY の真髄。
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そして、日を改めて、丁寧なお返事をいただきました。
曰く、「欲しいなー」ってじんわり思っただけで、他のことは何も考えてなかったそう。いいんです!だからこその ONLY ONLY。あなたのために計画します。一緒に考えましょう。
こずさま、今のところ、壁には何も掛けてないとのこと。装飾的なものは何もないそうです。私との再会をきっかけに、何かを飾ってみようかって思ってくれたのだったら、それが何よりうれしい。こずさまの心の中で、何かが動いた?
壁に掛けられるかはまだ不明。壁の写メも添付してくれたけど、、、むむむ、、、。大きさも一任してくださるとのこと。うん、だからこそ、こずさまにとっての最適を探らねばなのです。
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そこでまず、お部屋の壁に安全ピンか何かを刺してみてくれるよう依頼。ピンが刺されば、タブローを掛けられるフック、取り付け可能です。よくある石膏ボードの壁ならオッケーなのだけど。
しかし、ガーン。「ぬからん」との返信が。(刺さらないと言う意味)
そっか、、、続けて、トライしてくれた、玄関とかキッチンは、ぬかったそう。
お部屋にタブロー掛けるのは実質ムリだと判明しました。コンクリにドリルで穴開けない限り。
そっか、、、じゃ玄関かな?玄関に掛けるのもアリだね。毎日「いってらっしゃい」と「おかえりなさい」ができるもんね。
と、この時点では考えました。
写真はうちの近所です。

こずさまのイメージ

2014.07.22

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みどりあふるる、楠若葉
嵐にたえて、いくとせを
のびゆく日吉、のびゆく日吉
今日もまた
友よ、なかよくたくましく
こころの窓をひらこうよ
のっけから、失礼しました。これ、とある楽曲の歌詞です。
こずさま、今回の ONLY ONLY のタブロー、どんなイメージにするかってこと、私に任せるって言って下さってるのです。
そうですか、それでしたら、こずさまのイメージで作りましょう!
それで、こずさまのことを考えていたら、ふっと、この歌が浮かびました。特に「みーどりあっふるるー、くすぅわかばぁー♪」のところと、「のっびゆく日吉、のっびゆく日吉♪」のところ。
えへへ。実はこの歌、熊本市立日吉小学校の校歌です。そうです、こずさまと私の出身小学校です。
私たちは、その後も、中学、高校、6,3,3で12年、同じ学校に通ったのです。ですが、とうとう同じクラスには一度もならず。
そして時間はあっという間にたちまして、昨日書きました27年ぶりの再会です。
こずさまとは、同窓会幹事をしながら、ぐんぐん親しくなっていきました。まるで、小中高と接点がなかったのを埋めるように。
こずさま、地元熊本の国立大学を卒業されたあと、地元で就職。大変活躍されていたと推察します。目に見えるようです。
そして、アラフォーと言われる世代になって、転職、上京。同じ分野のお仕事とは言え、これって、すごい。場を変えるエネルギーに私は感激しました。(私は35歳で勤めを辞めて独立したとき、悩みつつも引っ越しに踏み切れなかったものですから、、、、)
そして今も、バリバリ仕事されてます。先日も昇進されたばかり。
それで、私がこずさまに感じるイメージは、
「一本筋が通った清々しさ、スクッとした木立、のびのびとした豊かな緑。その清々しさを持ったまま、都会で成熟に向かっている。自然あふれる故郷熊本に思いを置いて、、、」
それに、こずさまの本名、漢字を分解すると、「木」が三つ、「山」がひとつあるのです。お名前そのものも、枝がのびのび、葉っぱが繁り、小鳥が歌っているイメージ。
こんなことを、こずさまにメールしたら、
「私、校歌の伴奏しよったとよ」との返信が!
そうだった。さすが、優等生の誉れ高い、こずさまです。
写真はうちの近所。楠じゃなくて桜です。夏休みがはじまったね!

こずさま、登場!

2014.07.21

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さあ、次なる ONLY ONLY は、タブローの注文制作です。お名前を、ここでは、「こずさま」とさせていただきましょう。タブローを ONLY ONLY で創らせていただくのは、初めてです。
こずさまと私の出会いは、もうずっとずっと大昔のことで、はっきりとは覚えていないくらいです。(40年前か!)
ですが、再会したのは、一年と数ヶ月前。 去年の高校の東京同窓会の時でした。わーー!久しぶり〜。変わらんね〜〜。
このとき、高校を卒業して以来の再会だったのでは???(な、なんと27年ぶりです)
そして私たちは、今年の五月に開催された、大同窓会の幹事のため、丸一年苦楽をともに、準備に奔走したのです。(同窓会は毎年開催され、幹事は毎年、次の学年へと引き継がれていきます)
同窓会も無事に終わり、肩の荷が下り、しばらくたった7月のはじめ、お疲れさん会がありました。その帰り道、別れ際、品川の駅の改札前で、こずさまから、思いもよらない一言が。
「私のためにタブロー作ってもらったりできるかな。」「同窓会落ち着いたらお願いしたいなとずっと思ってた。」
え、そうだったの!
さあ、こずさまストーリー、始まります。
写真は、うちの近所、散歩の途中。

生まれ変わった織機

2014.07.19

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じゃーん!これが私の生まれ変わった織機です。座板と杼箱と小ろくろが新しくなりました。写ってないけど、ペダルのガイドの柵も固定されました。親ろくろもコードを固定できるよう、穴をあけてもらったんだよ!
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ほら、一番の懸念の座板はこのようになったよ。織機の材に、ボルトを入れて、押さえをつけてもらったの。座板そのものの欠けも大きくなり遊びが出来ました。今まではいつ落ちるかとビクビクして織ってたけど、それは激減すると思う。安心して織りに打ち込めるね。
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これは小ろくろ。幅を伸ばしてもらいました。今までの左右からコードが落ち、ストレスだったんだ。固定しようと釘を打ったりしてたんだけど、釘の頭がコードを切ったりして、これまたストレス。
今回、きつつき工房さんにお願いして、長年の願いが理想的な形でかないました。とってもうれしいです。
今までも出来る範囲で織機の改造してきました。ペダルも入れ替えたし、筬柄も変えたし、杼箱も自作してたし。ろくろもどんだけいじったか、、、、座板も何枚も変えたよ。角度をつけたり、ストッパーつけたりもした。
織機を改造することは、染織をしていれば当たり前のことなのですが、、、今回は目から鱗でした。自分では想像もできなかったことを提案いただいたりして、、、、。
きつつき工房さんが、私の織機の問題を聞いて下さり、一緒に考えて下さり、寸法を測り、最適な材を調達して、加工して、そして実際に装着して、、、、、願いがかなった!うーーん、すてき!
これって、私が取り組んでいる着物や帯の完全注文制作 ONLY ONLY と同じだね。私はここまで出来ているのか???悶々、、、自問自答です。
今回の私のこの深い満足を、私にご注文くださる方にも、味わっていただけるよう、新しい織機と一緒にがんばります。
きつつき工房さん、本当にどうもありがとうございました。

織機改造!

2014.07.16

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本日は長年の夢だった織機改造の日です!山梨からきつつき工房さんが、お越しくださってます。私、仕事の手をとめて、ドキドキしながら(じゃまにならないように控えめに)見守ってます。
私は織機を2台持っていて、一号機とは、20年以上の付き合いの頼れるヤツなんですが、座面とかろくろとかに、いろいろ使いづらい点を抱えてて、どうしたものかと悩んでました。今後も一生このままつき合っていくのは厳しいなあと。
一度、座面の板から落ちて頭を打ったのが決定打で、何とかしなければならないと決心しました。
そこで思い切って、評判を聞いていた、きつつき工房さんに電話して相談したら(まさに「悩みを打ち明けた」状態)、一度見てみましょうということになり、この3月に下見にお越しくださっていたのです。
そして、晴れて本日!私の織機は生まれ変わります!(←大げさ!ちょっと手が加わるだけ。でもそれを切望していたのです〜)
写真は、お仕事中のきつつきご夫妻。お世話になります。
以上、ライブ中継でした!

仁平幸春展、夏の景

2014.07.12

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仁平幸春さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。仁平さんの世界観が会場に満ちていて、とてもすてきでした。作品はすでに縁があって、もう会場には無いものもたくさんあったようで、それがちょっと残念ですが、全部見たいなら初日に行かないとダメですね。
トークも白熱してました。仁平さんのお話で、特に心に残ってフレーズは、「ご注文で作るものと、自分でインスピレーションで作るものは同じだ」「よろこんでいただくことは、妥協とか迎合とかでは決してない」「シンプルと言うのは、同じ方向に波長を整えてあげることだ」などなどでした。
自分のやってることを省みるのに、仁平さんの作品を拝見したり、お話を聞いたりするのは、とてもいいです。「ここまでやってる人が今、私の目の前にいる」って現実を突きつけて、一回奈落に落ちるのです。
さあ、はい上がりますわよ。
仁平幸春展は、銀座もとじさんにて、明日まで。
それから、「夏の景」と銘打たれた展示会を拝見してきました。とてもすてきな工芸作家さんたちのグループ展です。以前、上野の都美館で、大きな展示会を拝見して、いいな〜って思っていたものですから。
今回は、こじんまりとしたギャラリーで、規模は小さいのですが、こんなモノと一緒に暮らせたらなって思うもの、たくさんありました。分野が違う作家さんが、いい意味でぶつかりあって、その刺激を観るものにも、分けてくれるような展示会でした。
この展示会は、今日で終了しています。
写真はうちの仕事場風景。すみません、文章にあう写真がなかった。銀座もギラギラ暑かった。

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