![]()
これは、九寸名古屋帯、ピエトです。ピエト・モンドリアンに感化され、作りました。
モンドリアンの作品の持つ、インパクト、やっぱすごいです。静かだけど、弾けそう。きれいだけど、デジタルじゃないのよ。手でひとつずつ、手応えを感じながら描いてる。そこのところ、一番インスパイアされた。
![]()
かわいい帯になりました。お若い方から、おばあちゃままで、気軽に締めていただける帯になったかなあと思っています。
最善を尽くした愛しい作品です。ですが、改良すべき点がすでに見えております。またどんどん作ります。エンドレスです。
![]()
新作九寸名古屋帯、アップします。名前は「ルイーズ」。すっきりシンプルを狙いました。軽快な感じ。ちょうどこれからの季節に締めていただくのに、最適な帯では?
![]()
この帯の名前は、ルイーズ・ブルジョアからもらいました。ルイーズ・ブルジョアってもう死んじゃったけど、すごく好きな、尊敬するアーティストです。日本で一番有名なのは、六本木ヒルズにある蜘蛛の立体かな。
ルイーズは、テキスタイル作品も作っているのです。自由に切り貼りしたりして、独自のチェックを作り出してる。それに感化されて作りました。
![]()
シンプルだけど、緯糸の要所要所に、銀糸や、濃い藍色や、薄い空色の、撚りが甘い絹糸が入り、キラッと感を添えてます。これは、ルイーズじゃなくて、ヨシダの感覚。帯としての遊び心です。目立たないけど、目立つという憎いヤツよん。むふっ。
![]()
ずっと取り組んでいた菊の被せ綿の染めですが、黄色も染まりました!福木に茜を少々まぜて染めまして、その上に、酸性染料で補強しています。福々しくと思ったので、福木を使いましたが、めざす色は鬱金(ウコン)色です。
![]()
ほら!赤と黄色がそろいました。重陽のお節句に使うものなので、思い切り濃く染めています。赤は緋毛氈(ひもうせん)とか陣羽織とか、ああいう意味ある真っ赤をめざしました。昔から特別に尊ばれている色なんだなあと思いました。
![]()
これらを抱えて、お納めもしてきましたよ。遠州流のお茶のお家元さまです。飯田橋の駅を降りて地図通りに伺ったけど、なんだか江戸をすぐそこに感じたよ。別世界に迷い込んだような感じだった。
この絵は、先代さまがお描きになった被せ綿を被せた菊。うわー。なるほどなあ。昔からこうやって、菊にこの被せ綿をして、長寿を願って、差し上げたりしたそうです。
ものすごくおいしいお抹茶もいただきました。無作法なのに、ひゃー、どうしましょう。
すばらしい体験をさせていただきました。昔からの行事の一端を担えたとしたら、大変光栄です。
![]()
今日は、渋谷にある染料屋さんに行ってきました。京都の本社から専門の方が見えると聞きつけていたので。
前々から酸性染料の使い方で、どうしても解決できない点があり、試行錯誤を繰り返すも、成功と失敗が交互にきて、いったい何がいいのか悪いのか糸口さえ見つからず、悶絶していたのです。とうとう京都まで相談に行くしかないかと思っていたところに、あちらから東京にお越しになるとは!!!なんという幸運!(こういうの鴨ネギって言う??言わないね)
その方を独り占め(笑)するために、開店直後を狙って行きましたが、何と先客がお二人も。みなさん、情報通、かつ情熱的ですな。
![]()
それで、今までの失敗資料など持って行きましたら、すっごく興味を示して下さり、たっぷり相談に乗って下さいました。さあ、これを制作にどう反映させるか。やるしかありませんな。がんばります。
田中直染料店さん、いつも、どうもありがとうございます。その的確な判断に感服です。染めは化学やなあ、、、化学と愛情ね。(ちなみに織りは、算数と愛情。)
染料屋さん、糸屋さん、道具屋さんに「あいつはなかなかやるな」って思っていただくの、ひとつの目標だったりします。
*写真はうちの近所。散歩の途中で見かけたガレージ。
![]()
帯2本織り上げましたので、さっそく蒸しと湯通し。なかなかいいんじゃないかい。この段階では。湯のしに出してみないと分からないけど。
右の、真っ白に見えるけど、7種類の糸が織り込まれてるんだよ。表情の豊かさを織り込みたかったのだけど、この写真じゃわからんね。経糸はすべてキビソで、緯糸も8割くらいはキビソ。またディテール載せます。
八寸帯へのチャレンジはまだまだ続きます。
![]()
このところ、通常業務の帯を織るのと、飛び込んできた「菊の被せ綿(きせわた)」を染めるので、大わらわ。
これは、茜を煮出しているところ。
![]()
ほら、こんなに立派な染液が取れました。染料となった茜は、被せ綿を頼まれた先から送られてきたもの。とても古かったし、色が出るか心配だったけど、何度も洗ってきれいにして煮出したら、がんばってくれました。茜、すごいぞ!
![]()
真綿をこのように染めています。まだまだ試し染めです。
![]()
濃度を変えて、何度も試しをしました。見本をいただいているので、その色に近づけようと必死です。めざすは、真っ赤と真っ黄です。
![]()
染め直し。酸性染料の力も借ります。
![]()
これでどうだ!(って実はこのあとも、色味を近づけるため、染めは繰り返されるのでした。悪戦苦闘の最中です。)
![]()
熊本からこっちに戻り、はや、一週間。すっかり通常業務なのだけど、今頃、疲れがどっと出ているのは、これはやはり、寄る年並ってことでしょうか?
この一週間で、本を2冊読みました。熊本の現代美術館で買い求めたものです。
熊本市現代美術館では、「水戸岡鋭治からのプレゼントーまちと人を幸福にするデザイン展」を開催してました。水戸岡氏は、JR九州の新幹線とか、ななつ星とか、とても有名なデザイナーです。
帰省時にこれをやってるってことは、知っていた。しかし、行けるか?つか、行くか?私、乗り物とか、ほとんど興味ないし、、、
![]()
でですねーー、実は短時間ながら2回も行っちゃいました。1回行って、もったいなさ過ぎて、時間を見つけてもう一度。本当にこれは、水戸岡氏から全ての人に向けた「プレゼント」でした。
子どもたちは、ただただ楽しく目を輝かせているし、大人は、ここまでの仕事をひたむきにやり遂げる、仕事哲学とロマンに打ちのめされたのでは、、、、私はほれたよ。仕事とは、こうあるべし。買ってきた本にも、書いてあったよ。
「あと1%だけやってみよう」とか、「それが出来ない理由はどこにもない」とか、「次世代が幸せになる仕事でなければ意味がない」とか。
もいっちょ、氏の真骨頂、「とことん試行錯誤すれば見えてくる」「デザイナーは公僕であれ」「経済は文化の僕である」などなどなど。
![]()
うーーん、私もがんばります。水戸岡氏の数万分の一でも、一歩一歩やっていきます。
写真は、今回までは、内輪のお祝い事で失礼します。私が撮ったベストショット。やっぱ、りょうくんに負けてるわ。
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
今回の帰省中、デジカメでバシバシ写真を撮りました。家族にも、勝手に撮ってよと言ってカメラ渡してたら、知らぬ間に1000枚近く撮れてた。で、ベストショットを選ぼうと思ってつらつら見る。以上の5枚が候補だなあ、、、と。
ショック!これら、すべて、私が撮ったんじゃない!それもカメラマンは同一人物!
![]()
ジャーン!撮ったのは、甥のりょうくん、7歳です。いやあ、いい写真撮りますねえ、おばちゃん、完敗です。
りょうくんは、いとこのひなちゃんのエスコートもこなすジェントルマンです。
![]()
ほら、ここでも、りょうくんは、ひなちゃんのことをしっかりエスコートしています。
あ、ついでながら、私の髪型にもご注目ください!生まれてはじめて、夜会巻きしてます!!!あげてくれたのは、幼なじみのチャコちゃんです!
![]()
ちょいと熊本に帰ってきました。ここは羽田空港。空港っていいよね。好きだわー。
さあ、これからフライト。いつもの通り、さっぱり気ままな一人旅です。
![]()
が、帰った先は、ちっとも気ままじゃなかったよーーー。カオスでした。ちょー久しぶりに大家族が結集です。
おかげさまで、両親が金婚式、父が喜寿のお祝いを迎えました。そのお祝いに、四人姉妹と、婿たちと、孫四人が駆けつけました。みんなそれぞれの事情と台風を乗り越え。
義弟の一人は飛行機が欠航、宴席には電話で出席。これがただひとつの残念事項でした。
ふるさとはいいなーー、家族はいいなーーって思った数日間でした。
![]()
昨年の今ごろは、アトリエ森繍さまからご依頼の ONLY ONLY に、一生懸命とりくんでました。日本刺繍の大家からのご注文に身震いしながら挑んだものです。鍛えていただいた、育てていただいたと、なつかしくうれしく、思い出しています。
そうしておりましたら、なんと、お写真をお送りいただきました!!!ひゃーー、感動!!!
これは、仮絵羽仕立てもせずにお納めしたので、形になったのを初めて見ました。うっわー!
この写真、撮るの相当お手間だったと思います。どんなに時間とエネルギーが掛かったか、、、、想像するとクラクラします。Pure heart Michi よ、よかったね、こんなに大事にしてもらって、、、生みの親の私はとてもうれしいよ。
しかしながら、これで良かったのか、もっと出来なかったのか、、、と問わずにはおられません。持てる力を全て出し切ったとは言い切れますが、もともとの力が極少なので、、、。
もしよかったら、このお着物のメイキングも、読んでみて下さい。時間をさかのぼっていただけると読みやすいと思います。こちらです→☆
作品ギャラリーにも載せてます。こちらもぜひ→☆
あらためまして、アトリエ森繍の森康次先生、佐藤未知さん、本当にどうもありがとうございました。おかげさまでなんとか、織り続けています。