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羽尺が仕上がりました。念入りに検反します。ためつすがめつ。湯のしがまだだから、完全には分からない。反省しつつ、いいところもしっかり見つける。
着尺では、もうひと目、筬目をつめてもいいかもしれない。羽織と違って、体重が掛かるから。身頃だけでいいんだけど。では袖を同じ筬で織っちゃって、身頃と衿衽は58羽にすると、ちょうどいいか?
すでに試し織りはくりさまもご覧になって気に入っていただけてる。緯糸の染めは、試しと同じでいいかな?いや、羽織とのコントラストを出すために少々白っぽくするか????
その旨、くりさまにご相談すると、一拍おいて、白っぽくはしないで欲しいとのお返事が。その理由は、この着物をお召しになることになるご主人が、お食事中などに汚しても、目立たないから安心だと。
なんだかほほ笑ましいなあ〜。愛があるなあ〜。うらやましい。
着てて、緊張しないってのも、大事です。楽に長く、お召しくださいね。
写真は着尺の緯糸を染めてます。同じタンクで、細目と、ちょっと太目の真綿紬糸も一緒に染めてます。ふっくらしたいい糸よ。
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くりさまの羽尺、軽く検反しまして(最終検反は、最後にします)、湯通しです。私は、バスタブを使います。お風呂に、ぬるま湯をためまして、布をいちどきに放ちます。布ははじめは、もじもじと、はじらいと抵抗で、なかなか進水しませんが、ちょっとの時間で、すっかり水になじみます。その瞬間、クリは魚に変身します!私は、何回も何回も繰ってやって、彼が気持ちよくのびのびとスウィムをするのを助けます。
糊や汚れや、落ちきれなかった染料や媒染材も、すっかり落とし、丸裸になります。あー、さっぱりした。
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そして、伸子で張ります。
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その最中は、我が家は、いっぱいいっぱい、他に何もできません。
I give freedom to swim Kuri in bathtub. Kuri is free from covering now.
Kuri is so sexy.
Then, Kuri finish bathing and spread by streacher long in my room.
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くりさまの羽尺、織り終わりました!まだまだひとつ目の区切りですが、ちょっとホッとしています。
織りづらくて、苦戦もしましたが、使いたかった糸を使って、栗を中心とする草木染めで、布を織れたことはとてもうれしくありがたいことです。織りたい布を踏んばって織るって力はついたか、、、。(力と言うか意地だね。貪欲さか。)
ああやればよかった、こうすればもっとよかったってのは、実はあるんです。反省点は山のようです。
一方、よかった〜、最高だよって思う点もあるし(笑)。
実はまだ分かんないんだよね。これから仕上げると変身するし、仕立てまでいけば、またまた大変身です。楽しみです。
くりさまのダンナさまに似合いそうってことと、愛おしい布だなあってのだけは言えるかな。
さあさ、羽尺、仕上げて行きましょう。
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染織家の平山ふさえさんと、下地康子さんが、我が家を訪ねて下さった。平山さんは、芭蕉布の聖地、沖縄本島の喜如嘉在住の作家さんです。下地さんは、関東在住ですが、ご出身は沖縄。
我が家に沖縄の風が吹きました。暑くなりましたし、沖縄からの風、心地よかったです。
三人で、アツく染織を語りました。いやはや〜。
織りを専業で続けていくことの大変さは暗黙の了解なのですが、お二人ともそれを自然に引き受けてらっしゃると言うか、、、覚悟と心意気を感じました。
すてきな作り手仲間です。お互い、がんばろう!
平山ふさえさんのブログはこちら。ぬぬぬパナパナ展に出展されてます。東京展は終わってしまいましたが、大阪はこれから。行ける方、ぜひ。
下地康子さんのサイトはこちら。国展で展示されてましたが、会期終了。あー、観に行きたかったなあ〜。
写真は天野志穂実さん撮影。このライトの下で、おおいに語り合いました。お酒も少々飲み過ぎました。
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くりさまのダンナさまの羽尺、ずいぶんと織り進んできました。表情が豊かな布なので、織っていて飽きません。経糸と緯糸がぶつかって、つぎつぎ現れる表情に、うわーうわーと驚きつつ、愛でつつ、織ってます。
でもものすっごく織り難いです。糸に風情があり過ぎです(笑)。
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うちの近くに、ぜにさわさんという、超高級コーヒー豆屋さんがあって、そこではマスターが、いろいろ解説しながら試飲させて下さるのですが、あるとき、正しい入れ方を聞いた私に、マスターがこう教えてくださいました。
「うちのようなレベルの豆はどうやっていれてもおいしいです。」
フィルターとか、湯の温度とか、挽くときの荒さとか、そういうことは些細なことだ。豆なんだと。豆に力があれば、どうやったっておいしいんだよと。
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そっかーーー。それは織りも同じかも。糸に力があれば、いい織物になるもんね。好き嫌いはあるけど、うっっわーー!いい布〜〜〜って風にはなる。
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くりさまの羽尺、織り進んでます。今日は、ちょっと道具自慢。機張りといいますか、、伸子と言う人もいるけど、写真に写ってる布を張る道具、いいでしょーー!今回、デビューさせたのです。
これは、尊敬する染織家の影山秀雄さんの制作のものです。煤竹と皮のバンドで出来ていて、金具は使ってないのです。しなり具合が優しくて、布を無理やり広げてる感が皆無です。取り付けられている針が、布を差すのも絶妙な角度で、布に負担が少なく感じる。織りを知り尽くしている人が作った織道具。
んでもって、美しい。美しいものに囲まれて、美しいものを作りたい。
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実は、この機張り、織ってるときは見えません。実際は、この写真のように布の裏につけています。この方が私の好み。布の表情を見ながら織りたいから。上の写真は自慢のためにわざわざ撮ったヤラセです。
一寸くらい織ったら、その都度付けかえます。その感触にうふふふーってしながらね。
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昨晩は、我々、昭和62年卒が幹事をつとめさていただいた、済々黌東京同窓会2014でした。高校の同窓会。ものすごく本格的なヤツ。昭和17年卒の大先輩から平成26年卒の若者までが一同に集う一大イベントです。
大にぎわいで、まあ、成功と言えるのでは、、、というか、これ以上は出来ないよってくらい、がんばったよね、私たち。
丸1年、これに携わってきました。なんで、こんなに時間とエネルギーを取られるのだと思いながらも、リーダーに引っ張られる形で、コツコツ出来ることを、、、
みんな、すごいです。「ここまでするの?」ってことをやり切ったことの結集だったよね。ひー。
私は、ユニオン(団結)がどうも苦手で、今も昔も、なかなか上手く溶け込めないのですが、今回は仲間に入れてもらって面白かった。リユニオン、バンザイ!
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当日は5時45分起き!お着物ですよ。うふふふー。
この日、私は生まれてはじめて、ヘアメークというのをやってもらいました。えへへ。中途半端な長さの髪を無理やり上げてもらってます。
私、今まで、一度もきちんとした恰好ってしたことないんです。成人式もしてませんし、大学は中退ですので卒業式もありませんし、残念ながら結婚式も経験してませんしね。あ、私、受験で、高校の卒業式も出てないんだ。式典は得意でないから、別に望まなかったけど、なんだかやり残した感、あります。
今回、そういう意味でも、同窓会の幹事をやりながら、なんだか卒業式みたいだなあと感じてました。
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くりさまの羽尺、緯糸は10種類です。あ、写真には9種類しか写ってませんね。撮り忘れ。
ふっくらした真綿紬糸が基本です。真綿紬も、太い細いをまぜてます。細いのを3入れて、太目を1入れるくらいのリズム。もっと太いのは、一尺に一本くらいしか入れない。でも、必要。カッコいいから。
ほんの少々、つるっとした生糸も使ってます。その方が、着心地いいんじゃないかと思うので。
全部草木染め。あ、ひとつは墨染めです。
栗、矢車附子、蘇芳、ロッグウッド、マリーゴールド、墨といったところか、、あ、玉葱と山桃もだな。
これらを織りながら、まぜていく。まぜると言うか、、、、溶かす感じ。経糸に溶かし込んで、新たな色を作る。
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すべての準備が整いましたので、くりさまの羽尺、さあ織りましょう、織りましょう。
緯糸を入れると、心が浮き立ちます。立体物を創造している気になるのよね。特に今回みたいに、杼の入れ方のある程度のリズムは決めるけど、即興でどんどん作っていくときは。
自分の手の中から、布が生まれ出るのは、何度やっても感動する。
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いい布だなあ〜。自画自賛。
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昨日、一昨日と、二日続けて、銀座もとじさんに伺いました。開催中だった宮古上布展のギャラリートークで、仲宗根みちこさんと、新里玲子さんが、お話される由、これは聞き逃せないぞ。
で、お二方とも、すっごくよかったです。引き込まれて拝聴していました。いやはや、苧麻を糸にして、それを布にするってやはりすごいなあ〜。伝統があって、その上で、ご自身独自の織物に昇華されてるし。いやはやー。
仲宗根みちこさんは、はじめの方で「私が織りたいものを織る」とおっしゃってた。で、終わりの方では、常にバランスを気にしながら仕事を進めて行くことや、ひとつひとつの作業をいかに慎重に丁寧に失敗せずにこなして行くかを話された。なるほど、自由にのびのびと織りたいものを織るには、同時に、厳しく締める所は締めないとね。
苧麻で太い細いをまぜたり、経に絣糸をまぜ込むときの、テンションの狂いを、機から降りて、後ろにまわって、直しながら織ってるって。その大変さ、分かります。大変だけど、それこそ、織りたい布なんだろうなあ。
新里玲子さんのトークも、面白かった〜。会場全体を引き込んでくれました。100歳で手績みをしているおばあの話しなど。苧麻の糸と宮古の女性がオーバーラップ。若いときは細い糸を績むけど、年を取ると太い糸しか績めなくなるんだって。それがまたいいんだった。八寸帯の糸に最高らしい。
「糸をいれて行くとき、ぜんぜん違う色を隣に持ってくると輝いたりするのよ。関係性ね。人間と同じ。」そんな話しもしてくれました。
「あこがれの宮古上布展」は、銀座もとじさんで開催されてましたが、18日で終了しています。
写真は我が家の近所。