吉田美保子の some ori ノート

ふふさま、さあ本番!

2014.03.08

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ふふさまの帯、最終合意が取れましたので、早速本番に入ります。まずは仕事場を特に念入りに掃除と整頓。掃除しながら臨戦態勢を整えると言うか、、、、気持ちを一新する。
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染料の色出し。微調整。
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作った色は三色。
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使った染料は五色。
さあ!

水流さんのサイトに載ってる!!

2014.03.07

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わーー!水流(みつる)さんのサイトに、私の帯が載ってる!うわー!
ぜひ読んでいただきたいけど、ちょっと恥ずかしい。過分なお言葉いただいておりますもので、、、きゃっ!
でも、読んで!(どっちじゃ!)→こちらです☆
水流さんは名古屋にお店を構えてらっしゃる呉服屋さんなのだけど、実は伺ったこと無いのです。いつもやり取りはメールです。
しかし、私、水流さんに、とてもとても興味津々。というのは、水流さんの評判をお客樣方から、よくお聞きするからです。みなさま、一様に絶賛されます。お客様の方に、着物をお召しになるという以外、共通点はありません。年代もお住まいも、ご職業などもいろいろ。広ーく愛されてる呉服屋さんなんだなあ、、、
お仕立てのセンスもダントツだって。いろいろで仕立てられてるお客様から聞いたのだ。着物は仕立てのセンスで大きく左右されますものね。大事なんです。
いつかお伺いしたいなあと、あこがれてる呉服屋さんです。

めとさま、現る

2014.03.06

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めとさまが、やってきた!仕立て上がった colored wind をお召しくださって!
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ひゃーー、すてき!匂いたつような。ぼーっとして、感涙しそうになる。
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言葉にならない程の感激。よろこんでいただくために仕事しているが、めとさまは、私をこんなにもよろこばせてくれた。
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撮らせていただいた写真、「ブログにお顔も載せていいでしょうか?」とお伺いメールを出した。そうしたら、お返事いただき、それがまたすてきなの。紹介させて下さいね。
おかげでいい仕事ができた。本当にどうもありがとうございました。
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吉田美保子 様
こちらこそ、昨日は本当にありがとうございました!!
着物を着ているだけでも高揚感はありますが、それ以上の特別な感覚に満たされました。
重ね重ね、自分で言うのも何ですが、本当に、本当に私らしい一枚となったと思います。
纏うことで輝きを引き出してくれるような、そんな気分でした。
これまで色んな着物に目移りして来ましたが、こうしてわたしだけの一枚を手にすることができて、もう何も要らなくなりました。
やり切った感もあるし、これ以上に求めるものなんてあり得ません。
どんな言葉を尽くしても表せないくらい、心よりありがたく思っています。
(声を大にして)本当にありがとうございました!!
写真もたくさん送ってくださってありがとうございます。
掲載につきましては、これ程までに着る者に沿った着物が完成した感激をお伝えするには顔出しで掲載するのが良いかと思いますが、私なんかの写真が出てしまうと、営業妨害になりませんかね?(笑)
私自身はどのようにしていただいても結構ですので、美保子さんの判断にお任せします。
美保子さんも、ますますご活躍されることをお祈りしております。
またきっと、お会いしましょうね。
めと 拝
*めとさまストーリーは、こちらから一気読みできます。ぜひ。

青色申告おわった。

2014.03.04

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青色申告会に行ってきました。毎年思うけど、これはやっぱ、ある種の祭りですね。年に一度の異様な盛り上がり。いやはや、人がいっぱいいる所はなじめません。
とはいえ、何とか無事に受け付けてもらえました。今年もイッパツ合格です。数字はふがいないものですが。やれやれです。
写真は先日、我が家においで下さった、カメラマンの卵、天野志穂実さんが撮影くださったもの。写真の学校の学生さんで、学校の課題を撮らせて欲しいと頼まれたのです。朝の10時に来られて、夕方遅くまで撮り続けられました。私はもくもくと仕事してけど、750枚くらい撮ってかれました。
自分の生き方、ちゃんと見据えてる人で感心しました。人生、羽ばたいて下さいね。いろいろお話できて、楽しかった。好きな写真家はと聞いたら、植田正治だそうです。ああ、鳥取砂丘のあの人かー。去年、新美術館で観た写真展が面白かったと言うと、すぐ、「アンドレアス・グルスキーですね」って返されました。さすが。私、この名前、覚えられないわ。新しい写真の概念はすごく印象的だったけど。
この写ってる机は、熊本のうちから持ってきたもの。姉が勉強机を買ってもらったとき、妹の私がひがまないように、納屋の中から引っ張り出してきて与えられた年代物の机です。
貼ってあるパンダのシール、お若い天野さん、ご存知なかったです。「カンカンランランよ。ほら、日中国交回復の。田中角栄よ」って言ってもきょとん。そうよねえ、、、パンダ来日騒ぎを知っているというのは、年代物の人間ですなあ。
楽しい時間をありがとうございました。写真家 天野志穂実の誕生を楽しみにしていますね。

ふふさまからのお返事。

2014.03.03

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ほどなくして、ふふさまは、きれいな、丁寧な手書きのお手紙を添えて、試し織りなどご返送下さいました。赤文字で変更指示がいっぱい入ってるんじゃないかと覚悟していたのですが、それはなかったので、ご希望をちゃんと捉えてられてたなと、安堵。
いただいたすてきなお手紙、ちょっとだけ引用しながら、ご紹介させてくださいね。
まず「いいですね。」って書いていただいて、大安堵。思わず顔がほころびました。つかんだものは間違ってなかった。
「青と紫もこの色でお願いします。」「地の色合いも、織りの雰囲気も文句なし。」「青みの銀糸の入り方も、うるさくなく、さりげなく、アクセントになっていて、いいですね!」と、書いて下さって、心底ほっとした。
そして、「説明図や模型図がすてきだ」と書いて下さってます。そ、そうですか?伝えようと必死に書いたのがよかったかな?「おタイコになった時の様子や前柄もイメージしやすかった」と。やった!そのためにがんばったもんね。
「このまま進めていただけますか?」はい!
「お値段ですが、いいんですか?安すぎませんか?いっぱいわがまま言って、好きなだけ注文をつけたのに、、、、ちょっと申し訳ない感じです。」いいんです。普通の値段です。私の織物を呉服屋さんなどでお求めいただくのとだいたい同じです。もうちょっと上げたいという本音はありますが、もうしばらくはこの設定で。
お手紙読んで、さっぱりしている中にも、深い愛情を感じたなー。ふふさまは、きっとそういうお方なのでしょう。では帯も、そんな感じで行きましょう。クールで、シャープで、でも根底には優しさや愛情が満ちている。それを目標に行きましょう。

ふふさま、最後の試し。

2014.03.02

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さあ、ミーティングで決まったことを整理します。そして、もう一度、試し染め、試し織りをします。前回は雰囲気で試しをしたけど、今回はきっちり。本番に備えて、データを取って、決め込んで行きます。
ふふさまとお会いして、お話したこと、感じたこと、頭の中をリフレイン。
ブラッシングカラーズの2色は、強弱をつける、青い方には一切赤みは入れない、赤を入れる方はしっかり紫にする、、、うん。ふふさまそのもののようなリクエストだ。
試しはもう一度ふふさまにお見せして、最終合意したいので、見ていただいて分かりやすいというのも、目標のひとつ。これ、自分のためにもいいね。分かったつもりを排除して、しっかり腑に落とす。
決めるだけ決めて、本番は爆発させるのだ。
さあできた。試し織りと、試し染めと、実物大の設計図、縮尺の設計図、この4点を作りました。早速、郵送しましょう。ふふさま、どう思われるかな?

ふふさまと。

2014.02.28

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ふふさまと新富町のお店を出て、駅まで一緒に歩いた。落ち着いた、静かな会話に、エキサイトした。お仕事のことも話して下さってうれしかった。第一線の説得力がある。私の知らない世界を教えてくださった。
私の頭の中には、ふふさまの人となりと共に、帯の構想が具体的に落とし込まれてきている。
ふふさまとの会話を反すうする。4枚の試し織り、はじめの2枚だけでも十分好きだとおっしゃってもらってうれしかった。でも、3枚目と4枚目、見ちゃったから。
緯糸をビス糸にするのも決定した。繭の内側の柔らかい部分であること、それゆえ、太さが一定でなく、染めむらになりやすいことなどもお伝えしたら、「それが面白いんじゃないですか!」って。
うん、ONLY ONLY はやっぱ、二人で一緒に作って行くものだなあ。ONLY ONLY の醍醐味みたいなもの、感じてもらえたと思うし、とうの私も実感した。記念すべき夜。

和楽記事を、サイトに載せました

2014.02.27

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私が織った帯、「スモールバード」が、ただいま発売中の和楽に掲載されています。ご紹介いたしたく、そのページを拙サイトの、「業界の方へ、プレスの方へ」に載せました。
掲載ページの写真をクリックしていただくと、大きくなりますし、一部お読みいただくことも出来ます。ぜひアクセスして下さいね。
こちらからどうぞ!

お知らせ

ふふさまとお会いする。2回目。

2014.02.27

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ふふさまとの2回目のミーティングは、昨年末のことでした。お仕事で上京されるというタイミング、これを逃してはいけません。準備はいいのか、私よ。大丈夫、精一杯、できるだけのことはした。
お会いしたのは、新富町の懐石料理のお店。おいしい野菜をたっぷりいただける、ふふさまおすすめのお店です。
その日、ちょっと早めに着く段取りで出かけたのだけど、ふふさまは、すでにお店にいらしてて、軽やかで爽やかな印象。私もすぐにリラックスして、どんどんすすめる。
試し織りを4枚、順にお見せして、どう照準を合わせたのかなどお話する。ふふさまの集中力もすごい。3枚目をお見せしたとき、目にハート型が浮かんだの、私は見逃さなかったよ。
4枚目も捨てがたいみたいだったけど、今回はこちらで詰めましょう。
試し織りをどう発展させ、本番の帯に持って行くかなど具体的なこともどんどん詰める。
ふふさまは、ご自分の好み、似合われるもの、分かっておられて的確に伝えてくださるので、ありがたい。作り手からすると、もうちょっと手を込ませたいと思うようなところも、「それは必要ない」とおっしゃる。そうね、必要ない。作り手の満足のためにやってることは排除すべきだ。「ほら、こんなに仕事がしてある」って伝えることは、美しさには関係ない。それは独りよがりの自己満足だ。この仕事はふふさまのためにある。
お互い、楽しく集中した。こういうとき、いいものができる。このミーティングは成功だったな。
この日のことは、ここに書いてます

新作タブロー3

2014.02.26

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新作タブロー連載、第三弾。これでおしまいです。
今日載せる分は、両面作品なのだ。どちらを飾るかは気分次第。さあ、どっち!
まずひとつ目。
上 [Yellow Path イエローパス]
下 [Purple Road パープルロード] 105×140 mm
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上 [Stitched Square ステッチドスクエア]
下 [Flying Brown フライングブラウン] 105×140 mm
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上 [Windy Lines ウィンディラインズ]
下 [Calm Lines カームラインズ] 105×140 mm
こちらも、フリンジさんにありますよ。実物の展示は、3月5日まで。ぜひお運びくださいね。お問い合わせは、私の方でもウェルカムです。
この前からガンバってつけているフェイスブックのボタンですが、シェアボタンのみにしてみます。イイネボタンと違いが分かっている訳ではないのですが、ふたつあるのもどっち押していいか分からないし。←なんでも自分が基準の私です。

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