吉田美保子の some ori ノート

ふふさま、発送

2014.03.24

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ふふさまの帯、お太鼓の形にするとこんな感じ。仕立てられると両端が折り込まれ、もっとシュッとしますけどね。ふふさまから、お手持ちのお着物で合わせる候補、教えてもらってた。カッコいいの。うん、お互い引き立て合えるような感じするね。
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さあ、お納めですから、きちっとキリッと巻きますよ。この状態にすると、神々しい感じさえします。お供えのような感じです。ふふさま、お蚕さま、染料、私、いろんな思いが詰まってます。
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ONLY ONLY の作品には、名前を付けて、お手紙を書いて、糸見本や染め見本をつくって一緒にお納めします。名前もね、つけたのよ。うふふ、それは明日発表しましょう!

ふふさま、完成。

2014.03.23

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ふふさまの帯、湯のしからかえってきました。ふわっと光沢を帯びてます。さあさあ、広げて見ましょう。
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ああ、いい帯になった。冬の寒さが少しずつ和らぎ、ずーっと先だと思っていた春が、息づいてきた感じ、出てるんじゃないか。これこそ、ふふさまと私が、5年前から、ずーっと追い求めていたもの。
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検反しながら、あちこち点検。糸や染めの様子など、ためつすがめつ。銀糸の入り方もよかったね。これは、ふふさまがリズムを決めた。前柄の方には入れないってのもふふさまの決定。もしも自分が決めるのだったら、入れすぎていたと思う。引き算の美学は、ふふさまぐらい大胆でないとなかなか出来ないね。
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全体像はこんな感じ。地の白に見える所、薄ーいブルーグレーです。単色に見えるけど、4種類の経糸と緯糸の計5色からなってます。雪景色もよく見るとたくさんの色がある。そんな帯にしたかった。

もとじさん、メゾンエルメス

2014.03.22

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銀座もとじさんに、プラチナボーイ新作展のトーク会に伺いました。作家さん8名だったから、お一人お一人の時間が短くてもったいなかったけど、一言の中に含蓄があったなあ。着物に合いやすい帯をどう作るかなど参考になった。
あわせて、織三蹟展、帯留め展も開催中で拝見してきた。盛りだくさん!
織三蹟展は代官山ヒルズでも拝見したけど、私のハートがちょっとは磨かれたのか(曇ってることが多いですので、、、)今日の方が響いたな。西陣のすごさを改めて見た思い。
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それから、メゾンエルメスに、「コンダンサシオン:アーティスト・イン・レジデンス」という展覧会を観に行きました。これは、エルメス財団が、若いアーティストをエルメスの工房に住まわせながら仕事の場所を与え、エルメスの職人がヘルプもし、新しいアートの創造を応援するというものです。超一流の仕事場に入り込めるのだから、うらやましい限り。
今まで16人のアーティストが参加したそうで、そうやってできた作品たちが展示されていたわけです。ここは会場もすごくよくて、光の入り具合とか、ライトのあて方とか、影の出来具合などが、最高だったなあ。ここにこうあることがアートなのだなあと思った。
一番好きだったのは、マリー=アンヌ・フランクヴィルという方の作品。1981年生まれだって。若っ!クリスタルの作品がメタルの台に乗ってて、壁に写る影が最高によかった。
6月30日まで。銀座に出たら、また寄ろう!
写真は我が家。撮影は天野志穂実さん。

バケットで舌を突き刺す。

2014.03.19

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うちから一番近いおいしいパン屋さんは、相模大野のメゾンカイザーだと思っている。そこのバケットモンジュは、皮がぱりっとして、大変美味。が、大変にかたい。その日に食べ切らない分は冷凍する。後日、オーブンで焼くと遜色無くおいしい。が、皮のかたさは倍増している。
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気をつけて食べればいいのだろうが、おいしくて夢中で食べる。で、気がつくとバケットの鋭くかたい皮で、グサリと舌を突き刺している。しょっちゅうだ。
舌が傷ついてると、痛いし、大変わずらわしい。それをなぐさめるには、強い酒を飲むといいと気付いた。ウィスキーがいいね。ロックでいただくと、冷たさも相まって、舌がしびれて、しばしわずらわしさを忘れられる。その上おいしい。
強い酒を飲むとその後動けないので、日中は晩酌を楽しみにせっせと働く。なかなかの好循環だ。
写真は、ふふさまの緯糸。ビス糸(蚕が自分に一番近いところに吐く、柔らかくて繊細な糸)です。天野志穂実さん撮影。

ふふさま、伸子張り

2014.03.18

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ふふさまの帯、湯通しが終わると、そのまま張ります。水がしたたるいい帯なのです。
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我が家の場合、北の窓に取り付けたポールと織機を基点に張ります。始めと終わりを張ったら、伸子をどんどん張って行きます。
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柄のところは、ほら、こんな感じ。
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下から見るのもなかなかいいでしょ。ふふさまぽいでしょ。
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ここがタイコ。
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ここが前柄。
ある程度乾かしたら、湯のし屋さんに送ります。たっぷり蒸気をあててもらって、ふっくらふかふかして帰っておいで〜!

ふふさま、織り上げ→蒸し→湯通し

2014.03.17

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ふふさまの帯、織り上がりましたよ。機からおろす時はいつも緊張。ちゃんとできてるはずでも、見込み違いや計算違いや勘違いがないとも限らん。心を落ち着けて、カラカラと出して行きます。
ほっ。ちゃんとしてる。よかった。ふふさまのお顔が心にぽっ。うん、ふふさまらしい一本になった。
早速、次の作業に掛かります。検反して、不織布に巻いて、蒸し作業。これによって、染料がしっかり定着します。それから湯通し。糊や余分な染料を落としてしまいます。写真はゆるゆると入浴中のふふさまの帯。
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ピンぼけだけど、こっちの写真の方が感じが出てるかも。お風呂にお湯をためて、布をさーっと入れて、均等に振り洗いするのです。糊が落ちて、気持ち良さそうです。

大和骨董市へ

2014.03.15

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今日は第三土曜日。朝から、大和駅前で開催されている骨董市に行きました。いい天気で、ものすっごくにぎわってました。売る方も、買う方も、冷やかす方も、多種多様のタイプの人が集まってて、面白いわ〜。私は地元民で、電車ですぐなのだけど、ここは月に一度、突如現れるカオス。ひとくせも、ふたくせもある骨董屋の親父さんたちと、やり合えるもの面白いです。
私は、ロバート・フランクの写真集 PERU と、木でできたものと、古い藤布や麻布の蚊帳を買いました。糸がいい。最高だ。
帰ってきたら、なんだかここの所の疲れが出たのか、昼寝をしてしまいました。よい休日でした。

続々・織ってます。動画もあるよ。

2014.03.14

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ふふさまの帯、織っています。これは織機の後ろっ側。
経糸は、ここに巻き取られてます。格納されてる感じ。秘密が隠されている。
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織りすすむに従って、ここから、少しずつ、全容を現すのです。ドキッ。


織ってるところの動画です。
*撮影は全て、天野志穂実さん♡

続・ふふさま、織ってます。

2014.03.13

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織ってます。織機を前から見るとこんな感じ。前方でくるくるしているのは、長さを測る検尺テープ。
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綜絖、開いたところ。ブラッシングカラーズしたところも、ちらりと見えますね。次の写真の方がよく分かるけど。
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ほら、ブラッシングカラーズしたところ。ここが、ふふさまと一緒に練りに練った、シンプルかつ大胆なタイコだよ。
*写真は、天野志穂実さん撮影。きれいですね。ありがとう。

ふふさま、織ってます。

2014.03.12

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ふふさまの帯、織りはじめです。たんたんと、たんたんと。はやる気持ちを抑えます。
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織るときは、あまり感情を込めたりしません。安定して、丁寧に、正確に、同じことの繰り返しをするのが吉です。思いを込めるのは、計画しているときと、試しを織っているときね。それがふふさまの望みからぶれないってことだと思う。
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本番を織る時には、すでに全てが決まっています。だから、もう何もできない。ただ正しく織るだけです。今までふふさまと対話してきたことを全て昇華させるのです。
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微調整は大事。織りやすいと、きれいに織れますのでね。
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もうすぐできますよ。
*写真は天野志穂実さん撮影です。

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