吉田美保子の some ori ノート

新作タブロー2

2014.02.26

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新作タブロー紹介の続きです。タイトル、額の大きさ、お値段の順で載せています。
上の作品。
[Old Spanish オールドスパニッシュ] 200×225 mm
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これは、[Old Spanish オールドスパニッシュ] の詳細。
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[Purple Water Fall パープルウォーターフォール] 265×220
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[Golden Pieces ゴールデンピーシーズ] 215×270
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こちらは、[Golden Pieces ゴールデンピーシーズ] の詳細。
これは、実は新作ではないのだけど、今回、額を入れ直して、ぐっとべっぴんさんになりました。いいでしょ。
作品は、今、フリンジさんにあります。お問い合わせは、私のサイトからもどうぞ!

作品

新作タブロー

2014.02.25

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フリンジさんにて展示中の、新作タブロー、ご紹介します。
前回、詳細書かずにいたら、何件かお問い合わせいただいたので、今回は、タイトル、額の大きさの順で書かせていただきますね。
出来れば、実物をフリンジさんにて、みていただきたいなあ。出かけられないけど、気になると言う方、お尋ねになりたいことなど、お気軽にご連絡ください。3月5日まで、フリンジさんが窓口になって下さいます。お問い合わせは、私のサイトの方からいただいてもオッケーです。どしどしどうぞ!
まず、上の作品から。
[Blue River ブルーリバー] 285×233 mm
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[Indigo Blue Sky インディゴブルースカイ] 318×232 mm
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[ピン!ピン!ピン!] 414×414 mm
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[Pink Crossing ピンククロッシング] 124×168 mm
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[3 globes スリーグローブズ] 168×124
ひとまず、これにて。掲載は続きます!

作品

フリンジさんの2月

2014.02.24

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二子玉川のすてきな空間、フリンジさんに行ってきました。うすく伸ばした銅でつくった一輪挿しを中心に、フリンジ店主、福永麻子さんが選んだ美しいものがあふれていました。
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銅の一輪挿しは、とても丁寧に大切に作られていて、これを作った作り手と、これを紹介しようと選んだ福永さんの、両方の愛が込められていたようでした。
ちなみに、写真は3枚とも、この銅の一輪挿しです。いろいろに生けられるのがいいのよね。
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実は私の新作タブローも置かせていただいてます。おってご紹介させていただきますね。
今回の展示は、3月5日まで。(2/27は休み)13:00〜20:00
フリンジさんのフェイスブックはこちら。サイトはこちら

ふふさま、試し織り、よっつ目

2014.02.23

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試し織りのみっつ目は、自分としても納得のいくものでした。やっとふふさまに添えたと思えたから。
さらに、もうひとひねり、できないか?
考えます。
織りと言うのは、経糸と緯糸をどう出会わせるか、それにつきます。うーーーん、綾織りを組み合わせるかな、、、・私は一番好んでやるのは、平織なのです。丈夫な素直な、しっかりした布になりますのですね。組織は単純なタテ1ヨコ1。
そのバランスを、タテ1ヨコ3にすると、緯糸が目に飛び込んできます。その効果はたいしたものなのです。織りでなくてはできないこと。
やる価値大アリです。それで、おおらかに、ブラッシングカラーズを走らせて、緯糸のアクセントを効かせるバージョンを考えました。
今回、はじめて、フェイスブックのボタンを載せてみます。うまくいくか!ナムサン。

ふふさま、試し織り、みっつ目

2014.02.22

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試し織りをふたつして、何となくピンと来ないまま、暗礁に乗り上げていた状態でした。うーむ、どうにか打開しなきゃ。
そんなとき、ふふさまと二回目にお会いできる段取りができました。去年の暮れのことです。お仕事で都心まで出て来られることになり、その後、お会いできることになりました。
このミーティングで、制作の目処をつけるところまで持って行きたい。
どうしよう。
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原点に戻るしかないね。ふふさまとのひとつひとつの対話を思い出そう。
もう一度、たくさんのノートから、キーワードをひろい直します。
「小さいパーツが散ってる柄より、帯全体が風景だったり、幾何学模様になっているのが好き」「シンプルで大胆、シャープが好き」「柄よりも地が多い方がいい」
ふむ。そっか、、、じゃあ、そこに焦点を合わせよう。いっちょやったるか。
ふふさまの真の望みをかなえたい。そんな思いで作った、みっつ目の試し織りです。

ふふさま、試し織り、ふたつ目

2014.02.21

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試し織りのひとつ目は、ちょっとフェミニンすぎた。帯としてはいいと思うけど、何と言っても ONLY ONLY だ。違うんだよ。
ふふさまにお会いしたとき、いろいろ資料を一緒に見て、ピンときたもの、お好きなもの、取り入れたいものなどなどに、メモした付せんを付けていた。
そこからひろい出す。
さまざまなキーワードもひろい直す。
明度の高い色が好き、少しくすんだ柔らかい中間色も好き、グレイッシュ、アッシュ、直線、アシンメトリ、、、、、
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それで、試しを織ってみて、帯にするならも考えた。
ひとつ目よりは、添ってきた。うん、それは間違いない。悪くはない。帯としてはよい。
でもなーー、ふふさまだもんなーーー。
もう一歩、踏み込んでもいいのではなかろうか、、、、

ふふさま、試し織り、ひとつ目

2014.02.20

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さあそれでは、試し織りです。ここをみっちり、腑に落ちるまでやるのです。
たくさんお話したことや、メールのやり取りを、もう一度じっくり、ひとつひとつ反すうしながら、取り組みます。
まず、ひとつ目。ふふさまが、私にメールを下さるきっかけになった一本の帯、これをとにかく再現してみました。
私のブログを見て、「一目惚れ」と書いて下さった一本とは、こちら。
こちら、ブラッシングカラーズは、すべて植物染料です。コチニール、スオウ、ロッグウッド、ゴバイシなど。同じ染料、同じ媒染で、ブラッシングして、織ってみます。もちろん蒸しもします。
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もしこれで帯にするならというデザイン画も起こします。
うーんん、違う。こうじゃない。ちょっと可愛らしすぎる、、、、ふふさまのイメージと違う。お好きな色味だし、お似合いになるとは思うけど、イメージと違う。
じゃあ、どうすれば、、、、、

ふふさま、機仕掛けと緯糸の準備

2014.02.19

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さあさ、ふふさま。
経糸が出揃ったところまで書きましたね。機仕掛け、やっちゃいましょう。
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それが出来たら、緯糸を染めます。色は、凍てつく冬の空色。
緯糸は、ふふさま用の第一候補として、ビス糸を準備。ビス糸と言うのは、蚕が糸を吐くときに、一番最後、自分に一番近い部分に吐く糸です。我が身に一番近いですし、さなぎとしてそこに長時間いるのですから、気持ちいいように、細くて柔らかい糸を吐きます。均一ではなく、太細の違いがかなりあります。生産量もごく少ないですから、希少なのです。
私、ふふさま、こういう糸、面白がって、愛でて、使いこなして下さる方だと思うのよね。私としても、節があったり、毛羽が出たり、織り難いのだけど、やってみたい糸なのです。
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染まったら糊をつけて巻きますよ。実作業をしているのは手伝いにきてくれたsizuさんです。

帰りの話。

2014.02.18

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帰りは、2月14日金曜日、お昼にチェンマイを発って、バンコクでの乗り継ぎが一時間あって、午後10時半に羽田に到着予定です。
14日朝はゆっくりめ。散歩して、朝ご飯食べて、ゆうゆうと空港に向かいました。が、バンコク行きのタイ航空、遅れてる。ええーー、乗り継ぎなんですけど、、、大丈夫?地上係員さんに聞くと、羽田行きに乗り継ぐ人が20人以上いるから、出発を待たせるとのこと。
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バンコクについて、どこのゲートにつくかと思っていたら、なんと、一番はじっこ。こりゃ、国際線まで距離あるわ〜。空港の建物に入ったら、「TO HANEDA」というカードを持った地上係員さんが待ち構えていた。
「我々は急がなくてはなりません。搭乗口は一番先です。走りますよ。」
20数名の我々は、バンコク・スワンナプーム国際空港の端っこから端っこを、隊列を組み、えっさほいさと走り抜けました。中学校の部活のようです。
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ほうほうの体で乗り込んだ羽田行き、飛行機は順調に飛び、予定どおりだとのアナウンスあり。ただ、「羽田の天候は雪。視界は前方2メートルとの連絡を受けております」と。えっと、、視界2メートル?
窓側の席だったので、着陸の体勢がとられてから、ずっと外を見ていました。いくらたっても何も見えません。と、突然、すぐそこにライトの光が見えました。え!?その1秒後にランディングしました。見えたライトは、滑走路の埋め込みライトです。1秒前まで何も見えず。目が慣れてくると、外が吹雪なのが分かります。吹雪の中でも飛行機って着陸するんだ。はじめて知ったよ。すごいなあ。
降りた時間は予定通りでしたが、羽田混雑とのことで、1時間くらいは飛行機内に留め置かれ、吹雪の中、飛行機につけるちゃちな階段(それも凍った!)を使って、外に出され(ジャケット、預けた荷物の中よ!)、バスで建物へ。
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経験者の私はこの日はもう帰れないってことは、覚悟済み。できれば居心地いいところで。
イミグレの前のスペースはカーペットで、暖かそう。そこにいた係の人に「もう帰れないからここにいちゃダメ?」って聞いたら、「いやー、申し訳ないです。」
荷物が出てくるターンテーブルのところも広くてよさそう。ここで夜明かししちゃダメ?「いやー、申し訳ないです。」
ま、そういうもんかな。外に出された私は、一路、空港5階のショップ前、つい一週間前にも一晩過ごした、懐かしい場所へ舞い戻ったのです。
学習済みですので、私は飛行機降りるとき、読んだ後の新聞もらってきたんだ。バンコク・ポストとか。それを敷いて、全く同じ場所にまた転がる。ああ、人生は面白いネ!
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旅にスマホは、必要ですね。一晩あけて、電車の運転状況調べます。モノレール、強いなあ。他のが軒並み「運転見合わせ」なのに、動いてる。浜松町から大門に出れば、地下鉄乗れるな、、、しかし外は雨。うーん、この荷物、動きを鈍らせるなあ。
ふと見ると、お掃除の方が、もう働いてらっしゃいます。「宅配便、この時間に出せるところありませんか?」「ありますよ。24時間営業です」
それで、荷物を預け、うんと身軽にして羽田を後にしました。15日土曜日の早朝です。モノレールに乗りながら、この日のスケジュールをおさらい。朝10時から、銀座もとじさんで、山岸幸一さんのギャラリートーク申し込んでる。これは聞きたいのだ。うーむ、3時間半ほど時間つぶせばいい訳か、、、
それで、動き始めた山手線でくるくる廻ってることにしました。暖かいし座ってられるし、快適です。生まれてはじめて、山手線周回しました。
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なかなか大変な思いをしてたどり着いた、銀座もとじさんですが、本当に行ってよかったです。山岸さんの織物は、本当にすばらしい。何をしたいか、何を求めているかが明確で、それを追い求めて、動いて、ゲットしてられる。感服です。
外に出たら青空。いい天気になりそうねーー!
*写真は、チェンマイでのショット。今回の旅行、現地集合で両親と一緒でした。長期滞在の彼らに途中から参加する形です。帰りは同じ日でしたが、彼らは福岡行きで本当によかったです。

行きのこと。

2014.02.17

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2月8日、昼間から外は大雪。飛行機、飛ぶのかしらん?
旅行会社など電話できるところ、掛けまくる。それで分かったことは、飛行機と言うのは、向こうを出たら(今回の場合はタイのバンコク)、どうにか着陸させて、お客を降ろして、また乗せて、ノルマをこなして行くってこと。
まあ、もしもチケットが正規のものだったら、振り替えてもらえるのでしょうが、もちろん格安航空券。この便、逃せばチケット、パア。
で、8日午後5時すぎに、私の乗る便が、バンコクを飛んだってことが分かった。こりゃ、行くしか無い。羽田にゴー。
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完全防備の冬服で出発。雪に足を取られながら、駅まで強行軍。小田急、止まってる。じゃあ東急で行きましょう。渋谷で山手線、品川へ。京急に。ホームまではスムーズ。しかし、電車こない。人があふれてくる。放送があり、たった今から運休です。
がーん。もうダメだと一瞬思ったが、iPhoneで調べたら、なんと、モノレールは生きていた。浜松町へ。ああ、あこがれの羽田空港、国際線。たどり着いたよ。
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が、滑走路封鎖。私の乗る飛行機、ランディングできず、名古屋に降りちゃった。その機体が羽田に飛んでくるのが何時になるのか不明。床で一晩を過ごすこと決定。(椅子はもちろん空いてない)
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とにかく、少しでも居心地がいい床を探さねば。空港の5階のショップ前に転がってました。
「いい経験だよ、こんなこと、一生に一回だもん。思えば、避難所などにも寝るなんてこと無く生きてきた。ラッキーだったな。あ、しいて言えば、大阪から四国にフェリーで行った時の、三等船室にゴロゴロ寝たのに似てるなあ。あれも面白かったな。もうあれから20年か」などと思っておりました。
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はじめの説明では、早ければ午前4時出発とのこと。しかし、それが6時になり、8時になり、、、、、、結局飛んだの、10時すぎだったよ。10時間の遅れだね。でも、搭乗手続きの締め切りは、午前3時だったから、この飛行機に乗ったのは、あの雪の中羽田にたどり着き、そこで一晩過ごした人だけってことで。みんなツワモノだなあ。ご老人、お子様連れ、さぞかし大変だったでしょう。日本語できない外国の方も不安だったね。私ごときが文句言っちゃいけないな。
と言う訳で、ボロボロに疲れて、9日の朝つくはずチェンマイに、夕方遅くにたどり着きました。
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後日談。
次の日、まずはマッサージだと、評判の高い本格マッサージ屋に行き、一番高いコースを頼みました。このくらいしないと、前日のダメージ、リカバーできない。
ベテランぽい、にこやかな女性が、とても熱心に、力を込めて、グイグイもんでくださいました。痛かったけど、これで昨日のコリが消えるのならがまんです。
で、その晩、体がほてって眠れず。次の日コリ返しがきて、体中がもっと痛い、、、ああ、人生は過酷だなあ。
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写真は、「美しい竹の村」。チェンマイ郊外で、木綿を紡いで、草木染め、手織りをしています。

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