吉田美保子の some ori ノート

大和骨董市へ

2014.03.15

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今日は第三土曜日。朝から、大和駅前で開催されている骨董市に行きました。いい天気で、ものすっごくにぎわってました。売る方も、買う方も、冷やかす方も、多種多様のタイプの人が集まってて、面白いわ〜。私は地元民で、電車ですぐなのだけど、ここは月に一度、突如現れるカオス。ひとくせも、ふたくせもある骨董屋の親父さんたちと、やり合えるもの面白いです。
私は、ロバート・フランクの写真集 PERU と、木でできたものと、古い藤布や麻布の蚊帳を買いました。糸がいい。最高だ。
帰ってきたら、なんだかここの所の疲れが出たのか、昼寝をしてしまいました。よい休日でした。

続々・織ってます。動画もあるよ。

2014.03.14

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ふふさまの帯、織っています。これは織機の後ろっ側。
経糸は、ここに巻き取られてます。格納されてる感じ。秘密が隠されている。
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織りすすむに従って、ここから、少しずつ、全容を現すのです。ドキッ。


織ってるところの動画です。
*撮影は全て、天野志穂実さん♡

続・ふふさま、織ってます。

2014.03.13

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織ってます。織機を前から見るとこんな感じ。前方でくるくるしているのは、長さを測る検尺テープ。
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綜絖、開いたところ。ブラッシングカラーズしたところも、ちらりと見えますね。次の写真の方がよく分かるけど。
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ほら、ブラッシングカラーズしたところ。ここが、ふふさまと一緒に練りに練った、シンプルかつ大胆なタイコだよ。
*写真は、天野志穂実さん撮影。きれいですね。ありがとう。

ふふさま、織ってます。

2014.03.12

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ふふさまの帯、織りはじめです。たんたんと、たんたんと。はやる気持ちを抑えます。
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織るときは、あまり感情を込めたりしません。安定して、丁寧に、正確に、同じことの繰り返しをするのが吉です。思いを込めるのは、計画しているときと、試しを織っているときね。それがふふさまの望みからぶれないってことだと思う。
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本番を織る時には、すでに全てが決まっています。だから、もう何もできない。ただ正しく織るだけです。今までふふさまと対話してきたことを全て昇華させるのです。
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微調整は大事。織りやすいと、きれいに織れますのでね。
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もうすぐできますよ。
*写真は天野志穂実さん撮影です。

311を前に

2014.03.11

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先日のことだけど、半蔵門で行なわれた、東北の観光のシンポジウムというのに、顔を出してきた。友人が参加すると言うので賑やかしに。
それで思ったことは、東北と関わり続けるには、何か必要だってこと。仕事絡みでもいいし、友人絡みでもいい。旅行絡み、ボランティア絡み。何でもいいから、何かないと、関われない。
だからきっかけが必要で、そのきっかけ作りに、いろんな仕掛けがあってよい。
学生さんが「きっかけバス」というので、東北に行くツアーというのがあって、その資金が寄付でまかなわれているから、彼らは一円も使ってない。それを悪く言う人もあるそうだけど、私はいいと思った。だって、「きっかけ」なんだから。きっかけないと、つながれないんだから。
はじめのきっかけ、タダでもいいじゃん。
今の学生は、10年後には社会人バリバリだし。10年なんてあっという間だってこと、よく知ってるし。
東北の観光業、苦戦しているとのことだったけど、きっかけをうまく投げかけられたところは、イケてそうだった。なんでもそうなのかもなと思った。
*写真は、天野志穂実さん撮影

釜我敏子さん、飯田みちるさん、石嶋眞理さん、浅野裕尚さん

2014.03.10

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一昨日のこと。朝からとても充実していました。
まず釜我敏子さんの個展のギャラリートークに、銀座もとじさんに伺いました。釜我さんは、型絵染めの大家。何度も作品拝見してるけど、みればみる程、あたらしい気付きがある。
型絵染めって、型紙一枚を繰り返し置いて染めるのだけど、釜我さん、その組み合わせがすごいのだ。優雅な動きがあって、一枚の繰り返しとはとても思えない。
その上、着物になった時の柄合わせが、背縫いはもちろん、身頃と衽の線、脇の線も、ピターッと合っているのだ。だからこそ、清楚な中にも堂々とした感じが出るんだな。これって、着物を作ったことが無いと、すごさが分からないかも。(私が絵羽を織る時は、脳みそがねじれる程悩みます。それでも解決せず、ねじれた脳がプツンと切れることも、、とほほ)
トークは檀ふみさんとの対談形式だったので、大変はなやかでした。お客様もきれいな方ばかり。しかし一番の花は、釜我さんご自身だったなあ。
「釜我敏子展」は銀座もとじさんにて。3月9日で終了しています。
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それから、新宿に出て、もじり織りのグループ展を拝見しました。飯田みちるさんのお作品を拝見したいと思っていたし、この日は飯田さんが在廊されると聞いていたから。もじり織りって、私にとってまったく未知の世界です。うわー!自由だー。自分の世界ができるんだなあ。
飯田さんといろいろお話できてよかったです。織りの仲間はどんどん広げたいものです。
「しゃららーそれぞれの一日」は新宿クリスタルスポットにて。3月9日で終了しています。
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その後は、表参道です。結城紬のリユースを扱ってらっしゃる石嶋眞理さんが、展示をされるとのことで出かけました。石嶋さんの著書も以前に読んで、賛同すること多かったので。結城はすごいね、今も昔も。本当に尊敬する。石嶋さんとお話させてもらってうれしかった。名刺お渡ししたら、名前を見て、「もしかして、1年くらい前に、サイトを作りませんでしたか?」って。えーー!びっくり。見てて下さる方がいる。
「結城紬 逍遥」はラパン・エアロにて。3月10日で終了しています。
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さあ、真打ち、「織三蹟」、代官山です。
織三蹟は、西陣の織元さん、3者の展覧会です。西陣すごすぎ。私などの織とは、同じ織と言っても別世界です。こちら最高峰です。
織楽浅野の浅野さんとお話できてうれしかった。浅野さんがお作りになるものは陰影や存在が、じわっと伝わってきてすごいのだ。それには、ひとつひとつにストーリーがある。
浅野さん、私が織るものなども、見ていて下さって、「もっとできるんちゃうの」とアドバイスくださる。そっか、もっとやっていいのか。そっか、そっか、やらなっきゃな、、、ありがたいこと。よっしゃ、もっとやったるでー!
「織三蹟」展は、代官山ヒルズにて。3月11日まで。
*写真は、すべて私の仕事場、天野志穂実さん撮影です。

ふふさま、さあさあ!

2014.03.09

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さあ、準備は整った。いよいよブラッシングカラーします。って、動きのない雑な写真でごめんなさい。動画だったら面白かったね。それに狭い一室でやってるのもバレバレ〜。
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準備には時間をかけますが、ブラッシングはあっという間です。もうちょっとやりたい気持ちを押える方が大変です。それは、ふふさまが求めているものでは無い。
綿密な計画はしつつも、勢いを大事に。あと、最後には自分を信じる。できるって思い込む。それで、GO!

ふふさま、さあ本番!

2014.03.08

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ふふさまの帯、最終合意が取れましたので、早速本番に入ります。まずは仕事場を特に念入りに掃除と整頓。掃除しながら臨戦態勢を整えると言うか、、、、気持ちを一新する。
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染料の色出し。微調整。
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作った色は三色。
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使った染料は五色。
さあ!

水流さんのサイトに載ってる!!

2014.03.07

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わーー!水流(みつる)さんのサイトに、私の帯が載ってる!うわー!
ぜひ読んでいただきたいけど、ちょっと恥ずかしい。過分なお言葉いただいておりますもので、、、きゃっ!
でも、読んで!(どっちじゃ!)→こちらです☆
水流さんは名古屋にお店を構えてらっしゃる呉服屋さんなのだけど、実は伺ったこと無いのです。いつもやり取りはメールです。
しかし、私、水流さんに、とてもとても興味津々。というのは、水流さんの評判をお客樣方から、よくお聞きするからです。みなさま、一様に絶賛されます。お客様の方に、着物をお召しになるという以外、共通点はありません。年代もお住まいも、ご職業などもいろいろ。広ーく愛されてる呉服屋さんなんだなあ、、、
お仕立てのセンスもダントツだって。いろいろで仕立てられてるお客様から聞いたのだ。着物は仕立てのセンスで大きく左右されますものね。大事なんです。
いつかお伺いしたいなあと、あこがれてる呉服屋さんです。

めとさま、現る

2014.03.06

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めとさまが、やってきた!仕立て上がった colored wind をお召しくださって!
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ひゃーー、すてき!匂いたつような。ぼーっとして、感涙しそうになる。
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言葉にならない程の感激。よろこんでいただくために仕事しているが、めとさまは、私をこんなにもよろこばせてくれた。
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撮らせていただいた写真、「ブログにお顔も載せていいでしょうか?」とお伺いメールを出した。そうしたら、お返事いただき、それがまたすてきなの。紹介させて下さいね。
おかげでいい仕事ができた。本当にどうもありがとうございました。
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吉田美保子 様
こちらこそ、昨日は本当にありがとうございました!!
着物を着ているだけでも高揚感はありますが、それ以上の特別な感覚に満たされました。
重ね重ね、自分で言うのも何ですが、本当に、本当に私らしい一枚となったと思います。
纏うことで輝きを引き出してくれるような、そんな気分でした。
これまで色んな着物に目移りして来ましたが、こうしてわたしだけの一枚を手にすることができて、もう何も要らなくなりました。
やり切った感もあるし、これ以上に求めるものなんてあり得ません。
どんな言葉を尽くしても表せないくらい、心よりありがたく思っています。
(声を大にして)本当にありがとうございました!!
写真もたくさん送ってくださってありがとうございます。
掲載につきましては、これ程までに着る者に沿った着物が完成した感激をお伝えするには顔出しで掲載するのが良いかと思いますが、私なんかの写真が出てしまうと、営業妨害になりませんかね?(笑)
私自身はどのようにしていただいても結構ですので、美保子さんの判断にお任せします。
美保子さんも、ますますご活躍されることをお祈りしております。
またきっと、お会いしましょうね。
めと 拝
*めとさまストーリーは、こちらから一気読みできます。ぜひ。

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