吉田美保子の some ori ノート

たくさまから、お手紙

2018.06.10

この春のある日、たくさま がお手紙くださいました。

美しく、丁寧な優しい筆跡で、悪筆の私は見とれるばかりです。色見本も貼り付けて下さってるぞ。どれどれ。

おー、たくさま らしい、お地味な色だなあ。笑。

色のイメージはこんな感じと。生成りの糸と重なって、織り上がりはもう一段薄い仕上がりかなと思ってらっしゃると。淡い色目が良いなあ〜と、書いて下さってます。

これはまさに「たくさま ワールド」だなあ。ふむふむ、これをもっと薄くした色ね。よし、了解しました。

その後、たくさま 、お持ちのお着物の写メを送ってくださいました。

メールも行き交います。

たくさま 、毎回メールに、「思ったままを伝えておりますが、、、、」「あれこれと無理難題を好き勝手に申し上げますが、、、」などと少々恐縮した感じで添えて下さいますが、それは全く構いません。むしろウェルカムです。その方が、ご希望がダイレクトに伝わります。なんでも書いてください。

次のメールにまたまた大事なキーワードが!

「着物を始めたころから約20年がたち、手持ちの着物も帯も濃い色目が多く、今は『淡い優しい色目が欲しい』と思っております。(でも『パステル調ではない』です。笑)」(カギ括弧、ヨシダ)

む、これは、思ったより、ぐっと薄めで行っていいかもしれません。

着姿ギャラリー、更新しました。

2018.06.08

着物 帯 着用

当サイトの名物コーナー、「着姿ギャラリー」を更新しました。私の織った、着物や帯などをお召しいただいているところの写真ギャラリーです。みなさん、とても美しく、自然で、楽しそうに、また自慢そうに(?)お召しくださっていて、ほんとーーにうれしいです。どうもありがとうございます。

今回、新たにお写真3枚、アップいたしましたので、ぜひぜひご覧くださいね。こちら→

3年前の個展「三角・吉田」の時の楽しそうなグループ写真も発掘されましたよ。

そしておまけのもう一枚は、、、、

 

着物 帯 着用 くまモン

じゃーーん!愛するくまモンとツーショット!

お知らせ

真綿、入手

2018.06.07

八寸帯 オーダー 注文 お誂え 織り 

前回のブログの続きです。(よかったら、前回の写真ご覧になってくださいね)

たくさまに3枚の写真を送って、どれがイメージに近いですかとお聞きすると、、、

「1番が好きです!」

と即答される 。

「色の感じはもっと薄いのがいいですが、糸の感じは好きです!」と。

「差し色の糸の感じも好きです。もう少し短くてもいいかもです。」と。

そっか、、、、なるほど。1番か〜。それ、もっともシンプルなのだ。

うーむ。

1番の黒糸の代わりにグレーを染めてそれ一色で織ることにして、ところどころ差し色でネップを挟むのだったら、簡単といえば簡単なのだけど、たくさま が求めているのはそれではない気がするんだよな。もう一つ、何か見つけたい、、、

うーーむ。悩むなあ。考えても埒あかんから、では、まず外堀から埋めよう。

たくさまが気に入られているネップにする真綿を用意しよう。

真綿ってご存知ですか?綿っていうと木綿を想像される方いらっしゃいますけど、真綿は絹です。繭を煮て、拡げたものです。ふわふわしています。

ロットの関係で、たくさま の分だけを買うのは無理なので困っていたら、上の写真のような上等な真綿を、染織仲間が、譲ってくれました。なんとありがたい。

16通目のメルマガ【こんにゃく号】

2018.06.06

染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。
16通目のメルマガをお届けいたします。

こんにちは。

お元気ですか?

今にも梅雨入りしそうな、ここ関東平野南部です。そちらはどうでしょう?もう梅雨、始まりましたか?

私の仕事場兼住まいの、共同住宅の庭で、野良猫が出産し、いま可愛い盛りです。5匹ほど、いるんじゃないかな。

天気のいい日の朝と夕方、じゃれ合いながら、庭を駆け回り、柿の木に駆け上り、まあ元気なこと。

ベランダから見てる私は、微笑ましい半分、これはどうしたものか、、、半分です。

すでに大家さんや、市の環境課に電話して、どうすればいいのか聞いてますが、なかなか難しいですね。

避妊させるのがいいとわかっていても、捕獲器があっても捕まえるのは易しいことではないらしいです。

しばらく、悩みながら見守ろうと思っています。

《 目次 》

1. こんにゃく糊

2. 一本糊付け

3. お誘い

___________

1. こんにゃく糊

織りをやっていて、何が面白いかと言われれば、究極的には糸と糸を出会わせて、布という3次元の立体を作るってことでしょうか?

糸の性質を生かし、また、その性質を変化させて、組み合わせて、思うような布を作りたい。その一心で、日々試行錯誤です。

最近の私は、八寸帯を作ることが多くあるのですが、八寸帯の求めるところは、帯芯を入れず、布地だけで、張りを持たせることです。

精練した絹は柔らかいので、求める張りが出ないのが、長年の課題でした。

糊をつけると、パリッとしますが、それはゆくゆく落ちてしまいますものね。

落ちない糊を探しているのと「こんにゃく糊」というワードに当ります。和紙の作家さんの中には使っている方いらっしゃるみたいですが、なかなか手強そうだし、手織りの世界で使っている人、あまり聞かないので、躊躇していました。が、どうもこれしかないんじゃないのとと思うようになり、チャレンジしてみました。

こんにゃく糊って、ようはこんにゃく芋の粉です。凝固剤を入れるとこんにゃくになります。糊の状態で固まると、強度と防水性が出ます。

私の普段の糊付けは、布海苔(ふのり)や小麦粉なのですが、さて、その違いは?

 

2. 一本糊付け

早速、こんにゃく粉を、5%の糊液にしてみました。

わー、小麦粉などより、ずっとずっと粘ります。粘りすぎ。これでは綛のままの糊付けは、くっついてしまって厳しいな。よし、一本糊付けだ!

普段は、糸の束のまま、糊液に浸して、絞って乾かすという方法なのですが、今回はそれが無理っぽいので、糸を解けるようにして、糸端から出して、一本の状態で、糊液をくぐらせながら、巻き取って、それを綛に直して乾かし、さらに巻いて使うという方法を取りました。

膨大な手間です。糊というのは、染色や織り作業と違って、乾いてしまえば、見えなくなりますので、なんか虚しい(笑)。でも、求める布を織り成すためには、これしかない(いまのとこ)。

糸はいい感じで乾きました。これから織ってみます。楽しみです。

この糸は、ただいまブログでメイキングを連載中の「たくさま 」の帯になる予定です。どうか、推移を見守ってくださいね。(ブログ上では、まだこの話まで進んでません)
http://www.someoriyoshida.com/blog

 

3. お誘い

大和の骨董市にご一緒しませんか?

私の住む、神奈川県大和市の名物行事です。毎月第3土曜日の早朝から、大和駅界隈(小田急江ノ島線、相鉄線)でやってまして、次は、6月16日土曜日です。

結構、大規模なんですよ。あちこち覗いてフラフラ歩くと、夢中になって、あっという間に時間がすぎます。

ご一緒といっても、お買い物自体はマイペースがいいかとも思いますので、ずっと一緒に歩き回るというのではなく、それぞれのご都合でやってきて、それぞれのペースで散策し、途中合流したい人は合流して、昼すぎ頃にみなさんと落ち合って、どこかのお店に入り、ご飯を食べたい人は食べ、ビールを飲みたい人は飲み、戦利品を披露してくださる方はそうしていただくというのはどうでしょう?

きもの好きなメンバーになれば、きもの談義もいいですね。このメルマガも男性読者も増えてきました。老若男女みんな揃うってのが、理想だなって思っています。興味のある方、このメルマガに返信する形で、お気軽にメールください。

骨董市のサイトはこちら
http://www.yamato-kottouichi.jp

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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》16通目のメルマガ【こんにゃく号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。

ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。

配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。

これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。

どうかよろしくお願いします。

___________

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com

メルマガ

たくさま 、試し織り以前

2018.06.05

たくさま のONLY ONLY、ご希望は地味めなのはよく分かりましたが、イマイチ、私、つかめてません。こういう時は、体、動かしたいな。ちょっと織ってみよう。たくさま のの試し織りというより、やってみたいという好奇心から。ちょうど、一本織り終わって、機が空いたのもあり。いろいろ実験をして模索をしてみよう。

まず、上の写真。タテ糸は白っぽく。ヨコに黒を。たくさま のお好みはもっと淡いとわかってるのだけど、杢っぽくするにはある程度色の違いがあったほうがいいのよね。ちょうど黒のキビソがあるから、それで織ってみた。画面上のストライプになっているところは違います。また別の実験。

上の写真だとピンクしか見えないけど、何色か真綿をネップ状にして織り込んでみた。

むー、こんな感じでいいの?ひねりが足りなくない?

八寸帯 注文 オーダー お誂え

よし、じゃあ、タテ糸にブラッシングカラーズ やってみよう。淡めのグレーにしたつもりが、結構濃いな。

ブラッシングカラーズ を淡いベージュにしてみた。

これらの写メをたくさま に送ってみよう。

こんなことをしていた頃、メルマガ上で、横浜のそごう美術館で開催される「池田重子展」のご案内をさせていただきました。そしたらなんと、たくさま 、高松からお越しくださったのですよ。私は都合つかず、お会いできなかったのが残念でしたが。

この行動力に「ブラボー!」と喝采をあげたくなりました。観たい、行きたいと思えば、少々遠くても、スケジュールをやりくりして体を移動させる。できそうでできません。思い起こせば、たくさま 、熊本にもお越し下さいましたものねえ、、、。行動力というか、瞬発力というか、好奇心というか、、、すばらしい。大好きです。

八寸帯「Olive and Lemon(オリーヴ & レモン)」

2018.06.04

こちら、八寸帯「Olive and Lemon(オリーヴ & レモン)」です。4月の伊勢丹でお求めくださったお方が、インスタに上げてくださって、大感激しました。きものや小物を変えて3パターンも。うれしいなあ。やはり、帯は、それぞれにコーディネートして締めてくださった時が完成ね。

帯の全体像はこちらです→

八寸帯 手織り 紬

この方に、先日ばったりお会いして、立ち話が大盛り上がりしました。

「ミホコさんの帯は、素朴でおしゃれ」って。「軽くて最高の締め心地」ですって。その上、「私の着物によくあうんですよ。次はどういうコーデをしようなワクワクがとまらない🎵」ですって!!!

やったー!

このお方、着付けサロン「牡丹」の先生です。プロの方に認められて、うれしい限りです。写真は、インスタからお借りしました。お教室の案内はこちらです

お知らせ

たくさま とやりとり続く

2018.06.03

八寸帯 オーダー 注文 手織り お誂え

たくさま とのメールのやりとりは続きます。

写メがもう一枚、送られてきました。こんな感じのベージュ杢(もく)が好きです、って書き添えられている。これはソックスなんですって。こんな感じの帯か〜。お地味ではあるが、すっごくおしゃれなものになるな。

メールを読むと、

「またまたひとりごと。素人が好き勝手言ってると笑い飛ばしてくださいませ。

タテ糸かヨコ糸かわからないですが、どっちかは生成りの無地。糸が太いとこと細いとこがあるような…

もう片方は、グレーのようなベージュのような色がベース。1割くらいの部分にランダムに、赤や紺、茶や黄色、橙、 緑、紫や、、、。色が入るのはお太鼓と前帯あたりで良いかな。」

いやいや、すてきです。何がご自分に似合うか、ちゃんとわかってらっしゃる方です。徹底してらっしゃる。

杢ねえ、、、どうしようかな。

たくさま 、続けてもう一枚、たまたま見つけたと言う、いい感じの写メ送ってくださいました。色はもう一段、薄くて淡いのがご希望とのこと。

ふむふむ。メールのやり取りを続けて、いくつか新たなキーワードも出てきました。曰く、、、

– 単衣の時期にも締めたい。

– 重く、厚く、硬いのは苦手。

– 凸凹好きです!

たくさまとのやりとり

2018.06.02

八寸帯 オーダー お誂え 注文制作 手織り 紬

たくさまと、メールのやりとりがはじまりました。お話を聞くと、たくさま 、相当お地味目の帯をご希望です。

メールのやりとりで出てきたキーワードは、

– 帯地に表情があるのが好き。ツルッとしたのではなく。

– 白っぽいのが欲しいな。鮮やかなパリッとした白でなく。

-(拙作)グレイッシュバンピーが好き。でもいま欲しいのは、グレーじゃない。(帯の画像→

-(拙作)ナチュラルアースも好き。(帯の画像→帯地着姿

-(拙作)ブラックパープルも好きだけど、今回は白っぽいのが欲しい。(帯の画像は、ここのページの下の方にあります)

– 洋服の生地だと、ツイードも好き。ベースの色にさまざまな色が見え隠れしているところ。きなりベースに赤や茶、紺色、水色、黄色とか、そんなものアリ?

 

うわーー、これはかえって難しいぞ。さあどうする?

それで、私は、何かピンとくるものがあれば、写メ送ってくださいとお願いしました。洋服地でもなんでも、こんな帯だったらいいなとかあれば。カーペットとか、カーテンとかでもいいですし。布地でなくても、壁でも、何かのパッケージでも。

とお願いしましたら、さっそく上のような写真を送ってくださいました。お手持ちのカーディガンだそうです。ふむー、これをどうやって、帯として昇華させるか。難問です。

たくさまから電話

2018.06.01

八寸帯 オーダー 注文 お誂え

2016年11月20日に、熊本で1日だけお会いした、たくさま。ご縁はそれっきりになってました。

そして時はたち、2017年の9月8日、このウェブサイトをリニューアルしたばかりで、まだご挨拶状も出さない時、ふっと固定電話が鳴りました。

「あの、、高松の〇〇です。熊本でお会いした、、、、」

とおっしゃるたくさま。〇〇は苗字です。瞬時にはわからず。でも、声の様子などから、、、

「ああ!!!!熊本でのお食事の時、斜め前に座ってらした方ですね!!!」

うっわー!電話いただけるなんてびっくり。それもサイトリニューアル公開してすぐのドキドキしている時に!

お話を聞くと、たくさま、ちょうど私のサイトを開いて見たら、新しくなっていたので、お祝いをと思って電話してみようって思われた由。なんと、うれしい。感激しました。

で、いつか帯と思いつつ、なかなか依頼できずにいたけど、欲しい気持ちが高まって、、、みたいなお話しもして下さる。

だったら、ゆっくり進めましょう。やりとりはメールがいいですよね?メールアドレス、教えてください。口頭だと間違えるから、よかったら、サイトのお問い合わせから、一度メールくださいよ。

あ、または、メルマガも取ってくださいません?それだったら、メルマガの申し込みからメールいただければいいですよ。

というわけで、たくさまは、最初期からのメルマガ読者です。笑

*写真は、その後のたくさまとのメールのやりとりをプリントアウトしたもの。印刷しておかないと、消えちゃうじゃないかと心配なんですよね。画像、荒くしたから、判読できませんよね?

ONLY ONLY 、たくさまスタート!

2018.05.31

八寸帯 オーダー お誂え 注文制作

さあ、新たなるONLY ONLY をはじめましょう。今回のヒロインは、「たくさま」。お作りするのは、八寸帯です。

たくさまとの出会いは、2016年11月20日です。2016年というのは、忘れられない大きな年。そうです、熊本地震があった年です。思いも寄らない大地震が故郷熊本を襲いました。直後はあたふたするばかりで、何もできませんでした。

ちょっと落ち着いた頃、「美保子さん、熊本で個展しないの?みんなで復興応援かねて見にいくのに。」とおっしゃってくださった方があったのです。

「!」

そんなこと、思っても見ませんでしたが、相談して見ましたら、熊本のいけてる呉服店の和の國さんや、着物ライターの安達絵里子さんの全面的な協力をいただき、あれよあれよという間に「清正公の陣羽織」と銘打った個展を開催することができました。

その個展に、「きもの真楽」という着物好きのグループの皆さんが、誘い合ってお越しくださいました。関東、関西からがメインですが、名古屋や香川県の高松からもお越し下さった方があったのです。

たくさまは、その高松から熊本へ、瀬戸内海を渡って、なんと日帰りでお越し下さった方なのです。

*写真は「清正公の陣羽織」展。和の國さんにて、みなさんと。

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