(このページの写真は、善林英恵さんとヨシダのコラボ作品です。)
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58通目のメルマガ【zoomでお茶会号】をお届けいたします。
おはようございます。
梅雨入りしましたね。ここ数日は温度も湿度も高くて、なかなかきついですね。
体が慣れてないっていうのがつらいんですよね。
しかし、梅雨自体には、私はもう50回以上体験してます。慣れていると言っていいんじゃないでしょうか?
慣れているはずなのに、喉元すぎて忘れていた。
と言うことは、やはり慣れていなからつらいのではなく、もともとつらいってことでしょうか?
アホなこと言ってないで、、、、今日もメルマガ、おつきあいください。
《 目次 》
1. zoom でお茶を
2. 善林英恵さん
3. 練習もあり
1. zoomでお茶を
リモート会議とか、オンライン飲み会とか、すっかり普通のことになりましたね。参加されたこと、ありますか?
遠くの人と、ネット越しとはいえ、お顔を見ながら話せるのは、楽しいことです。刺激的でもありますね。
それも一対一でなく、グループで話ができるなんて、ちょっと前からしたらまるでドラえもんです。
私は、服飾作家の善林英恵さんと、この数ヶ月、しょっちゅうzoomでつながって、いろんな話をしてきました。
主な話題は、コロナ後の新しい時代の文化や生き方など。
だんだん慣れてきましたので、このzoomの部屋の窓をオープンにして、外からの風を入れたいなって思うようになりました。
これを読んでくださっているあなた様。もしよかったら、われわれのzoomの部屋に、ぜひ遊びにいらっしゃいませんか?
今度の日曜日、6月21日の午前10時から、だいたい1時間くらい。
話題は、これからの時代のアートなどと言う、とても大きな、手におえるものではないので、ゆるい感じになると思います。
このふわふわの、くにゃくにゃの中から、何か、新しい手がかりを探せるのではないか?
まずはためしに繋がってみよう、、、その場の提供ができれば、、、などと考えております。
夏至の日、日曜日、朝のほっとひと息の時間帯、お茶でもいれて、ネット越しに今まではとはちょっと違う新しい出会いをしてみませんか?無料です。お気軽に参加してくださいね。
聞いてるだけでもいいし、発言していただいてもいいし。ご自分のスタイルでゆるりとどうぞ。
参加しようかなって方、このメルマガに返信する形で、お知らせくださいね。
*zoomに繋がれるってことが前提になります。
2. 善林英恵さん
このzoomお茶会、共同主催の善林英恵さんとはけっこう長い付き合いになってきました。コラボレーションで鞄を作るようになってもう10年です。出会ってからは、15年くらい?
変わらない人です。美意識が高くて、先見の明があって。面白い人ですよ。
彼女とのコラボ作品、今、3点通販サイトにあります。他にない鞄です。よかったらみてください。
https://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/other
今までにONLY ONLYで特別に作った鞄を手に持っていただいているところ。着姿ギャラリーの「ショールといろいろ」のページにお写真5点載せてます。他にもたくさん作っているんだけどなあ。写真があるのがこれだけなのです。
https://www.someoriyoshida.com/style/style_cat/other
3. 練習もあり
と言うわけで、6月21日日曜日に、zoomお茶会をしますので、よかったら、参加してくださいね。
興味あるけど、zoomやったことないし、うまくつなげるか不安って方もいらっしゃるとおもいます。
そういう方こそぜひ!
このお茶会、なんと、練習日ももうけてます。
本番の前日の6月20日土曜日の午後3時から、試しにつながってみましょう。こちらももちろん無料です。
この、zoomお茶会の練習に参加ご希望の方も、このメルマガに返信する形で、ご連絡くださいね。
*パソコン、スマートフォン、タブレットのいずれかを使っていらっしゃることとが前提で、Wi-Fi環境があった方がいいです。
染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》58通目のメルマガ【zoomでお茶会号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。
ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。
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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。
どうかよろしくお願いします。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com
さてさて、○△□帯を織りますよ。
浜松の染織こうげいさんのお客さまにご注文いただきました。ご約定の展示作品気に入っていただけて、もう一度織るってことですが、せっかくだから、この方だけのオリジナルにしたい。お写真をじっとみながら、お会いした時のこと思い出しながら、色味や形を調整します。
ちょっとした染料の使い方で印象が違ってきます。クリアな色にすると明るくポップになるし、ちょっとだけ濁らせて中間色にすると、合わせやすい帯になる。この方に可愛がってもらえる帯にするには、、、。ここ、がんばりどころ。
図面と、色を作ること、ここが一番クリエイティブ。あとは、確実に遂行すること。
仮織したあと、こんな感じに伸ばして地入れして、青花で下図を写して、染料をさしていきます。
色をさし終わったら、仮織をはずして、織り機に巻き取ります。それから、ヨコ糸を染めて、合糸して巻きます。
さあ、いよいよ!
(写真は、文中に出てくる「アートな帯あげ キャンディ・キャンディです)
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57通目のメルマガ【キャンディ・キャンディ号】をお届けいたします。
おはようございます。
ぐっと夏らしくなってまいりました。朝の日差しが強くなり、日も長くなり、夏至まぢかと感じますね。
お元気でいらっしゃいますか?
緊急事態宣言が解除になりましたが、いかがお過ごしですか?
首都圏はまだまだ自粛必要のようです。あなたさまのお住まいのあたりはいかがでしょう?ひきつづき、気をつけましょう。
ところで、このメルマガ、4月と5月は、一回ずつ配信しましたが、届きましたか?
実は、届かなかったという方がいらっしゃり、今、メルマガ配信の会社に問い合わせてます。
まさかメルマガも自粛?
そんなことはないですよね。もしかしてシステムエラーかもしれません。
届かなかった方いらっしゃいましたら、申し訳ありません。
届いてなくて、内容が気になるって方、アーカイブを残していますので、ご覧くださいね。
https://www.someoriyoshida.com/category/メルマガ一覧
では、今朝もおつきあいのほど、よろしくお願いします。
《 目次 》
1. アートな帯あげ キャンディ・キャンディ
2. アートなお襦袢 キャンディ・キャンディ
3. インスタライブ
1. アートな帯あげ キャンディ・キャンディ
去年から、帯あげを染めることにはまっています。
三色、色を作って、白生地に青花であたりを付け、刷毛で一発描き。なかなかおもしろいです。
染料を調合し色を作り、描くことに全神経を集中します。
かわいい感じにできましたので、キャンディ・キャンディと名付けました。
ブログに紹介していますので、よかったらご覧ください。ご紹介の動画も載せてます。
https://www.someoriyoshida.com/8114
通販サイトにも載せてます。すでに売れたものも多いですがまた作ります。お好きな色味で注文もお受けします。
https://www.someoriyoshida.com/store/store_cat/other
お気軽にご相談くださいね。
2. アートなお襦袢 キャンディ・キャンディ
アートな帯あげ キャンディ・キャンディをフェイスブックにアップしましたら、思いがけず「これ、お襦袢でも欲しい!」って声が上がりました。
なんと!お襦袢!
それは気づかなかった。目から鱗がポロポロです。
そうか、それなら作ろう。商品レベルに上げられるか、そこは見極めないと。まずは自分のを染めよう。
よし白生地を買うぞ!
丹後ちりめんの織元のご主人と電話で話し「こういうのを染めたいんだ」と熱く語りましたら、だったら、吉田さん用に白生地をイチから作りましょうと。
ひゃ~、なんと生地から特別です。
さあ、どうなるか!
キャンディの包み紙のように、おいしい、かわいいものが包まれているイメージで作りたいと思います。
またアップしますので、乞うご期待くださいね。
(この写真は帯あげです。)
3. インスタライブ
新型コロナで、世界が変わったと言うのは、地球上のすべてがひしひし感じていることと思います。
今を生きるものとして、せっかくだから、いい方に転がしたいって言うのも、みんなが感じていますよね。
コラボで鞄を作っている、服飾作家の善林英恵さんとは、自粛期間中から、しょっちゅうオンラインでつながって、いろんな話をしてきました。
おもに、これからの世界や、作り手としての生き方についてです。
そんな善林英恵さんと、本日午後3時から、インスタでライブ します。
インスタやっている方、よかったらのぞいてください。
たぶん、30分ぐらいやってると思います。
善林さんも私も、しゃべることや配信はまったくの素人ですので心配もありますが、もし興味ありましたら、ぜひ。
まずは、私のインスタフォローをお願いします。午後3時になりましたら、ストーリーのところに「LIVE」と表示されるはずですので、そこからご覧くださいね。
https://www.instagram.com/someori_yoshida/?hl=ja
(上の写真は、突如はじめた前回のインスタライブ の様子。今回、第二回となります)
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com
というわけで、肩をゴリゴリ言わせながら、わださまのフンゾウエ、どうにか形にしました。
上の写真は、ひっくり返したところ。こっちの方がスッキリしてよいかもなあ。裏ってエゴが出ないからいいのです。
さっそく、宅配便でお納めすると、次の次の日には、お代の現金書留がつきました。ありがたや。
丁寧なお手紙も添えてくださいました。気に入っていただいた様子で、まずは安堵。そこに書いてくださった文章。ちょっとだけ引用します。最後の一文、しびれました。
—私が望んでいた感じの敷き布に出来上がっていて、とても良いです。袈裟とか袱紗とか書いてしまったので、ヨシダさんが必要以上に律儀に作られたらと不安に想っていたのですが、フンゾウエ寄りに作ってあったので、安心しました。言端でなくても意が通じている、わかってもらえると云うのはまことにありがたいことです。—
—それにしても、フンゾウエのこの抽象的な表現の仕立て具合い、良いと思いませんか!面白いでしょう。ヨシダさんに勝手気儘に作ってもらえればと単純に考えていたのですが結構調べられた様子が伺え、唯々お気遣いに感謝いたします。出来具合が私の思い通りでしたので、満足致しております。—
—この数日梅雨のはしりのような天気にコロナ籠りの気持ちが寄りいっそう滅入ってしまいます。それでも何となく明日が見えてきたような具合なので、もう少しだと信じて耐えましょう。何といっても、「明るい楕円の中に」私たちは生きているのですからね。では又。—
(先日のつづきの投稿です)
それで、ためこんでいる山盛りの端裂をああでもない、こうでもないと組み合わせていく。
「とらわれずに、好き勝手にヨシダさんのセンスにまかせ作ってください」とのご希望だけど、やはり、方向性というものはいる。それも、確固たるものとして。それさえあればという感じで。特にそのことに触れられてはいないので、わださまのことを想って、考えをめぐらす。
で、今回の方向性は。。。。
このご依頼は、供物敷。仏さまにおそなえする、お花やお菓子などを受けとめるもの。きよらかで、柔らかい光に包まれているようなそんな感じでいきたいな。
仏さまには性別はないのかもしれないけど、私はちょっと女性的なものにしたかった。わださま、ずーっと前にお会いしたとき、大往生されたお母さまの話をされてたから。
そんなことを思いながら、布を決めていく。やっぱ、白ベースよね。あとピンク。その補色で緑系。
ミシンもあるけど、ここは手縫いで。糸もカタン糸とかではなく、織りに使う絹糸の残りでチクチク行こう。糞掃衣だもんね。残糸でなきゃ。(当工房、残糸もたっくさんあります、上の写真の何百倍あります)
使う布を吟味、配置を吟味。大きさのご指定は、35cm×15cm 。これがけっこうクセもの。案外小さいのです。せっかくだから好みの布をあれもこれもとたくさん使いたいと思うと、すぐはみ出す。大きい方がつくりやすいなあ。ここはぐっとがまん。小さく、小さく。
暴露)私は縫い物は大の苦手。織るのと縫うのは大違い!案の定、肩と首がガチガチです。
糞掃衣(ふんぞうえ)というお袈裟と、カンディンスキー の「明るい楕円の中に」という絵を胸に、一枚の供物敷(くもつじき)を作ったお話をします。お付き合いいただければ幸いです。
先日のこと、旧知の「わださま」からお手紙をいただきました。わださまは、以前、合切袋を、善林英恵さんとのコラボONLY ONLYでお作りした方です。その時の経緯はこちらに。(力作です。ぜひ見てね)
さて、お手紙。何かしら?古呂奈お見舞いを出したので、そのお返事かな?とじこもっている時に、手書きの文字を読むのはうれしいものです。
読みすすめて、あら、ご依頼だわ。
カンディンスキー の「明るい楕円の中に」という絵を見ていたら、ひらめきました、と。
その絵の左にモンドリアン風の四角い図形が配置されてますが、こういう感じで仏壇の供物敷きを作れないものか、と。
フンゾウエ(わださまはカタカナで書かれます)のように、ヨシダさんの端裂を縫い合わせて。囚われず、勝手に縫い合わせて作ってください。と。
ひゃー。カンディンスキー 、糞掃衣、モンドリアン風。なんだか、クラクラくる取り合わせです。
カンディンスキー の「明るい楕円の中に」がぱっと浮かばず検索。あー、この絵か。なんか、不思議な絵だ。(スクショさせていただきました)
で、そのモンドリアン風の図形って?左側?
こ、こ、これかー。なかなかいいなあ。さすが、わださまの目だなあ。
糞掃衣は、私の解釈では、塵芥(ちりあくた)にまみれた端裂を洗い清め、チクチク縫い合わせれ作ったお袈裟。一切のエゴを手放した高僧が身につけた究極の布。
有名なのを失礼してスクショ。東京国立博物館にある分です。
そりゃー、そういうものが作れたら最高だけどね。
たいそうイレギュラーなご依頼ではありますが、やりがい充分。いわんや、わださまからの依頼です。受けてたたねば。
まあ、エゴにまみれた私ですのでどうなることやらですが、とりあえず織り布の端裂が入っている引き出しを、机にぶちまけました。
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56通目のメルマガ【17周年号】をお届けいたします。
こんばんは。日が長くなりましたね。
その後、いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
いまだ、不安の中での生活かと思いますが、すこーし先が見えたでしょうか?
世界中の人が、それぞれの生き方の軸を、思いっきり揺さぶられたこの数ヶ月。
太くてドンと動じない軸もあるでしょうし、柳のようにゆらゆらだけど案外OKな軸もあるしょう。
折れたらまた継げばよしの軸もあるでしょう。
それぞれどうにかやっていきましょう。
《 目次 》
1. 17周年
2. 5月1日
3. ウルトラマリン
4. サイトの更新
1. 17周年
先日、染織吉田は設立17周年を迎えました。
みなさまに支えていただき、また一年、過ごすことができました。
本当にどうもありがとうございます。
コロナ禍の真っ只中でしたので、来し方行く末を思い、特にしみじみしました。
17年、これを仕事にし、織り続けてきましたが、織りたい布は織れただろうか?
自問自答です。ちょっとだけ、近づいたような気はするんです。
しかし、まだまだ茫洋として見えてないところがあって。
一度でいいので、完全に100%満足できる、この布を織りたいからやってきたってところまで、行き着ければと思っています。
それには続けるのみかなあ。
2、5月1日
染織吉田の設立記念日は、5月1日なのですが、その日はメーデーであり、父の誕生日でもあるのです。
この日、家族みんなで、父の誕生会をしました。
そう、ZOOMパーティーです。熊本、東京、北京、神奈川をつなげて。
熊本にいる妹が、両親の家でセッティングしてくれて、東京の姉と妹と姪と甥、北京の義弟、神奈川の私。
全参加者13名。家族みんなです。
つながった瞬間の両親の驚いた顔。
こんなことができるなんて、83歳になった父もびっくり。ご満悦で何よりでした。
閉じこもり生活中の老親、それぞれ庭いじりなど、楽しみを見つけてやっているようです。年の功なのか強いところありますね。
みんなで楽しい時間でしたが、私はこの日が自分の設立記念日とは言い出せず。
まあ私らしいと言えましょう。
3. ウルトラマリン
先ごろ織った八寸帯「ウルトラマリン」のことをブログに書きました。
一本の白い糸が染められ、織られ、帯になり、そしてよいご縁に恵まれ締めていただけるまでという、ロングストーリーです。
作り手冥利につきます。
ブログに書きましたので、お読みいただけるとうれしいです。
https://www.someoriyoshida.com/blog
4. サイトの更新
閉じこもりの期間中、サイトの更新を追いつかせるってのが、課題でした。
どうにかできましたので、よかったらみてください!
まずは、「作品ギャラリー」です。
・「年代別ギャラリー」に「2019」のページを作りました。
https://www.someoriyoshida.com/gallery/2019年
・「着姿ギャラリー」に、新たな写真を加えました。私の織ったものをお客さまがお召しくださっている着姿です。すてきです。
https://www.someoriyoshida.com/style
・「メディアに載りました」のページに、吉田羊さんが私の帯を締めてくださった「美しいキモノ」を載せました。
https://www.someoriyoshida.com/media
・「通販サイト《some ori マーケット》」新たに帯と帯あげをアップしました。それぞれのページの動画も見てくださいね。
https://www.someoriyoshida.com/store
・そして、なんと!インスタグラムと通販サイトを連携させました!!!
まだ連携した数は少ないのですが、ちょっとずつ増やしていきますので、どうかちょくちょくご覧ください。
https://www.instagram.com/someori_yoshida/?hl=ja
自分では、すっごく「やってやった感」あるのです、笑。
*このページに載せました5枚の写真は、私の織った帯と染めた帯あげのコーディネートです。通販ページにありますので、ご覧いただければ幸いです。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
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「白からはじめる染しごと」展のことをブログに書き留めておきたいと思います。
まずはそのときに作ったテーマ帯の話。
「白からはじめる染しごと」とは、われわれ作り手は、何もないまっさらな、白い糸や白生地に、さまざまな仕事を重ねて、帯や着物を作るのよって、工程ごとお伝えしようという展示会です。
今回のテーマは「海」。
9名の染色家、染織家が、それぞれの「海」にいどみます。
私は、荒ぶる海と静寂の海。両方を表現したいと思いました。
新しいチャレンジもたくさん入れたい。グレーの部分は、ぼかし染めにしました。
ヨコ糸は、カベ糸です。
カベ糸とは、撚りが特別な絹糸です。芯にした細い絹糸に、強めの撚りをかけた絹糸をそわせて、上撚りをかけます。普通の絹糸とは風合いがガラッと変わります。今回、糸を撚糸屋さんに持ち込み、回転数など相談し、特別に作ってもらいました。
その糸を巻いて、試し織りして感触を確かめます。糸を生かさねば。
結果、カベ糸だけでは重くなるし、ツヤもでないなと、いわゆる絹糸らしい絹糸と交互に入れることにしました。
ふう、間に合った。上の写真は織りあがって、蒸したあと、水元して、伸子を張って、仕上げているところです。
こちらが、本番。「白からはじめる染しごと」展のメイン会場です。
私、この帯を「ウルトラマリン」と名付けました。
海の深い青がよく表現できたと思ったからです。
青い部分は、波がうねり、激しくぶつかり合い、
グレーの部分は、打って変わって、ピタリと凪ぐ。
そんな、嵐と凪。動と静。
ブルーのところと、グレーのところは、織り方も違えました。
ブルーのところは、綾の方向をジグザクで変えています。糸もほんのちょっとだけ変えてます。グレーはずーっと同じ方向。糸も変えずに静寂を表現。
染めと織り方と糸とで、動と静を表現しました。
ブルーのところ、ジグザグな織り方、お分かりいただけると思います。糸も違うの分かっていただけると思います。
ミソは、境目です。真っ白が3越だけ入ってます。
グレーの方はだんだん白くなり、ブルーの方はいきなり変わります。
この帯のことは、制作中の時から、SNSに載せてました。感じのよいコメントくださる方がいらしてうれしいなあと思っていましたら、、、
メッセージをやりとりするようになり、詳しくご説明したり、いくつかのご質問に答えたり、奇遇なつながりによろこんだりし。。。。
ご縁がつながり、なんと締めていただけることになりました!
お仕立てもご希望をうけたまわり、宅配便でお届け。
そういたしましたら、さっそく締めてくださり、写真も送ってくださいました!
ありがとうございます。お似合いでうれしいです。こんな方に締めて欲しいなってイメージにぴったりです。
このコーディネートですと、春の穏やかな海ですね。そよそよと海風ふいてきそうです。
いいなあ。うれしいなあ。実は、この方と私、SNS上だけのお付き合いで、お会いしたことはありません。でもなんだかとっても近しく感じます。
「ウルトラマリン」、よかったね。ここでしっかりがんばるんだよ。
あ、濃い色のお着物にもいいですね。
私が作ったウルトラマリンが、こうやってご縁いただき、大事にしてもらって、このお方をますます輝かせていく。これこそが作り手冥利です。本当にどうもありがとうございました。
「白からはじめる染めしごと」展のことは、もうちょっと書きたいので、また読んでくださいね。
ぐるぐるアートな帯あげを染めました。名付けて「アートな帯あげ Candy Candy キャンディ・キャンディ」。
少女の頃にあこがれた、外国のクリスマスとかイースターとかのお菓子。パーッと華やかで、楽しげで、ワクワク、ドキドキする。キャンディって包み紙もかわいいんですよね。気分がぐっと上がります。
そんな帯あげです。
あなたの着物姿を、ワクワクドキドキ、もっとあなたらしく、もっと楽しく、個性的にしますよ。
帯あげは、お顔映りにも影響します。明るい色を持ってくると、お顔もぱっと明るく、華やいで見えます。
これはヒントは歌舞伎の幕(定式幕)です。効かせ色に使ってください。観劇にぜひ!
作り方は、丹後ちりめんの白生地に、地入れをして、青花であたりをつけて、あらかじめ調合した染料を刷毛で染めていきます。それを蒸して、色を定着させます。
こちらは夏物の絽で、薄い生地です。
無地とか、ぼかしとか、しましま以外も作ってます。
帯あげって、締めると、ちょっぴりしか見えませんよね。そのちょっぴりが刺さるんですよね。
ご注文もうけたまわります。よりあなたらしい着姿を。あなたを表現する帯あげ、相談しながら作りましょう。
動画も撮りました。見てね。
コーディネートしてみました。帯は「火の鳥」。
帯は「透明な水」。
帯は「ピンクポルカドット」。
帯は「フェニックス」。
染めているときの写真。こうやって、つながったままで染めていきます。
通販しております。ぜひ→☆
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*メルマガ登録に申し込んでいただいた、K.Aさま(2020/2/21申し込み)、Y.Aさま(2020/2/26申し込み)、確認メールが戻ってきてしまいました。手続きをやり直させていただいたく思いますので、お手数おかけし申し訳ありませんが、以下にメールいただけますでしょうか?どうかよろしくお願いします。
magazine@someoriyoshida.com
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こんにちは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか?
おだやかないい天気で、澄んだ空気。新緑。青空。ゆっくりすぎる空気が流れ、、、
今年のゴールデンウィークはステイホームウィークといわれております。
あなたさまにおかれましては、どうか、くれぐれもご無事で、この禍を乗り越えられますことをお祈り申し上げます。
この4月、私は、地に足がついていないような感覚でした。
閉じこもっているのは、いつものことなのですが、なんか実感がありません。
おかげさまで、帯のご注文をこなしていましたので、それが支えでした。
手を動かして、仕事し続けられるというのは、本当にありがたいことです。
メルマガ、4月の配信は遅れてしまいましたが、ご自宅でお付き合いいだければ幸いです。
《 目次 》
1. 東京キモノショー中止(延期)
2. 元気の出し方
3. 通販サイト《some ori マーケット》
___________
1. 東京キモノショー中止(延期)
5月1日から5日に、東京日本橋にて開催予定されておりました、東京キモノショーは、中止(延期)になりました。延期日程は未定です。
楽しみにしてくださっていた方々には、ご連絡が行き届かなったことを含め、大変申し訳ありません。
私としても初参加予定で、やる気まんまんでしたので、ポッカリ穴が空いた気分です。
とはいえ、私はマルシェ参加でしたが、もっとコアな関わりの方、例えば、実行委員ですとか、ファッションショーを計画されていた方ですとか、そんな方々のガッカリ加減にくらべれば、たいしたことないと思います。
時をあらためて、また参加できればと思っています。
2、元気の出し方
東京キモノショーのように、あちこちで、多種多様なイベントごとが、中止、延期になっています。
そのために準備したいろんな商品が行き場を失い、意気消沈。それも致し方ないこと、、、、と思ったら!
サイトをのぞくと、けっこうみんながんばっていてますね。
SNSや特設サイトで、みんなそれぞれアピールしてたり。お値段も通常よりぐっとお安く。
それを応援の意味もあって、買っていらっしゃる方も大勢いて。
なんだか、みているだけで元気でます。
一生懸命つくって、一生懸命アピールして、それに応える方がいて。
お客さまの元に行った商品たちが、その方を楽しませたり、栄養になったり。
それを垣間見ている私も元気。量が多くてなかなか買えないけど元気。
いいな~~。
これ、世界が良い方向に変わっていく、きっかけになりますね。
3. 通販サイト some ori マーケット
新しい時代の息吹を吸い込みまして、私の通販サイト《some ori マーケット》も新作アップしております。
なんと、動画を撮ってのご紹介です。帯の紹介、見てください。
動画と写真で精一杯で、文章での説明が足りてませんね。ボチボチ書き加えます。
他の作品もアップを続けようと思っていますので、連休のおともに、よかったら、たびたびのぞいてくださいね。
https://www.someoriyoshida.com/store
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