吉田美保子の some ori ノート

なずさま物語4

2022.08.18

 

さて、なずさま物語の4話目です。

前回、なずさまが我が家にお越しくださって、デザインと色が決定した話までしましたので、その続きです。

その決まったデザインをどう具体化していくか?それには、まず経糸(たていと)の作り方を決めます。

いろいろやり方はあります。今回はどの方法が最適でしょうか?

私は、40本ずつのパターンを6つ作り、その組み合わせで、整経することにしました。

図面をバチっと作り、本数を割り出し、長さを決め、必要糸量を計算し、確認を繰り返し、自分を納得させながら進めます。丁寧に確実にこなしていくことが大事です。

糸が機に上がると、大きな山を越えた気分がします。

ふー。

          

なずさま

98通目のメルマガ【夏旅号】

2022.08.08

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(写真は先週の夏旅より。)

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(上4枚の写真は、プリンツ・ゴラーム作品)

残暑お見舞い申し上げます。お元気でいらっしゃいますか?

私は先週、岐阜の亡くなった叔母のうちの片付けに行ってました。

滞在中からどうもお尻が痒いと思っていましたが、帰ってきてよく点検すると、なんとアセモができてました。

きゃー!びっくり。

滞在中、38.8℃なんて出てましたので、さもありなんです。

何はともあれ、熱中症にもコロナにもならず、任務を遂行してきましたので、よかったとしましょう。

体温ごえは初めての経験でした。


(竹田家茶室 栽松庵)

 

《 目次 》

1.   婦人画報!

2.   夏旅

3.   東海地方

4.   国際芸術祭あいち2022


(タイヤ・ルキン・リンクレイター作品)

 

1.   婦人画報!

岐阜滞在中に、お友達が電話をくれて、「婦人画報のサイトに載ってたよ!それもトップページ!」

「え?聞いてないよ」

慌ててスマホで見てみたら、ありました!

トップページは別の画像に切り替わってて見逃しましたが、下の方にバッチリ。トップは次々いろんな画像に切り替わるのだそうです。

それにしても驚きでした。

内容は、「美しいキモノ春号」に載った時のもので、取材を受けたのは去年の12月ですから、懐かしい気がします。

こちらをクリックしてご覧ください。

 


(株式会社張正の展示より)

 

2.   夏旅

岐阜に片付けに行ってきたと書きましたが、実は私、子ども~学生の頃は夏ごとにこの岐阜の叔母のうちに遊びに行ってました。

そのころは、38.8℃なんて気温じゃなかったですけどね。

幼稚園から高校生の頃までは、熊本から。小牧空港に降り立ったこともある。あとはどうやって行ったのだろうな?博多から新幹線で名古屋経由かな?

大学生の頃は、東京から、青春18きっぷで中央線で鈍行旅したり、夜行バスだったりの節約旅行。

夏といえば、岐阜の叔母。

そんな体験を35年ぶりにしてきました。

 


(イワニ・ケース作品)

 

3.   東海地方

ちょうど折りよく、「国際芸術祭あいち2022」というのをやってましたので、行きと帰りに一部をみてきました。

行きは有松。帰りは一宮。

くしくも、両方、繊維産業で栄えた土地です。繊維産業、今はとても厳しいですが、分厚い文化の蓄積がある土地だと思いました。

東海地方は、繊維もそうですが、パッと思いつくだけで、陶器、タイル、和紙、自動車産業等々の歴史と文化が根付いていて、豊かな面白い土地だなあと思いました。

それに芸術祭をやるのもいいな。(前回のあいちトリエンナーレ2019 で、すごく揉めてたのに。不屈こそアートだ!)

 


(真清田神社)

 

4.   国際芸術祭あいち2022

有松も一宮も初めて行きました。

特に有松は、街並みも残ってて、絞りの最盛期は半端なかったんだろうなあって思いました。

ここの「竹田家住宅」というところに展示されていたプリンツ・ゴラームという作家さんの映像作品がとてもよかったです。

一宮では、奈良美智がよかったです。へそまがりの私は、ちょー有名人の奈良さんは避けたい気がするのですが、やはりよかった。実力だなあ。

https://aichitriennale.jp

 


(奈良美智作品)

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(塩田千春作品)

 

きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子


(末松グニエ文作品)

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97通目のメルマガ【くいしばり号】

2022.07.28

      

 

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(写真は仕事風景。なずさまのお着物、整経中。)

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夏らしい青空が広がっています。

大雨だったり、安定しない日々も多かったですが、いかがお過ごしでいらっしゃいましたか?

いよいよ夏も本番ですね。

晴天は、糸を染めたり、糊をつけたりするのに、カラリと乾くので最適で、待ってましたって感じです。
糸に棒を通し、全身を使って、ねじり上げるようにして絞って干すのですが、ふと気づきました。

私、食いしばってる、、、

歯医者さんの定期検診で、「食いしばりに気をつけましょう」っていつも言われるのですが、身に覚えはありませんって不服申し立てをしてました。

あ、これだ、、、

《 目次 》

1.   なずさま

2.   動画も

3.   カラー診断

4.   ゆき和さん

1.   なずさま

完全注文制作ONLYONLYで承っているなずさまの「地球色のきもの」、制作が進んでいます。

昨日、整経が終わりました。整経って機織りの工程の中で、ものすごく大事です。緊張もしますし、ここを過ぎれば、全体像が掴めるし、屋台骨が組み上がった感じです。

さあ、これから、この屋台骨をいかにしっかり支え、丈夫で、華がある、一枚の布にしていくか、がんばりどころです。

2.   動画も

なずさま、7月の初めに我が家に2回目の訪問をしてくださいました。

この日もとても大事な日でした。おかげさまで、色が決まり、より雰囲気がすり合わされ、決まってきました。

動画でその時のこと、しゃべっています。ブログにまとまっていますので、ぜひご覧ください。

なずさま物語3
https://www.someoriyoshida.com/11449

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3.   もうひとつのONLY ONLY

実は、もうひとつONLY ONLYが進行してます。

実際に織るのは来年以降なのですが、山鹿の蚕からいただいた糸で着物と帯を作りたいとのご依頼で、繭も手配済み。

で、かねてから、どんな色やデザインにしようかと悩み中と伺っていたのですが、、、

自分に合う着物について迷子状態から抜け出せないとのことで、カラー診断を受けることになさいました。

迷っているより、プロの手を借りて解決するのが良い。それはそうだ。

それで診断当日、私も同席してきました。

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4.   ゆき和さん

伺った先は、ゆき和さん。

3時間のみっちり弾丸トーク、わかりやすい資料も作り込んであって、説明も丁寧で、納得でありました。

当事者ももちろんだけど、私もぐいぐい引き込まれました。

似合うとされた色は、以前から「こんな色がいいじゃない?」って話に出てた色だったのだけど、太鼓判を押していただき、なお一層、自信を持って制作できそうです。

カラー診断、自分に自信を持つために、アリだと思います。

おしゃれ着ももちろんだけど、正装を作る時も、この診断を受けるといいのでは?

振袖とか色留袖とか。TPOや、ふさわしさとかも大事。加えて自分らしさもしっかり表したい。そんなとき、すごく頼りになると思うのです。

ゆき和さん
https://kimonoyukiwa.com

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

メルマガ

なずさま物語3

2022.07.20

なずさまのONLY ONLY 物語の3話目です。

前回は、5月の連休中に、なずさまが我が家にお越しくださって、色を決めたところまででした。

その後、デザインを整理して図面を作り直し、本数を割り出し、メインとなる色をごく一部だけ染めました。全部染めてしまう前の段階で、なずさまにお見せし、お互いに合意の上、次に進みたかったからです。

なずさま、2度目の来訪。満を持してのお出迎え。7月初旬のことでした。
私は、苔のこともにわか勉強。なずさまが求める苔色とは、若草色とどう違うか分かりたくて。多分、湿度や重さが違うのだろうな。

2ヶ月ぶりのなずさま、そよ風のように登場。暑い頃だったけど、その日はそれほどでもなく、お迎えする方としては安堵でした。

世間話もそこそこに、なずさまによって、準備していた糸は、どんどん選別され決定されていきました。

やっぱ、実物を目の前にすると進みますね。概念論や抽象論でなく、これから織られ、着物となる、実物の糸が目の前にあるので進みます。

この時のこと、動画でしゃべってます。4分30秒です。よかったら見てね。

 

96通目のメルマガ【ありったけの動画号】

2022.07.11

   

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おはようございます。

朝起きて窓をあけ、ムワっとしないだけで幸せです。

昼はいくら暑くてもいいですが、朝晩涼しいと、心が楽ですね。

お住まいのあたりはいかがでしょうか?

昨日は選挙でしたが、私は土曜日に期日前投票し、昨晩は開票速報もチェックせず、スマホのオーディブルで村上春樹の「職業としての小説家」を聴いてました。
まだ途中ですが、染織家も然りと思うこと多々ありました。続きを聞くのが楽しみです。

安倍晋三元首相が銃撃され亡くなられたことに、とてもショックを受けています。白昼、街中で、スナイパーにはとても見えない普通の人に、、、。新興宗教絡みの怨恨とは聞きますが、、、

政治的に支持していたわけでは無いのですが、まだまだこれからやりたいことあったろうにと心が悼みます。

心よりご冥福をお祈りいたします。

《 目次 》

1.   コーディネート勉強会

2.   ありったけ

3.   キャンディ・キャンディ

4.   ONLY ONLY なずさま

 

1.   コーディネート勉強会

「白からはじめる染しごと」という、染めのグループに入れてもらっています。技術を学び合ったり、一緒に展示会をしたり。

作り手同士が横につながり、ムーブメントを起こそうとするのは、なかなか希少で、ありがたい会なのです。

その「白から」で、自分達の作品を持ち寄り、着物のコーディネート勉強会をしました。

コーディネートして撮影した作品は、「白から会」のインスタに少しずつアップされますので、よかったらフォローしてくださいね。

https://www.instagram.com/shirokara_kai/

2.   ありったけ

その「白からコーディネート勉強会」の様子を動画に撮りました。

拙いながら、ありったけの力で編集しましたので、ぜひみてください。(約3分です)

「白から」のメンバーは、それぞれの力を出し合って、ある人は会計、ある人は展示会時の会場設営と、得意分野を生かし盛り上げていってます。

私は、広報係で、動画撮影も絡め、広めていきたいと思っています。よかったらご友人にも紹介してくださいね。次の展示会は、12月10~12日の予定です。

3.   キャンディ・キャンディ

注文いただいて制作していた「アートなお襦袢(替袖)キャンディ・キャンディ」が、ほぼ納まりました。

すてき~~かわいい~!と言ってただけてホッとしています。着物姿のエッセンス、楽しんでいただければ嬉しいです。

ブログにまとまっていますので、みてくださいね。

https://www.someoriyoshida.com/11386

 

4.   ONLY ONLY なずさま

進行中の仕事は、完全注文制作ONLYONLY「なずさま」です。

地球みたいな着物を作るというミッションのもと、取り組んでます。

あ、ちょっと大袈裟でした。なずさまのご希望は、そんな大それたものでなく、狙ってない感じの、何気ないけど、どこにも売ってないご自分だけの着物です。

それを目指して頑張ります。

ブログに2話目まで書いておりますので、よかったらどうぞ。続きも楽しみにしてくださいね。

なずさま物語1 https://www.someoriyoshida.com/11348
なずさま物語2 https://www.someoriyoshida.com/11371

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きものと帯の注文制作

染織吉田 吉田美保子

メルマガ

お襦袢と替袖、お納め

2022.07.03

ずっと取り組んでいた、キャンディ・キャンディシリーズのお襦袢や替袖が、だいたい納まったり、形になったりしたのでご報告です。

あちこちで喜んでいただいているようで、ホッとしています。

今回染めたのは、全てご注文いただいた分。あらためてながめて、ああ作らせてもらえてよかったなあ。

お襦袢や替袖となり、着物姿にエッセンスを加えてくれることでしょう。

こちらはお単衣のお襦袢に。

お仕立ては、お客さまの懇意の仕立て師さんに頼まれましたが、その仕立て師さん、こだわりの染めに「感心しきりでした」とのことでした。

こちらは替袖たち。

ご自分で仕立てられる方には生地のままでお納めし、仕立てをしてのお納めをご希望の方にはこちらでお仕立てをしてお納めしました。(上の写真は仕立て済みの替袖です)

京都のラソワさんでご注文いただいたお客さまです。色を決めるときは、吉澤暁子先生にも入っていただきました。想像以上の出来だと、かわいいかわいいと喜んでくださったそうです。

私もうれしい!

こちらは、ご姉妹の方のご注文。ピンクの方はお姉さまから妹さまへのプレゼントなのですって!空色が共通色で、つながりを表しました。 

こちらもいいでしょ!情熱の赤。チラッと見えるとドキリとしちゃいます。

こちらも、ラソワさんでの「ボンジュール」展でご縁いただいたお客さま。ミントの帯あげをお求めいただいてまして、合わせて替袖もとのご注文。帯あげより少々濃いめのお色にしてパキッと。

 もう一点、ラソワさんでのご注文分、染めたのですが、まだお客さまがご覧になってないとのことで、こちらでのご紹介はまた今度にいたしますね。いっとう初めにご覧に入れるのは、やはりお使いいただく方でないとね。

染めのご注文、とても嬉しいです。納得するまで色合わせして、本番は緊張で心臓が止まる思いですが、楽しくやる気満々で取り組んでます。

あなたの着姿にエッセンス、いかがでしょう?お問合せはこちらからお気軽に→

作品

なずさま物語2

2022.06.18

なずさま物語の2回目です。前回からの続きの動画を撮りました。3分58秒、よかったら見てくださいね。(4分以下に編集、がんばりました☆)

なずさまが、5月4日の緑の日に、我が家にお越しくださったこと話しています。

どんな着物が欲しいかって話で、「地球みたいな着物」っていうパワーワードが出ました!いいですね〜、地球みたいな着物。おおらかに大地と一緒に呼吸するみたいな、そんな着物、目指したいですね。

それから、私が作っていたデザイン画を見て、感想やご希望を伺って、その場で修正して、プリントアウトして。色見本からベストな色を見つけて切り取ったり。

新しいデザイン画をボディに着せたり、ご自分の体にあててもらって鏡で見てみたり。

やっぱ、直接お会いすると進みます!ありがたい、なずなの日でした。

 

なずさま、スタート!

2022.06.08

さあ、新しいONLY ONLY 物語をはじめましょう。今回のヒロインは「なずさま」です。

今回から、物語をひとり語り形式で、お伝えしていきますね。動画を撮りましたので、ぜひご覧ください。3分45秒です。

 

動画で話している「清正公の陣羽織」展のについての過去ログです。なずさまも写ってます!

「清正公の陣羽織展」お披露目会の様子

今回の製作は、6年越しのご注文です。長いようですが、ONLY ONLYでは、よくあります。お互いにとって、機が熟するのをのんびりと待つみたいな。

物語の続きをどうか楽しみになさってください。

95通目のメルマガ【北の思い出号】

2022.05.24

 

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おはようございます。

そろそろ新型コロナウィルスは、下火だと言っていいのでしょうか?

もう大丈夫とは言い難いように思いますが、先日乗った電車は、帰宅ラッシュの時間だったこともあり、ぎゅうぎゅうのおしくらまんじゅう状態でした。

コロナ禍、すでに2年半。早いですね。

1年半くらい前のちょっと緩んだ時、ゴーツートラベル、やってましたね。

実は、あのキャンペーンを利用して、旅をしました。今日はその思い出を書きたいと思います。

《 目次 》

1.   Go to 札幌!

2.   渡邊志乃さん

3.   鈴木和美さん

4.   仕事場について

1.   Go to 札幌!

2020年の秋、「あわせ」というタイトルで、二人展をしました。友禅作家の鈴木和美さんとのコンビで、はじめての場所で、全力で取り組んだ展示会でした。

準備のくたくたが最高潮に達した時、「これ終わったら志乃さんに会いに行かない?」ってふっと言い出して、二人でハイになって盛り上がり、「Go to 札幌!」を合言葉に、展覧会を乗り越えたのでした。

志乃さんとは、札幌在住の葛布織り作家、渡邊志乃さんのことです。
そのちょっと前まではサイトやTwitterなどを拝見するのみで、すごい人がいるもんだと勝手に憧れていたのですが、コロナ禍になり急速に進んだネット環境のおかげでパーソナルに繋がっていたのです。

2.   渡邊志乃さん

初めて降り立った千歳空港は、大きくて、がらんとして、どこか外国に来たような印象でした。向こうから駆けてきてくれた志乃さんは、思っていたよりずっと華奢で、満面の笑みが溢れんばかりでした。

一日目はウポポイをみて、二風谷へ。二日目は志乃さんの仕事場に寄せてもらって、小樽へ。三日目に小樽を見て帰るという旅でした。志乃さんの車でひた走るだだっ広い北の大地、ここは私の知ってる国じゃないな、文化が違う土地に来たのだ。

どの観光スポットより印象的だったのは、志乃チセ(志乃さんの家という意味)です。

志乃さんのブログをリンクします。
https://sessou-kuzunonuno.tumblr.com/day/2022/05/16

3.   鈴木和美さん

鈴木和美さんが、今回、志乃さんが書かれたブログを読んで、

「志乃さんちの薪ストーブの炎、小さなイナウ…。カメラを忘れるほど、神聖な場所。」

と感想を漏らされてました。

そうなんです。ほんと、志乃さんの仕事場の神聖なこと。(イナウとは、木を削り出して作ったもので、アイヌ民族の神様への捧げ物)

決して広くはないし、全てが完璧なわけでもない。それでもリンとした佇まいの、物を生み出す場所である。

が、私は知ってます。和美さんの仕事場もまた神聖であることを。

4.   仕事場について

鈴木和美さんの仕事場にも、伺ったことあります。そちらも素敵なんです。何かがあるというわけでもないのだけど、なんかひかれるし、落ち着きます。

お二人の仕事場に共通するのは、気持ちがいい場所であること。仕事を淡々とこなす場あり、集中力を爆発させる場所でもある。必要にして十分で、生活の場でもあるので日々の営みの温かさもある。

私の仕事場もそうありたいものです。

神聖で大事な場所に入れていただき、うれしかったです。思い起こしてはほっこりしたり、衿を正したり。

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94通目のメルマガ【塩袋号】

2022.05.08

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(写真は最近の仕事風景と、出かけた先です。)

 

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おはようございます。

ゴールデンウィーク、最終日ですね。いかがお過ごしですか?

今年の連休は天気がコロコロと変わりましたね。爽やかな日あり、ちょっと寒かった日もあり。

今日はうちの辺りはなかなかいい天気です。お住まいのあたりはいかがでしょうか?

私はこの連休、昨年からずっと続いていた落ち着かない日々が一区切りした感じで、 腰を据えて仕事をしていました。

1日だけ出かけましたので、今日のメルマガはそのことを書こうと思います。

《 目次 》

1.   塩袋

2.   昔から

3.   たばこと塩

 

1.   塩袋

5月1日、冷たい雨の日でしたが、東京スカイツリーのお膝元にある「たばこと塩の博物館」に行ってきました。お目当ては、特別展「西アジア遊牧民の染織 塩袋と伝統のギャッベ」です。

私はなぜだか、昔から、この「塩袋」というものに、とても惹かれるのです。

塩袋とは、西アジアの遊牧の民が、家畜に塩を与えるのに使う羊毛を手織して作った袋で、いわば、生活の道具、仕事の道具なのですが、目が離せなくなるほどいいのです!

色彩も、テクスチャーも、技法も、形状も、自由で伸びやかで愛らしくて、かつ、道具としての役目をまっとうしている。これぞ、私が目指すものって感じがするのです。

*「西アジア遊牧民の染織 塩袋と伝統のギャッぺ」展は、たばこと塩の博物館にて、5月15日日曜日まで。
https://www.tabashio.jp/index.html

  

2.   昔から

私が、西アジアの染織文化に興味を持ったのは、実は大昔です。大学生だった私は、バックパックで旅に出て、初めに行ったトルコで絨毯に出会い、その流れで、絨毯よりずっと素朴な、キリム、ギャッぺ、ヤギに乗せる袋、塩袋、などに出会いました。

目から鱗というくらい感動したなあ。織物で感動したのはあれが初めてでした。素朴になればなるほど好きでした。思えばあれが原点かも。

好きなものは変わりませんね。その頃私は絵画をやってる美大生で、染織やテキスタイルはほぼ興味なしだったのですが。

3.   たばこと塩

「たばこと塩の博物館」には常設で、その名の通り、たばこと塩についての展示があります。専門博物館なので、とても詳しいです。

それで思ったのですが、たばこも塩も、文化のかたまりだなあと。

塩は生きていくのに必要ですから、どうゲットするかに力を注いてきたかというのは容易に想像できますが、日本と世界で、こうも違うのかとびっくりしました。日本では海水から作りますが、世界では岩塩を鉱山から掘り出したりするのです。

たばこは、今こそ肩身が狭い思いをしていますが、文化の花形スターだったのだなあ。自然のものを加工して、嗜好品として高めていく。人間が欲しくて欲しくてたまらないものにする。そのエネルギーはすごい。

それは、パイプやキセルなどの吸引道具、たばこ入れなどのおしゃれアイテム(反物から選べるようになってました!)、目を引くパッケージなど、あげたらキリがありません。

たばこが文化の花形スターの座から撤退して、そろそろ30年でしょうか?それに変わるスターは誰でしょう?

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