ショール、できあがりました!
オペラピンクの水玉がかわいいの。
気分が上がるショールです。
通販サイト「some ori マーケット」にて詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》にご登録いただき、ありがとうございます。25通目のメルマガをお届けいたします。
おはようございます。
秋も本番、いい季節ですね。お元気でいらっしゃいますか?
うちのあたりでは清々しい秋晴れの日々が続いておりますが、あなたさまのお宅あたりではいかがでしょうか?
私は、夏から取り組んでいた熨斗目(のしめ )のお着物が織りあがって、ほっとしています。
今日のメルマガは、最近思ったことなど書いてます。
よかったら、お付き合いください。
《 目次 》
1. 「安達絵里子のきもの生活」に載った
2. Mさんと安達さん
3. 熊本地震のその後
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1. 「安達絵里子のきもの生活」に載った
きものライターの安達絵里子さんは、「婦人画報」誌のウェブ版に連載をもってらして、日々のきもの暮らしを綴っていらっしゃいます。丁寧な生活を、丁寧な目線で書かれていて、すごくすてきです。
安達さんはお住まいが、私のふるさと熊本ということもあって、いろいろ教えていただいたり、ご協力いただいたり、仲良くさせていただいています。
その「安達絵里子のきもの生活」の最新版に、「オンリーワンの誂えきもの」として、私が織らせていただいた絵羽のお着物、「Good Morning Koh!」について書いてくださいました。このお着物を織っていた頃のことを思い出して、じーんとしました。しみじみいい文章なので、ぜひお読みくださいね。
こちらのブログからリンクたどってください。
https://www.someoriyoshida.com/5964
2. Mさんと安達さん
つい先日の土曜日に、お客様のMさまが我が家を訪ねてくださいました。このお方、なんと、2016年の秋に熊本で開催した個展「清正公の陣羽織」展に、東京から駆けつけてくださったんですよ。
それで、いろいろお話できて楽しかったのですが、上記の、安達さんの話になり、「あの方はいい方ねえ。熊本に行って、安達さんに会えて本当によかった」とおっしゃいました。
うっわーと思いました。
その個展は熊本地震の後の熊本を盛り上げるというのが目的で、安達さんは惜しみない協力をしてくださいました。Mさんは、地震のあとの熊本への応援、ヨシダの個展、ご自分の休暇などの理由で来熊くださったと思うのです。
安達さんと会ったのは、本当にたまたまです。
それがMさんの記憶に深く残り、2年たった今、私のブログを介在として、安達さんの文章を読み、熊本を思い出してくださっている。
何とまあありがたいこと。全く意図しなかったところで、ご縁の芽が出ている。うれしいなあと思いました。
3. 動画
その2年前の熊本での個展の時に、小さな取材を受けました。地元で配信しているネットニュースの取材です。
2週間ほど前、そこの方がまたお声をかけてくれて、その後の話をしてくれとのことでした。それで、アイフォンで動画を撮って、個展の時の写真とともに送りましたら、配信後に、私が喋ってるところを抜き出して編集してくださいました。
地震の後、個展をやってよかったのは、「種まきができた」ってことだと喋っています。
ちょっと恥ずかしいけど、リンクしますね。3分26秒です。
小さな種が、風に乗り、鳥に運ばれ、私の知らないところでどんどん芽を出していけば、うれしいなあ。
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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》25通目のメルマガ【種まき号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。
ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。
配信停止をご希望の方は、タイトルを「配信停止」として、このメールをそのまま返信してください。
これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。
どうかよろしくお願いします。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com
けむさま のONLY ONLY、熨斗目のおきもの、湯通しのあと、湯のしに出してました。
湯のしってのは、反物に蒸気をあててもらって、ツヤを出すのです。
それで、ふんわりツヤツヤになって帰ってきました。
今回のけむさま のお着物は、絵羽なので、身頃2枚、袖2枚、衽(おくみ)、衿の6パーツに分かれてます。
見て!このツヤ!!柔らかくて、適度なコシがあって、これぞ、絹。
これ、糸がいいんだよなー。特別な絹なのです。「ぐんま200」っていうブランド繭からとった座繰り糸をふんだんに使って織りました。希少で貴重な国産繭です。
座繰り糸、適度に節もありますよ。グラデーションの切り替えのアイキャッチポイントに、意識して使います。
いい風情だねえ。
部屋中に広げて、最終検反。サイズを測ったり、よーく検証します。
昨日、これらを抱えて、仕立ての平山さんのところに行ってきました。キモのところ、調べてもらってオッケーもらいましたよ。よかった、よかった。
今回のONLY ONLY、仕立て師の平山さんと組めて本当によかったです。絵羽ものは、仕立てでキチっと計画通りに組み立てられないと意味ないのだけど、それが織り手だけじゃ把握できないところあるのです。
自分だけじゃどうしようもない時は、人と組んでクリアする。今回は、けむさま が要になって、組ませてくださいました。本当にありがたいことでした。
というわけで、けむさま のONLY ONLYは、私の手元から羽ばたいていきました。このあと平山さんに仕立てていただいて、けむさま の元に着地します。
達者でな〜。
この子は、けむさま の元で、羽ばたき続けると思います。おしゃれで社交的なけむさま を大切にくるんで、きっといろいろにお供させせていただけるでしょう。私もとても楽しみです。
けむさま 、どうか、よろしくお願いします。
きものライターの安達絵里子さんは、婦人画報のウェブ版に「安達絵里子のきもの暮らし--きものが教えてくれること」と題する連載を持っておられて、毎回楽しみに読んでます。早いもので昨日の配信で、18回目でした。
そこに、ONLY ONLYで織らせていただいた「Good morning, Koh !」を登場させてくださいました!
タイトルは「オンリーワンの誂えきもの」です。ぜひぜひ、お読みくださいね。
うふふーと思ったは、この中で、安達さんは成長された息子さんを、今も
「なんてかわいい子なんだろう!」
と毎朝感動しながら起こしていると、書いていらっしゃること。なんとすてきな朝の儀式なんでしょう!
思い起こせば、このおきものを作るためにメールのやり取りをしている時、安達さんは息子さんをどれだけ愛しているかを率直に語ってくださいました。その真っ直ぐさに打たれ、濁りや飾りのない、奇をてらわない、ストレートなきものにしたいと、染めに織りに取り組んだのでした。
この安達さんの連載「安達絵里子のきもの暮らし」は、毎日きもので生活していらっしゃる中で、気づいたこと思ったことなどを書き綴っておられます。きもの生活はすでに14年、お子さんが一歳半の時からだそうです。載せてらっしゃる写真に小さい頃の息子さんが写っているのもほほえましいです。ぜひ、過去の記事もお読みくださいね。
さあ、けむさま のONLY ONLY、のしめ のお着物、織り上がりましたよ。長かったーー。
きものは、帯やショールに比べ、だんぜん長尺ですので、織ってる時間も長いです。心の中で、けむさま と対話しながら織っています。
くじけそうになると、けむさま が送ってくれてる応援エールをキャッチしますよ。
おかげでどうにか乗り切りました。
織り終わって、早速、湯通しして、伸子張り(しんしばり)してます。織る時にできるちょっとしたゆがみは、この段階で調整します。
けむさま のONLY ONLY、のしめのお着物、織ってますよ。
織ってる時は、たんたんと。気持ちにも動作にも起伏なく、、、平坦に。
けむさま は、ヨシダさんの色の感覚が好きだとおっしゃってくださったので、そこのところ、自信を持って。
きちんと法に従って。でも遊び心をときどきひょっこりのぞかせて。
姿勢を正しく。それがいい織物にもつながるし、体が疲れず、仕上がりも早い。坐骨、骨盤、背骨、首の角度。意識して。姿勢が乱れたら、ちょっと休んで立て直す。
楽しい気持ちで。心を楽に。そういう着物を織りたいし、けむさま がこれをお召しの時も、そうであって欲しいし。私もそうありたいし。
織ってるところの動画です。17秒。メルマガ読んでくださってる方にはすでに配信ずみのものです。
もう一息。たんたんと励みます。
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おはようございます。
3連休、いかがお過ごしでしたか?
私は、連休とは関係ないのですが、その前日に、信州松本へ出かけてきました。
この夏は暑すぎてどこにも行かず閉じこもっていたので、ものすごく久しぶりの遠出で、リフレッシュできました。
日常を離れるって、たまには必要ですね。今日のメルマガはその日のことを書いています。
よかったら、お付き合いください。
《 目次 》
1. 本郷孝文先生
2. 見ていただく
3. 手織物の織物組織図ノート
4. 節約旅事情
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1. 本郷孝文先生
松本へ出かけた目的は、染織家の本郷孝文先生をお訪ねすることでした。
着物や染織に興味がある方なら、本郷先生のお名前、ご存知のことと思います。この世界の第一人者のお一人です。私はこれまでお会いする機会はなかったのですが、織られたお着物を拝見することは幾度もありまして、すごすぎて目が点になってました。植物染織で鮮やかな澄んだ色を染め、組織織りで存在感がありかつ滑らかな作品を作られる方です。
今回は、先生とお会いでき、お話しできて、本当によかったです。
ネットを介してとかじゃなくて、実際にお会いできたということ、それも先生のお作品がまさに生まれている現場でお話しできたことがよかったです。
(それをメールマガジンでいうのもなんですが、、、。いつかあなたさまともお会いしましょう!)
お仕事場は広くて清々しくて、道具類は使い込まれていて、長い経験の蓄積で吟味され、ああ、ここであの美しい織物たちが生まれたんだなあと思いました。
素朴な仕事場だとも思いました。特別なものは何もないのです。昔からの染織の仕事を、ご自分なりに研鑽を積まれ、続けてこられたのだと思いました。特別な仕掛けがあるわけではないのに、作られるものは、本当に特別なものになる。それが、手仕事の魅力だし、行き着いている人にだけができることだと思いました。
ブログに書いてますので、よかったらそちらもお読みくださいね。写真も載せてます。
https://www.someoriyoshida.com/blog
2. 見ていただく
私が織ったものを持って行って、それを先生に見ていただけたのも、本当にありがたかったです。
自分としてはできることはとにかくやって、もう一歩先に進むにはどうしたらいいのだろうかと悩んでいましたので。
私の着物地や帯地を見て、先生はいいところも見つけてくださいましたが、改善点もいくつか教えてくださいました。
これは、本当に本当に本当にありがたいご指摘でした。なかなか言ってもらえないのです。目が開きました。
ふっと、思いましたが、この度、初対面の先生とお話が弾んだことも、とてもうれしかったことでした。
もちろん、対等にできたわけではありません。先生が私のレベルまで降りてきてくれたから話せたのです。
それでも、会話のキャッチボールができたので、私、少々成長したんじゃね?とうぬぼれました。笑
3. 手織物の織物組織図ノート
ブログにも書きましが、先生がお作りになった「手織物の織物組織図ノート」をいただいてしまいました。
組織図というのは織物をするものにとって、宝島の地図のような、読み解いて、お宝にたどり着くヒントが詰まっている図なんです。
それを一冊にまとめ広めるというのは、手の内を明かすことになるので、本当に行き着いた人しかできません。いただいてしまったからには、しっかり受け継がねば、、、ひゃー。
このノートに、何気なく印象的な記述ありました。
目次の裏に「凡例」の欄があって、読み解いて行くときの注意点など書かれているのですが、その最後に、こう書かれてます。
「説明の不足は自身で考証すること」
はい先生、これに尽きます。
4. 節約旅事情
今回の旅は、高速バスを使いました。新宿発松本行きなのですが、途中の高速道路の日野バス停から乗りました。待っている時、時速100kmを超える車が目の前をビャンビャン走りますので、ちょっと怖かったです。
でも、バスの旅は鉄道と比べるとお安いですね。往復割引とネット決済割引も適用され、5,190円でした。片道2,595円の計算です。150km先に行くのにこのお値段はリーズナブルですよね。
久しぶりの松本なので地図がいるなと、あらかじめ図書館でガイドブックを借りました。それを読むと、松本駅前にレンタサイクルがあって、なんと無料だと!もちろん借りました。
ピカピカの新しい自転車で、変速ギアもついてて、暗くなると自動でライトも付きました。これがタダなんて、松本市、太っ腹。
この自転車で、松本の街をさっそうと走りました。お返しするときに、「おかげさまでいい1日でした」と係のおじさんに言うと、にっこりしてくださいました。
お安く旅ができて、大変よかったですが、反省点としては、高速バスの予約の仕組みをもっと事前に把握しとくべきだったということです。
そんなに混んでないだろうとたかをくくって、予約を入れたのが前日だったのですが、実はとても混んでいて取りたい便は取れず。結果、朝は5時45分にうちを出て、帰ってきたのは、夜の11時半でした。
説明を読むと、予約の変更はできるようなので、お伺いすることになってすぐに仮押さえすべきでした。
ま、体は疲れましたが、おかげで、1日フルに松本を楽しめましたので、よしとしましょう。
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染織吉田のメルマガ、《 some ori 通信 》24通目のメルマガ【松本号】をお読みいただき、どうもありがとうございました。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com
信州松本、あこがれの本郷孝文先生のお仕事場へ、おじゃましてまいりましたー!
なんとまあ、ありがたいことなんでしょう。訪問のお願いに、「どうぞお出かけください」とのお言葉。こんな光栄、あってもいいものかしらと思いながら、よろこびいさんで、駆けつけてまいりました。
本郷先生のお作品は、ずっと以前から拝見してましたが、ご本人にお会いするのは初めてのこと。ドキドキでしたが、自然で丁寧で、お優しい方でした。
お仕事ぶりと同じです。
工夫と経験が詰まったすばらしい仕事場もつぶさに見せくださいましたし、膨大な量の織り作品の端きれも見せてくださいました。天然染色、手織りの仕事にとって、最高で自然でまっすぐな環境を整えられ、長い年月、日々仕事の積み重ねをやってらっしゃるように思いました。
私が持っていった帯や着物も丁寧に観てくださり、糸の使い方のことなどで、大きな気づきを与えてくださいました。自分でやってるだけでは見えなかったものが、こうやって、いくつも越えて先の先の先を行っている方に助言いただけると、一気にパッと目が見開くように思います。
ま、だからと言って、それができるかどうかは、また別の話。やるしかありませんが。
「こうやったほうが楽しいね」って、ものすごい面倒な作業を軽く言われるのが印象的。大変さは関係ないのだよね。いいものできたら、楽しいです。はい。先生、おっしゃる通り。ひゃー。やるしかありません。楽しくやって、将来を切りひらくのですね。はい。やります。
お弟子さんのサランさん。本郷織物の素晴らしさを受け継いで行かれることでしょう。
松本、本当にいいところでした。上の写真は松本城の天守閣から。
お蕎麦屋さんの窓。
コーヒーは、「まるも」で。
*ひとつ、ちょー自慢!宝物をいただいてしまったのです!
こちらのブログに載っている「手織物の織物組織図ノート」!本物!!
私は以前からこちらのページの愛読者でした。初めはどなたのブログか知らず、「これは只者じゃないな」と。で、読み込むうちに、あ、本郷先生だと気づきました。ずーっと遡って全て読みました。どのページも本当にすばしいです。ため息つきながら何度も再読しています。
*本郷先生の「手織物の織物組織図ノート」は、我が家にお越しになる織物関係者の方々にお見せします(だって自慢だもん!)が、貸してはあげません。コピーもダメです(製本が傷むから)。書き写してってくださーい。
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23通目のメルマガをお届けいたします。
こんばんは。
いかがお過ごしですか?
10月になったなんて信じられませんね!
信じられないけど、暮れるのが早くなり、ああ、秋なのねえと思います。
あの終わることはなきかのようだった暑い夏はどこに行ったのでしょう。
台風に翻弄された9月をへて、知らぬ間に10月となってました。(台風はまたきてますね。ご注意くださいね!)
この分では、知らぬ間に冬となるのでしょうか。
今日のメルマガは、織っているときの姿勢についてです。お付き合いください。
《 目次 》
1. 織ってます
2. 正しい姿勢で
3. 杼箱を上げる
4. 外国のお菓子
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1. 織ってます
染織吉田では、ただいま、完全注文制作ONLY ONLY、けむさま の熨斗目(のしめ)のお着物を織っています。
さまざまな準備段階をへて、最終コーナーといった具合です。
けむさま に織っているところの写真を添付してメールしましたところ、とても喜んでくださって、次のようなご返信くださいました。
「自分のものになるであろう着尺が、まだ機にかかっているところが見られるなんて、感激します。どの着物たちもこういう過程があったのだけど、やっぱり特別な一枚です。織る方の気持ちも一緒に織りあがるのですね。」
そっか、着物をお召しになる方は、それが、どういう風に作られているのか、知識としては知っていても、ご覧になる機会はないんだなあと改めて思いました。
このご返信、とってもうれしかったので、続けて動画も撮ってお送りしました。
2. 正しい姿勢で
それで、そのお送りした動画を、自分で見て、反省点しきりです。
織るときの姿勢がブレてますね。
着物を織ると腰が痛くなるのですが、これが原因かも。
織りの仲間にも見てもらって、どうしたらいいか、アドバイスいただきました。
よかったらご覧ください。
短縮版 17秒
https://youtu.be/eR-JJJaknEU
お時間ある方はこちら 1分36秒
https://youtu.be/a-IVFuvbYtk
3. 杼箱を上げる
それで、意見を総合すると、杼を持ち替えるときに、手を無理に伸ばすことで体がブレてると。杼箱の高さがよくないと。
杼箱っていうのは、織り機の両端についている箱のことで、杼(織るときにヨコ糸をセットして、タテ糸の間に通していく道具)を何丁も使うときは、使っている以外のものを置いておきます。
今回は、19種類の糸を使っていますので、杼の数も19丁です。一越ごとに、次に入れる糸を選んで入れていってます。
これの高さが、手を伸ばしたときの場所にピタリと来ていないのが、体がブレる一つの原因ではなかろうかというわけです。
それで思い切って、杼箱の高さを変えてみました。
どうやって杼箱の高さを上げたか。
単純に、木工作業しました。添え木を作って、その上に打ち付けました。
織るときの振動は相当なものですので、しっかりつけねばなりません。
織りの仕事に木工作業はつきものです。私ももちろん電動ドリル、持っています。
これで、下穴をあけて、太めのネジをしっかりと刺し込み、止めます。
さて、これで長時間の作業が安定してできるようになるか?
そして、めざすけむさま のお着物が、ちょっとでも風合いよく着心地のいいものになるか。
それに向けて、全力投球です。
4. 外国のお菓子
突然話は変わりますが、外国のお菓子、食べることがありますよね。いただいたり、どこにでも気軽に売ってますし。
日本のお菓子との違う点は、一個で満足ってことだと思いませんか?
日本のお菓子は、食感も軽く、あっさり目で、味も控えめ。美味しいけど、ひとつ食べても満足できず、ついつい手が出て、一袋あけちゃったってことありませんか?(私はあります)
その点、外国のお菓子は、甘かったり、香りが強かったりして、美味しいけど、ひとつで十分、場合によっては半分で満足だったりします。
外国住まいが長かった方によると、帰国してすぐは日本の食べ物は物足りないと思われたそうです。
こう考えると、外国のお菓子の方が、嗜好品としては正しいかも。摂取総カロリーも外国産の方が低いかも。
染織家も太れないので気をつけないとね。。。木工作業をしたりなどは、織り機の下にもぐり込んでするときもありますしね。
とはいえ食欲の秋、楽しみましょう!もぐもぐ。
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ご感想、ご意見ございましたら、このメールに返信する形でお送りください。
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これからも、some ori や、きものや、モノ作りを通して、あなたさまとご縁を育んでいきたいと思っております。
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きものと帯の注文制作
染織吉田 吉田美保子
http://www.someoriyoshida.com
さてさて〜、けむさま ののしめのお着物、織り始めておりますよ。
今回は、19種類の糸を駆使して織り進めます。上の写真はターコイズの糸。9種類。
杼が10丁写ってますが、メインの色は2丁杼で織りまして、左の二つは同じ糸が入っています。この糸、けむさま のご要望で、試し織りの時より、一段濃い色を染め足した分です。よりメリハリの効いた、のしめらしいのしめになりますね。レモン色との相性もよさそうですな。
白は4種類。微妙に、ターコイズ系の白と、ど真ん中の真っ白と、レモンぽい白に染め分けました。グラデーションのキモです。
レモン色は8種類。身頃にどーんと入りますので、分量は多いです。出過ぎないような感じで。でもあっさりしすぎず、表情豊かを目指します。
巻いてるところ〜〜。
こんな感じで種類別に立てておきます。